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いろいろなことが起こりすぎた2021

もう12月。

いや、毎年言っているけど。今年はとくに、もう12月かーという気持ちになっている。

なにせ、いろいろなことが起こりすぎた。夏ぐらいから。それ以前の記憶がかすむほどに。

まず、母の病気が見つかった。もういい歳なので、病気のひとつやふたつ、というところではある。
が、本人は「覚悟を決める」と言って、家を整理しはじめるほどやばい病気だった。

幸い、そこそこの大手術が必要だったものの、一応は悪いものはとりきれたらしい。
経過観察は必要だけど、覚悟を決めていた母もいまは「体力を戻す」と言ってがんばっている。孫と遊びたい一心である。

そして、義父が死んだ。
ヘビーなので詳細はここには書かない。あまりにも突然すぎていまだに信じられないでいる。

いろいろなことが落ち着いたいま、気が付いたら12月になっていた。

一般的な嫁と義父の関係性がどういうものなのかわからないけど、私は結構仲良くさせてもらっていた方だと思う。

私は実父をすでに亡くしていて、息子は私の父のことを知らない。生まれたときから彼にとっての「じいじ」は義父ひとりだった。
だからこそ、子どもを産んでからはとくに、実父にできなかったことを義父にしてあげたい、という気持ちが多少あったように思う。

それはもしかしたら自己満足であったかもしれない。とうとう生きているうちに孫を見せられなかった私の少しの後悔を昇華するためであったかもしれない。

息子は義父にめちゃくちゃ懐いていたけれど、年齢からいうと、おそらく大きくなったらはっきりと覚えていないんじゃないだろうか。それは、なんだかとても悲しい。

私は義父にとっていい嫁だったのか、それはわからないけれど、義母から聞いた話では、職場の方々やご近所さんに、息子(夫)とその嫁(私)の自慢話をよくしていたらしい。そうだったのか。ちょっと泣いた。

どんなに悲しんでいても、生きていくしかない。お腹は空くからごはんを食べるし、ごはんを食べるためにはお金を稼がなければならない。そしていつものように仕事をする。

そうやっていつもの日常へ。

その日常の中にいなくなってしまった人のことを想いつつ、来年こそは何事も起きず、平和な1年になればいいなと願う今日この頃です。


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洋梨
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