周波数の不思議
今朝の出来事。
ようやくAppleミュージックで藤井風の「花」をライブラリに追加して、初めてちゃんとフルで聴いた。
そこでなーんかピンときた。
「この曲、何かが違う」
なんでもすぐ検索する自分は、ひとまずこう調べてみた。
「藤井風 ピアノ ピッチ」
するとやはり。僕の耳は間違っていなかった。
どういう事かと言うと、
藤井風の「花」は、世の中のほとんどの曲よりもわずかに「低い音」で奏でられていたのです。
長く調律をせずに音がズレたピアノで弾いた時のあの感覚。「古さ」「懐かしさ」「緩さ」を感じるあの感覚。これが「周波数の不思議」。
定量的に示すと、A=440hzではなく、A=432hzで作られている、ということ。
全ての音は、空気を揺らすことで聴こえる。
その空気を揺らす速さの単位が、「hz」(ヘルツ)であって、多くの音楽はピアノの決まった箇所の「ラ」の音が440hzになるように調律(チューニング)して演奏されるようだ。(世界基準で定められているらしい)
そしてこの「花」はこの基準音の「ラ」が、440hzよりも8hz低い、432hzということ。
それは、鍵盤でいうとラの一つ下の「ラ♭」と「ラ」の間でわずかに「ラ」に届かない「ラ」の音ということ。
そして、調べるとこれは「まつり」「grace」にも同じことが言えるらしい。
聴き直してみたら、イントロから確かにそうだった。けど「花」のピアノの和音の方が自分には分かりやすかったから、今回「花」で気づいたのかも。
ちなみにこの「432hz」はスピリチュアル的にも大きな意味を持っているそうですよ。
こんな事を書き綴っていたら、小学生の頃、調律師のおじさんが家にやってきてうちのピアノの調律をしてくれるのを思い出した。一年の決まった時期に必ず一度来るので、あぁまたこの時期が来たのかと感じる出来事の一つだった。
その時に家じゅうで一時間ほど響き続けるピアノの「ポーン」「ポーン」という、本来のピアノのあるべき音からズレた周波数の音がとても心地よかった。
子供の自分はその調律師さんの作業を少し離れたところからチラチラ見たり見なかったりしながら、「ピアニストもいいけど、調律師もいいな」なんて将来のことを考えていた事も思い出した。
今日は予期せず「枠にはまらないもの」にも心地よさを感じられるのは良い感覚だと気づけた良い朝でした。
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