Addicted To You 聴き比べ
本日発売の宇多田ヒカル “SCIENCE FICTION” がすばらしすぎるので、勢いのままに。
気が向いたら他の曲もまとめたいな。
※素人が個人的に思った事を書き綴っただけなので、間違っている捉え方や表現があったらご愛嬌でお願いします。
Addicted To You (1999)
インパクトのあるタイトルと歌詞どおり、「addicted」な苦しさや真剣さ、「今おとなになりたくて、いきなりなれない」どうしようもなさを感じる気がする。
スネアの攻撃的な音と、イントロからずっと流れる怪しげなハープが印象的。
「君にAddictedかも」と歌っていたけど、一番最後には「I think I’m addicted to you」と確信したのかな?
とにかく、歌詞から見える景色がそのままサウンドに現れたという印象で、すっごく好き。
Addicted To You (Re-Recording)
今のヒカルさんの声でこの曲を歌い、さらにベストアルバムの一曲目に持ってくる、その意味はなんだろうと想像する。
聴き比べてみると、まずはオトナの余裕を感じると思った。
まずイントロのフェイクから余裕を感じる。
「どこまでも」と「I’m in love with you」のオクターブ上のコーラスや、「だけどそれじゃ」の声が特にきれい。
原曲のトゲトゲしさがやわらぎ、歌詞の景色を俯瞰して眺めているような余裕を感じる。
サウンド面では、しゃりしゃりした高音域やスネアの音が丸くなり、その分ベースやキックの低音域が太く広がった印象。
原曲よりも音の数がシンプルに削ぎ落とされたあたりは今っぽいし、余裕を感じるのはそのせいかも。
一番最後もアウトロ無しで歌い切って終わるのも潔くてかっこいい。
結論、原曲も尖っていてカッコ良いし、Re-Recordingももはや新曲のような新しさを感じる。
ヒカルさん一曲目からとんでもないものを持ってきたなぁ〜。最高。