見出し画像

初心者ハンデ戦について考えてみる

この記事はPCまたはXboxの「Age of Empires 2 Definitive Edition」(略してAoE2)というRTSゲームに関する記事です。

最近、とあるYoutuberの方が、このゲームの初心者でもランクマッチなどの対人戦に気軽に臨めるよういろいろ企画してくれている中で、自分も以前から思う所があったので、自分の意見をまとめるためにこの記事を書いてみようと思います。

強くなりたい初心者向けのハンデ戦

このゲームは知識と経験でどこまでも強くなることができて、正しくe-Sportsと呼べるものだと思います。

オーダーを覚えれば領主戦で相手と互角に戦えるようになるし、基本的な兵科の特徴を覚えれば城主戦で一進一退の攻防を楽しむこともできる。内政と軍隊のバランスを理解すればスムーズに帝王に移行して遠投を出してベテランの相手に勝つこともできます。

今、このゲームを楽しめている人達というのは、オーダーや兵科特性を覚えるという努力(労力)の必要性を受け入れた、またはそれが努力(労力)ではなくて趣味であるという認識を持った「強くなりたい初心者」だと思います。

そういう人達同士の場合は、例えば「羊を食べるの禁止」といった細かいハンデを与えて調整すれば互角な勝負を楽しめるようになるのではないかと思います。

そこで、その細かいハンデとして以下のようなものを設定して、試合前に認識を合わせて対戦するというのはどうでしょうか?

  • 羊を食べるの禁止

  • 猪を食べるの禁止

  • 鹿を食べるの禁止

  • 苺(木の実)を食べるの禁止(これは暗黒で畑を張れなかったら無理かも)

  • 相手が進化するまで自分が進化するの禁止

  • 聖なる箱を取るの禁止

  • 町の中心(TC)の増設禁止

  • 城を2個以上建てるの禁止

  • 農民の人口制限(領主30人、城主60人、帝王90人まで)

  • 施設を1個建設する毎に農民を1人消去

プレイヤーをだいたいの熟練度の低い順に並べて、その横に上記のリストを並べ、各プレイヤーは自分より下位にあるハンデを全て適用するというようにすれば各自が本気を出しても互角な勝負が展開できるのではないか、と思います。

もう一つの初心者グループ

しかし、上記のハンデはオーダーや兵科特性を覚えて強くなりたいというプレイヤー同士での戦いの調整はできると思いますが、初心者という括りにはもう一つ別のグループがいます。

自分がXboxでやってるから特に感じる事なのかもしれませんが、試合に勝つための操作方法が分からなくてすぐに辞めちゃった人とか、分からなくても街づくりだけを楽しんでいるシムシティ層のような「真の初心者」です。

こういう層の人達は施設や兵種のアップグレードとか、例えば「全ての弓小屋を選択」をする方法を知らないので、そういう基本的な操作方法を知っている人と比べると圧倒的な戦力差がついてしまいます。

なので、こういう人達には一緒にゲームをしながら操作方法や基本的なセオリーを教えていかないといけないのですが、それをゲーム中にやろうとすると、どうしても教える人が自分の上達ぶりを自慢したくて意地の悪い攻め方をしたり、上から目線になってしまって、不快感を感じた初心者は2回目以降に来てくれなくなります。

そこで、必要なのは「初心者が初心者のまま成長しなくても試合を楽しめる環境」なんだと思います。それを実現するために、教える側に以下の制限を設けるのはどうでしょうか?

  • 猪を食べるの禁止

  • 鹿を食べるの禁止

  • 相手が進化するまで自分が進化するの禁止

  • 聖なる箱を取るの禁止

  • 町の中心(TC)の増設禁止

  • 農民の人口制限(領主30人、城主60人、帝王90人まで)

  • 施設を1個建設する毎に農民を1人消去

初心者と同じような行動を取るというのが基本的なコンセプトですが、上記の制限を適用すると、ちょうど真の初心者と同じぐらいの強さになってバランスがとれるのではないかと思います。

最後に

このゲームを盛り上げるためには、この真の初心者の人達が何回か集まりに参加してくれて、イノ引きとかTCの増設といった、基本的なことを覚えたら強くなれるんだということを肌で実感してくれることが大切で、そういう実感が持てるように教える側が、言い方は悪いかもしれませんがわざと負けてやって次に戦う際には制限を1個ずつ解除したりして調整していくことが必要なのではなかろうかと思います。

以上、特に誰に言いたいというわけではなく自分の意見をまとめたかっただけですが、人集めがうまくいかなかった1個人の意見として、将来、何らかの形で活きてくれたらいいなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?