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【陰謀論】郡健二郎 永久理事長への道(理事長と学長の分離が決定しました)

タイトルはネタです。ごめんなさい。「理事長・学長の分離」の内容が含まれる定款変更が名古屋市議会を通過したよって話がしたいだけです。

最長6年のはずだった学長の任期を8年に延長した現在の理事長・学長。そしてその延長した8年の任期もそろそろ終盤。そんな彼が、某中国や某ロシアのトップのように、手にした権力を永遠のものにしようと画策しているのではないかという陰謀論です。


というかみなさん、現在の名古屋市立大学の学長・理事長の名前はご存知ですか?


郡健二郎 理事長・学長

郡 健二郎(こおり けんじろう)理事長・学長

泌尿器系の凄い人で、平成26年から名古屋市立大学の理事長・学長です。

もちろんご存知ですよね。


ちなみに、名古屋市立大学の学長の任期は、1期目4年+2期目2年の最大6年だったのですが、郡学長は2期目の任期を2年伸ばして、合計8年、学長を続けられることになっています。

かつては1期目4年+2期目4年の最大8年というアメリカ大統領と同じ規定でしたが、トップが長い間同じなのはよくない!と2期目の任期は2年に縮められたそうですが、それを撤廃したようです。


理事長と学長

まずは理事長と学長の違いって何?っていうのを確認します。


学長に関しては、学校教育法で以下のように定められています。

学長は、校務を掌り、所属職員を統督する。(学校教育法第58条3項)

公立大学の理事長は、地方独立行政法人法で定められています。

理事長は、地方独立行政法人を代表し、その業務を総理する。(地方独立行政法人法第13条)


ざっくり言えば、理事長は経営のトップ、学長は教学のトップ


理事長と学長の分離

原則的には理事長は学長が兼ねるみたいですが、定款を変更すればこれを分離することが出来るようです。

公立大学法人の理事長は,当該公立大学法人が設置する大学の学長となるものとする。ただし,定款で定めるところにより,当該公立大学法人が設置する大学の全部又は一部について,学長を理事長と別に任命するものとすることができる。(地方独立行政法人法第71条)


名古屋市立大学では、これまでは原則通り、学長が理事長を兼ねていました。しかし、名古屋市議会の令和2年11月定例会で、「学長・理事長の分離」の内容を含む定款の変更が提案されました。


市議会でのやりとり

名古屋市議会の令和2年11月定例会で、市長が名古屋市立大学の定款変更を提案しました(144号議案)。主な内容は「東部医療センター・西部医療センターの大学病院化」ですが、「学長・理事長の分離」についても内容に含まれていました。

↓市長が提出する議案を読み上げているところのの録画です。144号議案「公立大学法人名古屋市立大学定款の変更について」が読み上げられるのは17分58秒あたりから(マジで一瞬なので見なくていいです)。
↓11月27日定例会 本会議にて、本件について岡田 ゆき子 議員から質問がされています。理事長・学長分離についての質問は7分16秒から。総務局長が14分2秒から質問に回答しています。

いつか文字起こしされたものが出てくると信じているので、内容をめちゃくちゃ雑に簡単に言ってみます。

Q.なぜ分離するの?

※市議会での総務局長の回答を雑に意訳します。

A.他の公立大学も理事長と学長を分離しているし、(下に続く)

↑みんなやってるからいいじゃないの精神。公立大学の36/75が分離してるらしい。例えば横浜市立大学や大阪市立大学などの総合大学でも分離されている。

(上の続き)、病院がデッカくなって仕事多くて大変になるから分担したい。

↑東部・西部医療センターを市立大学病院化することで病床も増え(800→1800)(国公立大学病院では全国最大の病院郡)、法人の規模や法人を運営する理事長の責務が大きくなる。また、法人における病院部門の比率が大きくなることで経営という要素が大きくなり、持続的な大学運営を図るには経営と教学の役割分担や責任の明確化を図る必要があるから。って言ってた気がします。

続きが委員会でも話されてたのかもしれません。

理事長と学長の分離が決定

何はともあれ、↑の「理事長と学長を分離する」内容が含まれた定款変更は、11/20の本会議に提出され、12/9に可決されました

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変更後の定款では、学長には任期が存在しますが、理事長は無期限に再任することが出来てしまいます。

これにより、もしも郡健二郎 現 理事長・学長が任期を終えた後に理事長に就任したら永久に理事長ができますね。っていう陰謀論です。


というか、今回の件について詳しくは、「名古屋市立大学教職員組合 書記局ブログ」を読んでみてください。


1期目4年+2期目2年の最大6年だった学長の任期を、2期目の任期を2年伸ばして、合計8年にした郡健二郎 理事長・学長。

もし仮に郡健二郎氏が永久的に理事長の座に居座ろうとしているのであれば、そのための道筋は達成されたと言ってもいいでしょう。あとは2021年4月に行われる名古屋市長選挙で新たに選出される市長に、理事長の座を任命してもらうだけです。

いやはや、定款変更に際して「理事長・学長の分離」を入れ込んだのは一体誰なんだ...?

だって、タイミングがピッタリすぎませんか?平成26年から理事長・学長をやっていて、延長した任期8年は令和三年度に終わります(多分)。令和四年度からの理事長は三年度内に決めなければなりませんから、定款変更はそれ以前に行わなければなりません。途切れず権力を維持し続けるのなら、今が最後のタイミングなのです。
東部・西部医療センターの大学病院化も、本来はさらに1年先の予定でした。しかし、なぜが令和二年のこの状況下の中で、突然計画が早められたのです。一体なぜ?裏で手を引いているのは一体...?(陰謀論っぽいこと書けてホッとしている)


次に理事長になるのは一体どんな人なんでしょう?経営経験や経営的手腕が必要だそうですから、学外から任命されることになるんでしょうか。

誰になるにせよ、大文研からの要望は

「部室をくれ。ダメならせめて物置き場をくれ。」


<文責:ぽーたる@べ、別に郡学長のことが嫌いなわけじゃないんだからねっ!>


<追記2021.11.5>
 令和4年度から就任する新しい学長が選出されました。浅井清文学長です。郡健二郎 現理事長・学長が本命とダミーの候補を擁立したものの、票が分散し漁夫の利で票的にトップに躍り出たとの噂を耳にしました。真相は如何に。ともあれ2022年度から、理事長は学長とは別に市長が任命することになるそうです。何もなければ健二郎が再任されそうですね。

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