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大人の私なら自分の心を手当てできる

人生、生きていると
傷つくこともある。
楽しいばっかりじゃない。

とんでもない言葉で心を刺されて
涙が溢れる日もある。




今までの人生で、
雨が降っても
雨宿りする場所がなかった。
帰る場所がなかった。

辛いことがあっても
雨宿りすることを知らなかったから
雨なんて見て見ぬふりをして
真っ直ぐに走り続けた。

そしたら、ずぶ濡れになった。
こんな自分なんて濡れても助けてもらえない。
助けてもらえるに値する人間じゃない。
そう信じ込んでいたから
濡れていても気にしなかった。

違う。
気にしないふりをしていた。



本当の自分は
両親が濡れた体をそっとタオルで拭いてくれるのを
ずっとずっと待っていた。

そんなことあり得ないのに
どこかで期待していた。



昨日、とても傷つく出来事があった。
すぐには立ち直れないくらい
ショックな出来事だった。

自分なんて生きる価値はないと思った。
存在していてごめんなさいとしか言えなかった。

あ、やっぱり私って邪魔者だよね。と。
眠れぬ夜を過ごした。
何時間も何時間も泣いた。
心に刺さったナイフを抜くこともできず
ただただ永遠と泣いた。

昔だったらそのままナイフを抜くことすらせず
元気なふりをして外に出ていくだろう。


けど、大人になったいまは
自分でナイフを抜いて
自分で心を手当てできる。
お金だってある。
そっとそばに居てくれる人もいる。

周りが何と言おうと
私自身が私を手当して
私自身が私を信じてあげよう

私の優しさが
私の作る食事が
誰かを喜ばせることに繋がることを
私自身が信じてあげよう。

大人になった私は
雨が降ったら傘をさしてもいいことを知った。

今日の夜は
好きなお茶を淹れてゆっくり過ごそう。
自分で自分の心に傘をさしてあげよう。

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