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日本IBM と順天堂大学 が切り拓く転院マッチングの新時代
日本IBMと順天堂大学が、退院を控える入院患者向けの最適な転院先提示システム「Patient Flow Management(PFM)AIマッチングシステム」の構築・運用に向けた取り組みを開始した。
患者の同意を得たIDを基に、病名や居住地域などの条件を考慮し、転院先候補を自動的に提示する仕組みである。試算では、退院調整に関わる業務を2割以上効率化できるとされ、医療現場に新たな風を巻き起こす可能性がある。
本システムは、以下の点で医療業務の革新を実現する。
・患者の情報を元に、約4000の医療施設から最適な転院先候補をAIが選定するため、担当者の判断ミスや負担を大幅に軽減する。
・電車、車、徒歩といった各種移動手段ごとに医療機関までの経路が地図上に表示され、患者やその家族が具体的な移動方法をイメージできるよう設計されている。
・順天堂大学医学部附属順天堂医院の山路健副院長が示す通り、2024年度中の本格運用を目指し、地域医師会や介護施設との連携により、登録医療機関数を約1万にまで拡大する計画が進行中である。
このPFM AIマッチングシステムは、患者の転院調整業務の効率化と医療機関との連携強化に大きなインパクトをもたらす取り組みである。
reference🔗
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02136/?SS=imgview&FD=1420933308
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