2023.12.10 チューバ日記

 MIYANISHIOMI感謝祭に参戦した。吹くのも聴くのも楽しい濃密な時間だった。感じたことをパラパラと書き留めたい。


そもそもMIYANISHIOMI感謝祭って?

 Tuba Duo MIYANISHIOMI のCD発売記念イベント。師範代の道場、教官のブートキャンプ、ミッドナイトシスターズの公開収録、ミニコンサートと半日がかりのイベントでござった。


開場前から既に混雑

 修理に預けていた楽器を受け取りに少し早めに行ったら、既に5人ほどチューバの人が。。店内広しといえどチューバが何台もあるとさすがに狭い。ちょっと遅めの方がよかったなと反省。
 とりあえず修理から楽器を回収して待機完了。


音出し、不思議空間

 チューバばかり20人ほどが集まった空間は、異様だった。ペダルトーンをバリバリいわしてる人、ハイトーンをキメてる人も一部いたけど、チューバな音域ばかりがモコモコ響いていて、どれだけ耳をこらしても何も聞こえず。不思議な空間だった。あの場の録音欲しかったな。


おみしー師範代のみちみち道場

 動画で見ていたあのままがそこにあった。びっくりした。師範代の変わらなさにびっくりした。

 内容はいつも通りロングトーン祭り。最初はドコーンと勢いよく吹いている人もいたけど、力んでギュッとなってる人もいたけど、だんだん収束して音がまとまって響きだすのがおもしろかった。
 一番変化が大きかったのは、師範代先行でみんなが追従したターン。まあそりゃそうなんだけど。

 師範代のロングトーンは圧倒的安定感だった。プロのロングトーンってみんなそうだけどなんであんな圧倒的安定感なの?

 過去の道場でも同じこと言ってるけど、私に響く言葉で書くとこんな感じ。

  • “ö” の意識は、「肺→のど→口腔→くちびる」が一つの管であるということかもしれない。

  • 体や心が “want” で動くように仕掛ける。


MJ教官のブートキャンプ

 記念すべき初回のブートキャンプ。内容は黙っておくが「ブートキャンプだから多少苦痛を伴うがついてこい」というスタンスはおもしろかった。「一対多」だからめげずにトライできたけど、「一対一」だったら割と序盤で心が折れていたと思う。ブートキャンプの、しかも初回でよかった。

 「一期生ですから!」と無駄に胸を張って生きようと思う。

 不真面目な話はさておき、野田氏の練習スタイルは無理があるとよくわかった一言があった。たとえば速いリップスラーがあったとして、BPM120が限界だったとして、それを「無理して」クリアしたとしよう。じゃあBPM126は「もっと無理をする」のか?ある瞬間で「祈るしかない」場面がこないか?つまりそういうスタンスだと行き詰まるよね?という趣旨の話をした場面があった。耳が痛かった。と同時に、最近頭の中をもたげていたかすかな違和感が言語化された瞬間だった。
 どれだけ練習しても目の前の譜面に対応しているだけで底力がついている感覚はなかった。それは脳筋パワープレイばかりしているから、持続性がないということだ。「もう少しラクにできないか?」を真剣に考えないといけない。MJ教官、ありがとうございました!


公開収録

 師範代も教官もすごい。吹きなれていない楽器をあんなにきれいに吹いてしまうなんて。しかもどのサイズもちゃんと扱えている。すごい。
 かおちゃんも、楽しそうだというのが音から伝わってきて、いいなあ、この人たちはとうらやましくなった。


ミニコンサート

 エンタメだったなあ。緩急あり、笑いあり。僕の日ごろの演奏活動はどうなの?とちょっと恥ずかしくもなった。


サイン会

 ずうずうしくもサインをいただきました。CDめっちゃ聴きます。


 個人的ハイライトは道場ブートキャンプだ。練習したい。あー練習したい。練習したい。とりあえずユーフォでやりたいことができるように。

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