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アイカツ!の魅力について

挨拶

みなさんこんにちはこんばんは、初めましての方ははじめまして。ピヨでございます。
いきなりですがみなさんはアイカツ!してますか?あなたの熱いアイカツ!始まってますか?えっ始まってない?そんな人は今すぐ見てください。早く。今すぐに。ほら、YouTubeに公式チャンネルあるので見てくださいお願いします。マジで。

という茶番は置いて、今回はアイカツ!の概略とともにその魅力を紹介し、できる限り多くの人にアイカツ!という素晴らしいコンテンツを享受できる人が増えるようにこの文章を紡いでいきたいと思います。

アイカツの歴史

まずは、アイカツ!というものの紹介から、『アイカツ!』は、バンダイが発売するトレーディングカードアーケードゲーム筐体・データカードダス(DCD)を使用した日本のアーケードゲームが始まりです。

アイカツ 筐体

CTTO:https://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/563/581/html/ikatsu03.jpg.html

データカードダスのゲームがその根源となっており、アニメ版はデータカードダスアイカツ!を原作・原案としたテレビ東京系列のアニメであり、あくまでメインはカードゲームというのがアイカツ!の一つの特徴でした。立ち位置的にはアニメでキャラの描写を描いて、カードゲームでマイキャラを作ってアイカツ!という流れを汲んでいました。
アイカツシリーズには今現在、アイカツ!、アイカツスターズ、アイカツフレンズ、アイカツオンパレードがあり、アイカツプラネットという新作が鋭意制作中と言いう感じです。そして、今回掘り下げるのは原初にして伝説を作ったアイカツ!です。

登場人物について

まずは、登場人物の紹介をしたいと思います。といっても登場キャラが多いため、考えに考え抜いた人選で紹介します。そして、この人物紹介にもネタバレがあるといけないのと文章量がとんでもないことになるので、控えめに紹介していきます。まず初めにこのアニメの主人公である星宮いちごからです。

星宮(ほしみや)いちご(声:諸星すみれ/歌:霧島若歌)

アイカツいちご

画像はアイカツオンパレードのものを使用しています。

何の変哲もないお弁当屋のお手伝いが好きな中学生。黄色のロングヘアが特徴で、頭につけた赤色のリボンのカチューシャがチャームポイント。瞳の色はストロベリーレッド。レッスン時は髪型をツインテールにまとめたお下げにしている。イメージカラーはピンク。とあるルートでトップアイドル神崎美月のコンサートに観にいき鑑賞し、本格的にアイドルを志す。お弁当屋さんにいたため、お守りはおしゃもじである。

霧矢(きりや)あおい(声:田所あずさ/歌:ふうり(上花楓裏))

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いちごのクラスメイトの少女。ツーサイドテールの青い髪が特徴で、水色のシュシュをつけている。瞳の色は髪の色と同じ青色。「アイドル博士」と呼ばれており、芸能界のニュースに詳しく、アイドルの分析が得意。そのため、一度見たアイドルは忘れない。ちなみに、アイカツ!に私がハマった要因の一人です。

紫吹蘭(しぶきらん)(声:大橋彩香/歌:すなお(吉河順央)→ゆな(市倉有菜))

アイカツ 紫吹

いちごのクラスメイトの少女。髪型は赤茶色のストレートロングヘア。瞳の色は紫色。レッスン時はポニーテールを紫色の蝶の形のリボンで結った髪型にしている。別名「美しき刃」。芸歴15年のベテランアイドルかつ子役出身で、「スターライト学園」入学前から芸能界のキャリアがあり、プロ意識が強い。姉御肌でツンデレな性格。すこし照れ屋でもあり、名前を「ちゃん」づけで呼ばれるのを恥ずかしがる。この性格が災いしてか、いちごとあおいに弄られることが多い。

有栖川(ありすがわ)おとめ (声:黒沢ともよ/歌:れみ(美谷玲実))

乙女

髪の色は明るい茶色で、シニヨン風のツインテールを2つ頭頂部でまとめた髪型にシュシュをしている。瞳の色はオレンジ色。かわいいものや甘い物を好み、とくに甘いポップコーンが好物で、間食後の運動は欠かさない。ほかにもハンバーグ、オムライス、スパゲッティ、エビフライ、プリン、アイスクリームなどが好物。苦手な食べ物はピーマン、グリンピース、セロリ、ゴーヤなどがある。お菓子を大事にしており、オフの日はスイーツの食べ歩きをしており、食いしんぼうだが情には涙脆い一面がある。努力家であり、本番への恐怖心があるため、見えない所で練習を欠かしていない。

藤堂(とうどう)ユリカ (声:沼倉愛美/歌:もえ(山崎もえ)→れみ(美谷玲実))

ユリカ

おとめのクラスメイト。緑がかった銀髪を縦ロールのツインテールにした髪型が特徴で、水色のリボンで結んでいる。瞳の色は青緑色。少女漫画『吸血鬼の恋人』が好きで、ゴスロリ調ブランドの「LoLi GoThiC」に出会い、ファンに楽しんでもらうためにドラキュラ伯爵の血を引く吸血鬼の末裔というキャラクターを演じている。黒い日傘を大事にしており、オフの日はヴァンパイア研究をしている。吸血鬼の弱点には敏感で、日除けのために黒い日傘を差す。日に当たると灰になるが3秒なら平気とのこと。「銀製品が苦手で、食事代わりにローズティしか飲まない」という設定をしている(食生活に気を使って、トマトジュースや青汁を飲む場合もある)。

北大路(きたおおじ)さくら (声:安野希世乃/歌:えり(愛野えり))

さくら

中等部2年生に進級したいちごがトレーナーを務めることになった、いちご達より学年が1つ下の後輩。桜色のショートカットの内まきボブヘアーが特徴で、向かって左側に花のアクセサリーをつけている。瞳の色はライムイエロー。大事にしているものは、お花のアクセ。オフの日は、作法の勉強をしている。普段はおとなしく礼儀正しいが、感情が高まると突如スポットライトがあたり、歌舞伎口調で演技をしだす「北大路劇場」がはじまる。家族は歌舞伎役者の家系出身のお嬢様で、祖父は人間国宝、父親や双子の兄・左近(さこん)も有名な歌舞伎役者。日本舞踊をはじめ、ありとあらゆる芸を身につけた実力の持ち主で、入学前からカブキアイドルとして注目されていた。

神谷(かみや)しおん (声:瀬戸麻沙美/歌:ゆな(市倉有菜))

しおん

第14話から登場。頭頂部に編み込みをつくった黒いショートヘアが特徴で、向かって左側に緑色のリボンを付けている。瞳の色はライムグリーン。イメージカラーはバジルグリーン。人気ドラマ『イケナイ刑事(でか)パート3』追加キャストオーディションに受けた生徒。かつて「剣崎家の一族」などで10歳で女優デビューした人気子役。普段はクールで無口だが、ひとたび役を演じればその表情は七変化。「七つの顔を持つ女優」といわれる程の多彩な演技をする。役作りのためにはロングヘアを躊躇いなくショートヘアにするほど真剣に向き合っている。あおい達に対しては物真似には負けないと見下していたものの、あおいとともに合格し、オーディション後には彼女を認めるようになる。

一ノ瀬(いちのせ)かえで (声:三村ゆうな/歌:ゆな(市倉有菜))

かえで2

アメリカからの帰国子女。赤色のショートヘアが特徴。瞳の色は明るい赤色。アメリカ全土でチェーン展開している超高級すし屋「かえで寿司」の社長令嬢。自身も寿司を握るのが得意であり、人を楽しませることが好きでタップダンスや手品も得意。

神崎美月(かんざきみづき) (声:寿美菜子/歌:りすこ(ささかまリス子)

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「スターライト学園」出身で、人気と実力を兼ね備えているアイドル。腰ほどまである紫色の長いポニーテールが特徴。瞳の色は明るい紫色。いちご、あおい、蘭の目標となる存在で、1学生から「スターライトクイーン」となっているトップアイドルである。学園長から一目置かれ、学園長のよき相談相手となっている。また、専用寮の「美月パレス」に住んでいた。将来のパートナーになる相手を探しており、今すぐ自分と組む相手ではないと言いつつも、いちごに期待をよせている。

ここまでで人物紹介は終わりです。このほかにも多くの魅力的なキャラクターがおりますが、ここから先はぜひ皆さんの目で確認して推していただければと思います。

アイカツ!ならではの良さ

次にアイカツ!の良さを私の主観が多く含まれますが、ご紹介させていただきたいと思います。

その1:「憧れ」が次の「憧れ」を生む

アイカツでは主人公が憧れ、つまり立場的には強キャラに憧れ、憧れの人と同じ立場にそして、超えることを目指して成長していく過程の中で自分たちが秘めている個性や強みを見つけ、やがてアイドルとして大成していくという基本的な物語の構造を持っています。そして、個性や強みを見つける過程でいくつかの困難や葛藤が生まれ、この困難を仲間とともに乗り越えたり、憧れの立場にいる人からアドバイスをもらったりという形で気づきを与え、物語が進行していきます。アイカツ!ではある話数から世代交代が生じるのですが、かつての憧れから受け取ったメッセージを次は自分が後輩の憧れの立場として受け継いでいくというのが見続けると要所要所に出てくると思います。私は、この主人公を中心とした成長の物語を描きつつ、成長した結果として自身が次の世代の憧れとしてバトンを受け渡していくこのシャイニングラインこそがアイカツ!に爆発的な魅力を与えた大きな要因であると考えています。

シャイニングライン

全人類買ってほしい

その2:見ていて不快に思われるであろう描写ができるかぎり排除されている

皆さんは主人公が成長していく中で大事なことは何だと思いますか?いくつかありますが私はライバルの存在もその一つであると考えています。しかし、このライバルの描き方が実に難しく、特にライバルとの関係性というのが困難を極めます。具体的に例を挙げるとするならば、主人公とライバルとの仲が凄く悪かったり、ライバルが卑劣な悪役のように扱われたりすることも度々あるかもしれません。この傾向は何かを争うものであればより顕著に見られるかもしれません。けれども、アイカツ!のターゲット層は女児であるため、極力というかほぼほぼそのような「悪役」と呼ばれるような存在は出てきません。そして、ライバルは時にこれ以上頼もしい人物はいないと思わせるような存在です。さらに、主人公もライバルも常に誰かの良さを理解し、それを褒め称えることができる人物であり、たとえ、主人公がライバルと競い合い、負けたとしてもライバルのこの点が良かったと褒め称えたのちに、逆に自分にはここが足りなかったと内省することができ、この経験をこれから先に生かしていける眩しいくらいの向上心を持っています。故に、女児のみならず性別に関わらず全ての世代が特定のキャラに対して負の感情を持つことなく、安心して人の成長や葛藤、仲間との絆の大切さを真に楽しむことができると私は考えています。

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最高のライバルであり最高の仲間でもある。最高ですわ。

その3:「努力」を惜しまない、「努力」を楽しむ姿勢を忘れない

皆さんはアイカツ!の根本に存在する本質は一体なんであると考えますか?私はスポーツ根性、すなわちスポ根であると考えます。そして、主人公である星宮いちごはこの本質の権化を思わせるかのように直向きな努力を忘れず、熱い友情などを全て兼ね備えていますが、特にこの「努力」という面に重きを置かれており、彼女そしてアイカツ!に登場するほぼ全ての主要キャラは「努力をすることを楽しむ」という考えを持っており、「ローマの道も一歩から」しかり、「アイカツ!への道も一歩から」と言わんばかりに何事もアイカツ!の一環であると捉え、楽しみながらアイドルとして必要な要素を吸収し、自ら考え自発的に行動することをやめず、憧れや理想に向かって直向きに努力する姿は多くの人の考え方を変化させ、仲間の大切さ、憧れを持つことの大切さ、そして楽しむことの大切さを我々に教えてくれます。

うんうん

受験期これで乗り切りました

その4:「音楽」が至高

ここまではアイカツ!の描かれ方やキャラクターの良さをご紹介させていただきましたが、実はこの作品はとんでもなく音楽が強いです。私がアイカツ!を知り、アイカツ!にハマったきっかけは音楽なのです。アイカツ!の楽曲は「アニメは子供向けだが、音楽は上の年齢層にも聞いてほしい」という方針のもとで作成されたそうです。そのため、音楽という面で見てもアイカツ!は幅広い年齢層に楽しめるものとなっております。また、作曲は主にMONACAと呼ばれるサウンド制作会社の方が担当しており、かの有名な田中秀和さんや石濱翔さんなども楽曲を提供してくださっています。作詞に関しては、「本当にこれ女児向けのアニメなのか?」と疑問符をつけたくなるほど強い歌詞が多く、そのメッセージ性はどのコンテンツのどの楽曲よりも目を見張るものがあると私は確信しています。いくつか例をあげたいと思います。

一期前半OP『Signalize!』

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「残酷な夢が夢で夢になるんだ。ほら、挑戦待ってるよ」

最初聞いたときに「嘘やろ」という心の声が漏れるほどに衝撃的でした。残酷な夢って何?と思った方は本編を見ていただくとその意味が理解できると思います。

一期前半ED『カレンダーガール』

「なんてことない毎日がかけがえないの」

この曲は本気で我々を泣かせにきています。もしこれを見てくれた人がアイカツ!を50話まで見たならば、必ず涙すると思います。私たちが中学生だった頃このようなことを考えながら生活していたでしょうか?今振り返るとそうではなかった私ですが、このフレーズには大きく考えさせられました。ぜひこの感動を共有したいです。

このほかにも、石濱翔の残した最高の楽曲(全部最高だが)であり、明るくポジティブな曲『ダイヤモンドハッピー』やアイドルのかっこよさと揺らぐことのない信念そして現実を歌った『ヒラリ/ヒトリ/キラリ』、田中秀和の隠しきれない才能の爆発『オリジナルスター☆彡』など音楽だけでもアイカツ!を楽しむことは可能です。

もし、アニメをいきなり見るのはちょっとと考えている人は、私のように音楽からアイカツ!してみませんか?

とこのようにアイカツ!の音楽について紹介させていただいたわけですが、アイカツ!の音楽は他のアニメとは違い、キャラクターの声を担当している方と歌唱を担当している方が異なります。これには、主人公である星宮いちごの声を担当している諸星すみれさんが当時中学生であったために負担が大きすぎるという経緯がありこのシステムが採用されました。少し違和感を感じる方もいるかもしれませんがこれがまた良い味を出してます。しかも、ライブなどでは実際に声を担当している方がそのキャラの持ち歌を披露してくれるなど一つのキャラで二つの楽しみがあるという非常にありがたい構成となっております。

まとめ

最後に、長々となりましたが私からみたアイカツ!の良さを私なりに解釈し、ご紹介させていただきました。アイカツ!をみた事がある人ならば、「ここも紹介してほしい」と感じる点も多々あると思います。その点については私の力不足です。申し訳ないです。しかし、もしこの私の記事を見てすこじでもアイカツ!に興味を持っていただけたり、アニメや音楽に触れてみたいと感じていただければこれ以上私にとってありがたく嬉しいことはありません。これからの皆様のアイカツ!を心の底から応援しております。これにて失礼いたします。ありがとうございました。

参考文献(全部読め)


文責:ピヨ@ひとまず50話、気付けば全話見てます



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