【執筆料ないんですけどいいですか?】「名市大ブックス」ラジオ紹介の文字起こし
2月20日(土)09:00-11:40にCBCラジオ(AM1053、FM93.7)で放送された「北野誠のズバリサタデー」内の「中日信用金庫プレゼンツ であい ふれあい 探検隊!!」で、「名市大ブックス」が紹介されました。それを勝手に文字起こしです。
名市大 開学70周年
(北野誠)はい続きましては、由香ちゃんと内田俊宏さんの「であいふれあい探検隊!!」ですが、今日は名市大が出版した人気本についてです。
♪(ジングル)
中日信用金庫プレゼンツ「であいふれあい探検隊!!」
中京大学客員教授 内田俊宏さんの社会経済コラム
中日信用金庫の提供でお送りします。
(加藤由香アナ)内田さんよろしくお願いします。
(内田俊宏)よろしくお願いします。
(加藤アナ)内田さん今日のテーマは?
デデン
(内田)開学70周年を迎えた名古屋市立大学が、コロナ禍の今、新たな社会貢献を始めています。名市大の略称で呼ばれている名古屋市立大学ですけれども、昨年の10月28日に開学70周年を迎えました。それを記念して書籍シリーズ「名市大ブックス」を創刊されています。今日は事務局学術課の安永さとしさんにお越し頂きました。安永さん、よろしくお願いします。
(安永)よろしくお願いします。
(加藤アナ)よろしくお願いします。
(内田)昨年10月で開学70周年ということなんですけれども、1950年の設置ということでいいんでしょうか?
(安永)もとをたどれば、1884年にできた名古屋薬学校と、1943年にできた名古屋市立女子高等医学専門学校というのがありまして、この2校を源流に、1950年に医学部・薬学部を持つ公立大学として誕生しました。現在では7学部と、大学院に7研究科を持つ、総合大学へと発展してきました。全国的に見ても、医学部・薬学部・看護学部の医療系の3学部を持つ大学というのは珍しく、90近くある公立大学の中では名市大が唯一です。
参考:「名古屋市立大学70年史」特設サイト
https://www.nagoya-cu.ac.jp/70years/index.html
「名市大ブックス」出版の経緯と内容紹介
(内田)今回70周年記念で「名市大ブックス」を創刊されたということなんですけども、内容はどういうものをになっているのでしょうか。
(安永)一言で言うと、大学病院の医師らが身近な病気の予防策や先進の治療法をわかりやすく解説した本といえるんじゃないでしょうか。大学の役割としてはですね、学生への教育ですとか先端的な研究っていうのが思い浮かぶかなと思いますけれども、これらの成果を社会に還元していくっていうことも求められているんですね。公立の名市大ですから、地域の方と一緒に課題を解決するお手伝いなどの社会貢献を積極的に行っています。こうした取り組みのおかげで、大学の地域貢献度をはかる調査では全国で5位、公立大学でも1位、東海地域では3回連続で1位というふうに、社会貢献頑張っておりますが、ところがですね、昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響で、例えば毎年120件以上行ってきた公開講座などは中止や縮小が余儀なくされております。講座などに変わりまして、この書籍シリーズの出版というものを企画いたしました。
(加藤アナ)具体的にはどんな内容なんですか?
(安永)現在までに、1巻から4巻までを出版しています。各巻14名の、名市大病院のお医者さんなどが健康医療をテーマに自身の専門分野を解説しています。この1巻から4巻までの内容を簡単に紹介しますと、1巻は人生100年時代と言われる今、健康・長寿を保つ提言をして、例えば高血圧や認知症、めまいやふらつき、そういった内容を扱っています。2巻では、コロナ禍で医療の状況が日々変わる中で、今私たちが心掛けることとして救急医療・不安・肥満などを扱っています。3巻は、二人に一人がガンになる時代に知っておきたい最先端の治療として、胃がんや肺がん、膵がんや前立腺がんなどを扱っています。4巻は、少子高齢化で、ありようが変化する家族を守るという視点で、食物アレルギーや発達障害などを扱っています。
(内田)どのテーマもね、興味がそそられるような内容ですけれども、その取りまとめ役が安永さんだったということなんですが、どんな点に気をつけて書籍作りをされたんでしょうか?
(安永)そうですね、やはり一般の方向けの本ですから、学術論文、そういったものではなくて、雑誌や新聞のように読みやすく、図やイラストをふんだんに入れて分かりやすくしてもらうように心がけました。ただ先生方はその分野の専門家ですから、直して頂く時などは気を遣いましたし、編集した記事のすり合わせを短期間で数多くの先生と同時並行で進めなければいけなかったというのも大変だったことです。
(内田)そうでしょうね。
(加藤アナ)大変でしたね。
新たな社会貢献としての書籍シリーズ「名市大ブックス」が創刊!
https://www.nagoya-cu.ac.jp/about/press/news/news/019923.html
【新刊】書籍シリーズ「名市大ブックス」第3・4巻を出版!(PR動画追加)
https://www.nagoya-cu.ac.jp/about/press/news/news/020198.html
執筆料なし!?「市民に還元できるなら」
(加藤アナ)そして出版にあたり陣頭指揮をとられました、名古屋市立大学郡健二郎学長にもお話を伺っています。
(郡健二郎 理事長・学長)今日はどうもありがとうございます。こんな宣伝を兼ねるようなラジオしていただいて、恐縮してます。まあこの名市大ブックスは、執筆するにあたっては、先ず隗より始めよで、私の拙い執筆があるんですが、その他の方々にはやはり私からお願いしないといけないということで、お願いしました。「みんな書いてくれませんか?」って言いますとね、もう全員が「いいですよ」「いいですよ」って言うと。すると僕心配になって、執筆料ないんですけどいいですか?印税もありませんよ?それに書いた分、自分でちょっとだけ買ってくれない?って言ったら、「そんな当たり前ですよ」「みんな書きますよ」って言ってくれたんで、さすが名市大の先生ですね。「それで市民に還元できるなら」と言われたんで嬉しかったです。今回14人×4巻の56人が書いてますから、何か一つの、例えば高血圧についての本ではなくって、14それぞれに分けてあるわけですね。だから例えばこういうことです、教科書みたいにずっと通して読むこともできるし、自分がここだけ知りたいなと思う参考書としても使えると、そういうことです。だからみんな好評でしてね、あのこの地域の大手のとこ(書店)で、ずっとこの10月の終わりから、ほとんどランキング1位でね、本当に嬉しいです。それから Amazon でもね、部門別で1位なんですよ。よう売れてますよ。読んでいただいた人ね、みんなためになったとか「安かったよ」言う人が最近、1000円って安いですよね。
(内田)学長に原稿を依頼されて断れる先生ってまずあまりいないと思いますけどね。
(安永)(苦笑まじりに)そうですね。
(内田)で、確かに学長がおっしゃってたように、この内容で1000円は安いですよね。
(安永)ありがとうございます。
↓中日新聞 夕刊(土曜)に掲載される三省堂書店名古屋本店・星野書店近鉄パッセ店のブックランキングで「名市大ブックス」を追い続けた記録です。
4月下旬に5・6巻、今後も定期的に刊行予定!
(内田)そして郡学長が是非このことだけは皆さんにお伝えしたいということでした。
(郡健二郎 理事長・学長)今年の4月にですね、名古屋市立の東部医療センター・西部医療センターの二つが、名古屋市立大学の医学部の附属の大学病院になるんです。だから医学部付属東部医療センター・医学部付属西部医療センターという名前になります。もう本当に超高度の医療が市民に提供、そして安全で安心で信頼感を持った大学に必ずなっていくと思いますので、期待しててください。
(内田)この4月から名古屋市立の東部医療センターと西部医療センターが、名古屋市立大学医学部付属の病院になるということで、今後もますます名市大の活躍の場も広がるということですね。ところで名市大ブックスシリーズなんですけども、今後はどのような予定になってるんでしょうか。
(安永)この4月下旬頃にですね、また5巻・6巻の2冊も同時に出版する予定をしております。シリーズと銘打っておりますので今後も定期的に刊行していき、市民の方の学びの提供に努めていく予定です。
(加藤アナ)今日は名古屋市立大学の新しい社会貢献「名市大ブックス」について、安永さとしさんにお話を伺いました。安永さんありがとうございました。
(安永)ありがとうございました。
書籍シリーズ「名市大ブックス」第1巻の重版が決定!(2021年2月26日)
ただいま発売中の「名市大ブックス」シリーズの好評につき、第1巻「人生100年時代 健康長寿への14の提言」の重版が決定しました!
書店やインターネットで売上1位を獲得するなど、今勢いのある「名市大ブックス」シリーズ。
4月下旬には新刊となる第5・6巻の出版を予定しています。出版後には1巻から4巻と合わせて是非、ご一読ください。
<文責:ぽーたる>
(追記)「中日新聞社出版部」さんにリツイートされてて面白かったです。
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