除雪は想像以上にストレス

雪国育ち、雪国在住の人間として
毎年思う事がある

雪のない土地に住みたい!!!
雪、邪魔くさい!!!もう見たくもない!!

じゃーそれ実現しろや!って話なのだが。、、

今日は雪片付けに関する昔語り(愚痴多し)

8年くらい前に働いていた児童クラブでの事
職員2人体制の頃があった
(後にパート1名増員されたが)

2人時代、はっきり言って私は毎冬、体を壊していた(クローン病悪化で入院)

冬になると雪片付けが業務に加わるのが
今思えば心身にかなりキテいたのだ

小学校のクラブハウスだった建物を
事務室を作って児童クラブとして利用していた

古い建物だった為
非常扉の隙間から雪が入ってきたり
トイレは玄関から出て行くタイプ
下はコンクリート
ちゃんとしてない板で風除室風にしていただけで外気温と同じ

つまり外と同じでとにかく底冷えし寒い
和式トイレしかなく
そこでお尻を出して用を出さなければならない

氷点下になると手洗いの水道管も
トイレの窓は凍ってしまうため
冬前に段ボールを貼り付けて無意味に近い防寒対策をしていた

小学生のための施設なのに
こんなにクソ寒くてかわいそうと思っていた
寒すぎて血行不良で霜焼けになってた職員もいたけど
(その後、新しい施設が建てられ寒さは改善される)

冬はとにかく除雪が憂鬱だった
駐車場(乗用車6台ほど停められる広さ)や
建物から落ちる屋根雪を適宜片付ける
ガスまでの通路確保
非常口の確保
玄関の凍結防止でこまめに片付ける

だいたいこんな感じだったが
かなりキツかった

1人公休で自分だけでやらなければいけない時や、同僚が妊娠中など
「これくらいで弱音吐くべからず!助けてなんて言うべからず!」と謎の思い込みが強く
キツくても一人でがんばってしまっていた

午前中いっぱいかかる時も多かった
情けなくなり、なんでこんな仕事やってんだろ?なんのために生きてるんだろ?とイライラを通り越して無気力になっていた

雪片付けは一日一回やればオッケー!というわけではない

積もったらとにかくやるしかないのだ
屋根から落ちたら非常口が塞がれるからやる
落ちた雪や氷で窓ガラスが割れるからやる
ストーブの煙突が雪に埋もれるからやる
玄関が開かなくなるからやる

どんどん病んで行く私の心と身体
その時点で一人では手に負えなかったし
助けを求める段階は過ぎていた

館長は業者を呼んでもいいと言ったが
呼んだら後でなんて嫌味を言われるか?と思うと怖くて呼べなかった

悩んで悩んで
父に助けを求めた
本当はダメなんだろうけど
「除雪機、お願いします。もうオラ無理だ。体壊れてしまう」と。

同僚が休みの時で、私が一人勤務の時
駐車場を何回か飛ばしてもらった
軽トラに除雪機積んで来てくれるヒーローに
ありがたくて泣けた!!

同僚からは
『お父さんに怪我されても困るのでやめてください!』と注意されたけど、それで私の首が飛ぶならそれでいいと思った。

私は私の体が壊れるのが(もう壊れながら働いてたけど)一番嫌なので呼びました。辛すぎて父に助けを呼びましたと言おうと思っていた。

私が病気になっても、会社は責任を取らない。
自衛手段だった。

父には缶ビールでお礼した。
「なんもこんなことしなくていいんだ。
また言え」

毎年雪を見るたびに思い出す。

除雪はストレス
好きでやってる人もいるかもしれないけど
重労働だしストレスだ




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