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捨ててしまったものの大事さに気づいてショックを受けた話①

忘れもしない令和元年9月8日
私は丸刈りにした
(学童保育でバリバリ働いてた時)

丸刈りやりたい欲がピークに達し
今やらないと後悔すると思い
気づいたら千円カットで六部刈りになってた

その時ちょうど学童に来てる子の母娘も来店中で、鏡越しに挨拶してた

私が呼ばれ、あっという間に刈り終わった姿を鏡越しに見たお母さん
「えっ!!」という顔して私の方をみた

衝撃だったんだろう
生女子丸刈りを見たのも初めてだったのかも
そうだよね、普通は女の子は丸刈りなんて好んでしないものね
ショートカットだって嫌がる女子もいるのに

帰宅して母の言葉
『抗がん剤治療する人みてぇだな』
なんか嫌な言い方、と思いつつ
その日は推し活でコンサート前だったから朝イチで頭を丸め、参戦。
CD1枚買うと握手券がもらえるんだけど
丸刈りで握手に行ったら
「あれ、出家したの?」と聞かれ、話しかけられて嬉しい反面恥ずかしさもありつつ
『いえ、ちがいまーすw』なんてやり取りをした

次の日、仕事へ行くと
同僚二人からは「やったんですね、かっこいい」と言われ、ちょっと良い気分になったり

子ども達が来館すると予想通りな反応で
それぞれ面白かった

①男子 うわーハゲ!女じゃねぇ
②女子 え、なんで?なんで?
③稀に 無反応
④触りたい子には触らせてた

館長からは何日後か注意を受けた
「あなたどうしたの?(目を見開いて、あなたなんて事してくれたの?みたいな感じ)職員室も保護者の人達もびっくりしてるよ!」と

「切りたくて」としか言えなかった。
ああ、やっちゃったのか、これで首かも?と思いつつ、生まれて初めてやりたい髪型になれたから何を言われようと坊主を楽しむぞ!という気持ちはあった

半年くらいは坊主ライフを楽しんで
その後はマンバン目指してツーブロにしてた

しかし、私の髪質は父親譲りの猫毛の天パで
なかなか伸びない
マンバンにしてしっかり結いたいけど
そこまで毛量がなく憧れには遠くて
中途半端だけどトップを伸ばせるだけ伸ばしてジェルでガッチガチにセットしてミニミニマンバン(チキチキバンバンみたいww)にしてたらそれはそれで注意を受けた

そして、忘れかけてたタイトル回収なのだが

この丸刈り欲が抑えきれなかった背景には何があったん?と深掘りしてたら
『自分は女らしく生きてはいけない』という
女性性の否定、放棄、拗ねが見えた

女性性を否定したのはいつ?
ここを知るのは時間を要したけど、やっと昨日はっきり分かった

【弟(三つ下)が産まれたとき】だったのだ

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