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なりゆきちゅうもん。

続きです。

今回は成り行き注文の説明をば。
成り行き注文とは、何でもいいから買いたい・売りたいときに使う注文のことです。売買が成立するのは今の値段とは株は限らないので、現在の値段で必ず売買ができる、ということはありません。思ったよりも高い値段でしか買えなかったり、安い値段で売ることになってしまう可能性もあります。でも、どうしても今欲しい!今売りたい!というときはこの成り行き注文と出すことで可能になります。
よくあるのは、損益が出始めたときに成り行き売りを使う、損切などのときには成り行き売りをすぐに出すべきです。
株で初心者が最もありがちのことは値段が下がって損になりながらも、自分が買った名残惜しさから「もう一回上がるまでは…」と変な期待をして結果大損害になることです。株は10試合あって5勝5敗だったらトントンになるわけではありません、1勝9敗でもその1勝がとても大きければ通算で儲けることができます。つまり、逆に言うと、損をどれだけ小さくすることができるかは株の運用の上でとても大事なことだと思います。
この価値観はとても難しい部分だなと思いました。みんな、損を含んでも認めずに損切りできないといったシチュエーションは容易に想像できます。ただ、損を小さくすることは株の必勝法の一つとして掲げられます。これ以上損が膨らむ前に成り行き注文で売る!というのは一つ念頭に入れておくべきだと思います。

逆指値注文の利用

上記の損切をスムーズに行うために逆指値注文を使うとスムーズに行えます。これは前回の記事の指値注文の逆で、
・○円以下になったら売る(損切でつかえる)
・○円以上になったら買う
といったシーンで利用することができます。例えば株を3000円で買った場合、買った後すぐに損切のために「2800円になったら売る」と逆指値注文をしておけば、その値段になれば勝手に損切してくれます。
さらに、「3300円になったら売る」という設定をしておけば、勝手に利益確定をしてくれることもできます。もちろん、利益確定は上がどこまでいったらという個々人の狙いがあるので手動でも問題ないですが、この損切をスムーズにやるためには特に便利な機能の一つとなります。

最後に

全2回ではなした成り行き・指値・逆指値以外にも便利な注文方法を各証券会社ごとに用意しています。自分がやりたい銘柄が見つかったらその会社について調べてみるといいと思います。ただ、どんな注文方法でもきほんになるのはこの3つの考え方です。これをシッカリ覚えておけば基本的には売買の戦いに挑むことができると思います。
とっても気持ちがわかる、損切ができない原因。。でもそこをきっぱりと断ち切ることで見えてくるものがあると思います。この辺りは勉強しながら身に着けていきたいと思います。では次回からは投資信託とNISAについて少し話を進めていこうと思います。ではまた。

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私の常日頃の生活をベースに、皆さんの役に立てたり、探しているものを紹介できたらと思っています。今後もよろしくお願いします!