株式投資における板読みについて
株式投資をシミュレーションする処理を作成するにあたり、板読みについて調べました。
板とは
みなさんは株を思い浮かべたとき、どのようなイメージをするでしょうか。
ほとんどの人が以下のようなグラフを思い浮かべると思います。
このグラフは、指定した期間における最初の金額と最後の金額、最大の金額と最小の金額を表したローソク線と呼ばれるものを連続して表示したものです。株価のトレンドを把握するためには重要なグラフです。
上記のように株価は常に変動していますが、それは需要によってどのような価値になるかが決まってきます。需要とは売りたい人がどのくらい存在するのか、と買いたい人がどのくらいいるのか。ということになりますがその情報を表したのが板情報となります。
板の見かた
板とは以下のようなものとなります。
画像の①(売数量)は売り発注が出されている枚数で、②(買数量)は買い発注が出されている枚数です。上記の板を見てみると、①が②に比べて枚数が多いため、売りが優勢であることが分かります。
現在の需要の状況がわかったら、素直な株(※)の場合、需要の方向に株価は動いていくことが多いため、板情報を把握することは直近の株価変動を予測するためには重要なものだと言えます。
※時には見せ板や、板に情報を出さずに一気に取引をするトレーダーもいるため、板情報から予測できない場合もあります。