2022年富士山一周ウルトラウォーキング歩行記(4)
2022年富士山一周ウルトラウォーキング歩行記(4)
指定コンビニで写真を撮影(23:11)、麦茶を2本購入して先に進む。
今年から変更になった道を進み、旧138号線に入る。
相変わらず真っ暗な道なんだが、時折、スピードの速い人に抜かされる。
この辺は、かなわないんで何とも言えない。
仁杉の交差点までもう少しというエリアで、雨が強くなった。
日付が変わったころというのに、強くなった。天気予報では、12日に雨マークはなかったはずなのに強くなった。勘弁してくれという悲鳴。
どうやら、全体的に降り始めが遅かった分、雨上がりも遅くなった感じ。
仁杉の交差点を過ぎて、頭上の138号線を見上げる。
いつもの小学校前のベンチに腰を下ろして、数十秒の休憩。
通常、天候は西から東へ移動する。現在、物体(私)は、東から西へ移動している。
相対的に速度が速くなるので、雨雲の抜けも早くなりそうなものだが、時速数kmでは影響はないようだ。
途中のドラックストアの閉店に間に合わなかった。24時間のスーパーマーケットの軒下で誰かが休憩している。気持ちはよくわかる。
保土沢を抜け、自衛隊の坂妻駐屯地前を通り、暗いエリアへ。
なんでこんなに暗いんだという箇所を抜けて、91km地点のエイドに到着。(多分2:00頃)
食事はとれない。靴下を替えて保護剤を塗り、歩き出す。
靴下を替えたばかりなのに、左足の土踏まずとつま先の間あたりに違和感。一度、靴を脱いで靴下を履きなおすがなくならない。
後々考えると、肉刺ができ始めており、あたっている感触だった。
歩道のない、富士演習場のエリアは右側歩道を選択。幸い、前に2名ほど先行しているので、車はよけてくれる。
須山のコンビニエンスストアで、麦茶と菓子パンを一つ購入。
菓子パンをちぎって、少しだけ食べる。
愛鷹山の登りに入る。今年は眠くない。眠くないけど疲れている。
疲労がひどくて、ゆっくりしか登れない。すぐに後ろから抜かされる。と思っていると前に座り込んでいる人がいる。
暗くて、ライトが横を向いているとよくわからないので気づくのが遅れる。
とはいえ、ゆっくりしか登れない。加えて、吐き気をもよおす。
空っぽの胃から何かを吐きだそうと胃と脳が頑張っている。そのたびに体力を消耗するようだ。
止まっては、嘔吐き(えずき)を繰り返す。
抜かした人にも抜かされる始末。
十里木に出たあたりで、少し収まってきた。
よく考えると、三浦半島周遊、つくば100kmでも後半同じような状態になっている。
途中の自動販売機で、麦茶を購入。
ドライブインでトイレを借りて、こどもの国を目指す。
4:45頃、昨年より1時間遅れて、こどもの国到着。
ウォーキング時の食欲減退と嘔吐きについて考えてみた。
霞ヶ浦一周のウォーキングボランティア時にゴールした後(約50km 到着時1:00)、給食のサンドイッチを食べ、その後、冷たい雨に濡れて、調子を崩して戻した。ボランティアをリタイアした。
どうやら、その記憶がよくない方に残されているようで、三浦半島周遊や、つくば100kmでも、後半になると物が食べられなくなり、嘔吐くことになる。
どうやら脳が物を食べるのを拒否したうえに、吐き出させようと命令しているように感じる。
空腹感はあるので、少しずつ、パンを食べることはできるようだ。
嘔吐しようとする命令だけが出ていて、苦しみながら歩く羽目になる。
これは、こういうものとして受け入れるしかないのかもしれないが、苦しさと体力の消耗を防ぐ対応をしないと今後しんどいかもしれない。
という訳で、ウルトラウォーキングの後半に嘔吐いているのは私です。