25.02.22 指定テンポより遅い演奏は音楽的?
チューバで所属しているK吹奏楽団の練習会。いろいろ考えてしまうのはグッと抑えて音楽を楽しむつもりが、やっぱり無理でイライラしてしまった。瞬時に自分を諭すことができたらなあと振り返りを書きながら反省。
スパーク作曲「祝典のための音楽」の合奏。「音楽ってなんなんだ」と思う合奏だった。指揮者が出すキューよりゆっくり演奏するし、見せ場でモジモジした吹き方をするし。
前者は仕方ない部分もあると思う、技術や練習量の問題で速く演奏できないのかもしれない。どうすれば軽やかに演奏できるか私もまだわからないから人のこと言えやんけど。でも後者はどうなの。今ちゃんと吹かんでどないすんの。帰ってからちゃんと吹くんかいな。そのフレーズめっちゃかっこいいやん。かっこよく吹いてよ!せめてかっこよく吹こうとしてよ!
間違った。間違ってないけど間違った。テンポの速い曲をゆっくり演奏するのは音楽的なんか?という疑問があったんやった。
速いパッセージを、ビート感?フレーズ感?を優先してスピーディーに演奏するのは、丁寧ではないやろうけど正確さより軽快さを優先した「音楽」やと思う。一方で指揮者が示しているよりゆっくり演奏するのは、何を優先した音楽なのか?
「わからない」で片づけようとしたけどもしかして「みんなで演奏する」を優先した音楽なのかもしれない。速く演奏できるのは一部の人だけで、それじゃあリハーサルの意味がない。みんなが決めたテンポなら大多数が演奏できて「みんなで確認」ができる。そういうことか。
にしてもモジモジ演奏されるのは嫌だなあ。そんな旋律の伴奏は嫌だよ。私もうまく演奏できてないからアレなのだけど、でもうまく演奏できないから隠れるってなんなのよ。リハーサルなのだからやりたいことをやりなさいいいいいいい!
と、イライラしていたが、他の曲の合奏は練習会というより「リハーサル」という感じで楽しかった。与えられた伴奏の音の並びがメジャーコードなのかマイナーコードなのか混乱して真逆の音色で演奏してしまったのは本当に申し訳なかった・・・。ダサすぎて悔しくてすぐ楽譜にメモした。ドミソやからってメジャーと思い込まないように。
あと、低い音でも口を開けない意識は合奏になると飛んで行ってしまったのが悔しかった。一度ついた癖を修正するのは難儀なんやな。