無駄なものなどありません
自分も他人も 全く同様で 平等の存在です。
弘法大師空海
自身他身一如(いちにょ)と与(とも)んじて平等なり。
『遍照発揮性霊集』
これだけ多様性の言われる時代に、みんな同じでみんな平等、というと、なんて時代錯誤と思われるかもしれません。
形あるものも、識(心)あるものも必ず仏性があります。
仏心があるのは人間だけではありません。
宇宙全て繋がっていて、関係ない存在のものはありません。
不二一体。既に別々ではない。
別々ではないから、平等であり同じという意味です。
あの人のあの素晴らしいところは私の心の一部。
あの人のあの嫌なところも私の心の一部。
蝉の声も、強い風も、いきなり降る雨も自分の心の一部。別々の存在ではありません。
指一本、憎い恨めしいと思って、取ってしまうと困るのは自分です。
どれ一つ、誰一つとして、無意味に存在するものなどなく、全てに意味があります。
ジグゾーパズルのように、形も色も違うけれど、どれ一つ欠けてしまっても成り立ちません。
皆同じく尊い存在なのです。
今日も笑顔でぼちぼちと。 より良い一日となりますように。
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