巴里マカロンの謎
『氷菓』から始まる<古典部>シリーズで有名な作者の<小市民>シリーズ最新刊です。
短編集で、時期的には『春季限定』と『夏季限定』の間のお話ですが、単体でももちろん楽しめます。
『巴里マカロンの謎』『紐育チーズケーキの謎』『伯林あげぱんの謎』『花府シュークリームの謎』の4編が収録されており、How/Who/Why/What done it?など様々なミステリのスタイルが1冊で楽しめてお得です。
<小市民>シリーズは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある小鳩くんと小佐内さんが、小市民(穏やかに暮らす角が立たない一般人)を目指す人が死なない日常系ミステリ。
今作では岐阜に住む彼らが東海本線に乗って名古屋にやってきて親近感が湧きます。次に東京創元社から書くときは『冬季限定』になるだろう・短編も年1本くらいでもう1冊分くらい書きたい・『冬季限定』と短編集のどちらが先になるかは分からないと言っていたので気長に待ちたいと思います。
<文責:ぽーたる@マカロン食べにいく勇気がない>
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