幸運をもたらすこうさま神社2
第2話
とある村人の暮らしぶりを見てみると、朝早くから
小さい男の子が木の棒の両端に桶をつけた簡素な天秤
棒を担いで外へ出ていくではないですか、近くの川と
いっても往復1里(今いうと約3.9キロ)はとても
遠く桶に並々と水を入れても家に戻る頃には半分まで
減ってしまったそうな😿😿
釜土に火を起こすので忙しい中、お母さんは頑張って
来た息子を褒めてあげて「良く最後まで水を捨てない
で帰って来て偉いね」と言ってあげたそうな😸😸
お父さんは田畑に良い土壌を与える為に肥溜めから肥
料を何度も往復しながら田畑へ運び、撒きながら土を
耕して汗を流したそうな😸😸
女の子は寝たきりの年老いたおばあちゃんの為にお湯に
つけた手ぬぐいを使っておばあちゃんの体を丁寧に拭い
てあげたそうな😽😽
食事はというと粟・ひえ・そばの実等の雑穀をお湯で茹
で塩をまぶして味つけし、めざしを焼き、大根を銀杏切
りにして味噌汁の具にしたそうな🙀