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ソリッドロボティクス領域CuboRex社のシリーズAラウンドにおいて、資本政策の立案・資金調達実行をご支援
株式会社ファイナンス・プロデュース(以下、FiP)は株式会社CuboRex(以下、CuboRex)の2024年8月までの約4ヶ月間の資本政策、及び、シリーズAラウンドの資金調達の検討及び実行をファイナンシャル・アドバイザー(以下、FA)として支援しました。
今回の資金調達の裏側とともに、FiPの支援内容について、CuboRexの代表取締役・嘉数正人氏に振り返っていただきました。
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インタビュイー(左):Finance Produce1号社員 Associate・入江 翔梧
今回の調達関連情報
投資家
DRONE FUND3号投資事業有限責任組合、マブチモーター株式会社、株式会社レアゾン・ホールディングス、ユナイテッド株式会社、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社、ASAアドバイザリー株式会社、MIRAISE、および複数の個⼈投資家
プレスリリース
CuboRex公式ホームページNEWS記事
ファイナンス・プロデュースの概要
「社会を変える事業を創るためのファイナンスをプロデュースする。」というミッションのもと、ドリームインキュベータからカーブアウト・MBOを実行して誕生した、スタートアップ・起業家専門の投資銀行事業を行う会社。
FAや社外CFOチームとして、主にシリーズB以降等スタートアップ向けに大型IPO等、企業価値最大化に向けた資本政策・資金調達の助言と実行支援を行う。
CuboRexの概要や事業内容について
CuboRex嘉数氏(以下、嘉数):
当社は、運搬⼀輪⾞電動化キット「E-cat kit」など、あらゆる現場で運搬をアシストするソリューションを開発してまいりました。
また新たな展開として、ENEOSグローブ社と共同開発した「らくらくエネキャリー」など、特定の業界に特化した運搬⾞を⼤企業と協⼒して⽣み出す取り組みを開始しております。
今回の資⾦調達により、当社は⾃動搬送システムの開発を加速させる予定です。
(ご参考)CuboRexのYouTubeチャンネル
FiP入江(以下、入江):
CuboRex社は、小型・高効率なクローラ(キャタピラ)など移動機構に関する技術優位性と、現場の ”強いアシコシ“ を担ってきた運搬⼀輪⾞電動化キットを中心とする段階的なロードマップやポジショニングに関するビジネス戦略が特徴的です。
着実に売上を出し続けている"ソリッドベンチャー"ならびに、"ソリッドロボティクス"企業(※造語)であると我々は認識しております。
ソリッドベンチャーとは
創業直後もしくは2期目などの早期から着実に売上・利益を出し続けている会社
参入障壁が高い(と思われているのがぽいんど)が、実は先行者利益や残存者利益の考え方がない伸びてる領域を選択した時点で勝ちゲー、という当たり前だけど言語化されてなかった考え方。面白い。#ソリッドロボティクス#確定未来#ソリッドベンチャー https://t.co/ggt03w9P4k
— 大越匠@エンジェルラウンド株式会社 (@TakumiOokoshi) August 14, 2024
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開始時におけるFiPの印象
入江:
そういえば、ご相談いただいた後、投資家アプローチリストを拝見すると、我々もそのリストに記載いただいていましたね(笑)。
結果的に、資金調達の予定額かつクロージングにおける時間軸の通りに、今回ラウンドを実行できましたが、改めて、当時の印象を教えていただけますでしょうか。開始時には「意気込みが高い」と仰っていただいておりましたね。
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嘉数:
一口にFAと謳っている会社でも、実際にはサポート範囲や稼働量にとても大きな差があると聞いていて、よく分かっていませんでした。投資家とスタートアップに対し、両手取りでマッチングを行うことをFAとしている企業もあるので、FiPが実際の所どういうポジションなのか分からない中で初めの打ち合わせを迎えました。
その中でFiPは、初めの面談時から、前のめりに本ラウンド全体の形やエクイティストーリーを一緒に考える姿勢でいてくれ、「100%スタートアップ側の利益のために動く」というスタンスが伝わってきました。
FiPの今現在の印象
嘉数:
CuboRexとして特にありがたかったのは、FiPが資本政策の戦略立案から資金調達の実務までしっかりサポートしてくれたことです。
技術開発には自信がありましたが、資本政策や投資家対応へはリソース不足で丁寧に進めることができていなかったため、FiPの実務的なサポートは本当に助かりました。
特に、初見向けのピッチ資料とは別に、投資検討用の資料の作成もお付き合いいただき、FiPのおかげで私たちの強みを効果的に伝えられ、多くの投資家の共感を得ることができました。このサポートがあったからこそ、今回の資金調達を成功させることができたと思っています。
入江:
そう仰っていただいて、何よりです!
おっしゃる通り、CuboRex社の魅力をより伝えるため、本件においては、ピッチ資料とは別に、大幅に内容を更新した投資家向けの案件検討資料を作成させていただきました。
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特に、既存製品の運搬⼀輪⾞電動化キットだけで既に着実に売上を出し続けているにも関わらず、市場規模に大きな成長ポテンシャルがあること対し、CuboRexと投資家の認識のギャップがあると感じていました。
しかも、大手企業は軒並み撤退している領域で、技術的にもポジショニング的にも明らかに優位性がある領域と考えていました。
電動自転車のマーケットを見ても、電動自転車 ”キット” の方が、実は市場規模も約3倍以上は大きいと推測(弊社試算)可能であり、一輪車の電動化 ” キット” においてもすでに現場に流通している一輪車(猫車)に後付けする市場の方が大きいのは定性的にも合理的であると考えておりました。
そのため、投資家とのディスカッションで気づきを得たポイントなども反映しながら、各プロダクトごとの市場規模も算出いたしました。
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また、投資家との対面面談の際に、CuboRex社の本社にも度々出社いたしました。新製品のユーザー理解を深めるために、主要顧客である大阪の工場、現場にも訪問させていただきました。
新製品のクローラ式AGVについての主要顧客先インタビューでは、「数十社ほどのメーカーに問い合わせをしたが、実際にデモ機を持参した会社は4社、そのうち全ての工程間搬送にクリアできたのは、CuboRex社(クローラ式AGV)1社だけであった」という発言が非常に印象的でした。
急斜面、油ギトギトの床面、騒音、重い仕掛品、1日数十回以上の工程間搬送が発生、という環境下でも、中堅工場の現場の ”強いアシコシ“ を担っているプロダクトであると、確信した瞬間でした。
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入江:
我々もCuboRex嘉数社長の背中を拝見させて頂きながら、ファイナンス現場の ”強いアシコシ “を担えるように、企業価値最大化に向けたご支援をいたしました。
嘉数:
今回のラウンドを通じて、FiPの皆さんには多くのサポートをいただきました。今後も引き続き、成長に向けて伴走いただければと思います。これからも、CuboRexが目指す”現場にキツいが無い世界”を実現するために、より一層努力してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
入江:
改めてになりますが、この度はこちらこそ、ありがとうございました!引き続き何卒よろしくお願い致します。
< 近日公開 > 本件の裏話イベント
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ソリッドベンチャー、スタートアップ側だけ(主な想定は起業家限定)が参加可能な、ファイナンスの裏話イベントを開催いたします。
スピーカーはCuboRex嘉数社長、Finance Produce入江、
インタビュアーとして、RENATUS ROBOTICS安藤COO、エンジェルラウンド大越代表を交えたトークセッションと交流会を予定しております。
近日中にイベントを公開いたしますので、こちらもどうぞよろしくお願い致します。
ファイナンス・プロデュースについて
「社会を変える事業を創るためのファイナンスをプロデュースする。」というミッションのもと、ドリームインキュベータから新規事業カーブアウト・MBO(マネジメント・バイアウト)を実行して誕生した、スタートアップ起業家専門の投資銀行事業を行う会社です。
特に、日本のスタートアップ業界のボトルネックとも言える、"スタートアップM&Aの規模化と質の向上"や、"ソリッドベンチャーのM&A" を中核テーマとして、主にシリーズB以降等のグロース・ステージのスタートアップ起業家側のセルサイドFA(Financial Adviser)としてのM&A助言や、大型IPOに向けた資本政策・資金調達の助言事業を展開しております。
スタートアップ・ファイナンスに関するメールマガジンなども随時更新しています。
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