欅坂46 「THE LAST LIVE」初日を観た
10月12日(月)に開催された欅坂46としての最後のライブを鑑賞した。
会場全体を使用した演出
初日と2日目で全く違うセットリストで構成されたライブ。前回のオンラインライブ同様、会場となった代々木第一体育館を全面に使用した大規模なステージだった。広い客席を上から映像を流し、かなり見応えのある演出だった。
メインのステージに向かう通路を全面モニターの狭い空間にして、そこでもパフォーマンス行えるようにした凝ったステージだった。
随所にメンバーをフューチャーする過去映像があってからの楽曲スタートが取り入れられて、各メンバーの5年間の成長を見る事ができた。卒業証書授与をイメージした演出が欅の幕引きを表現していた。
初日の感想
初日は全体的に落ち着いた曲が多かった印象。セトリの感じたとこのままフェードアウトしていくようなダークな一面を押し出したセトリだ。※下記に特に気になった楽曲もピックアップしてます。
SE:OVERTURE
01. サイレントマジョリティー
02. 大人は信じてくれない
03. エキセントリック
04. 語るなら未来を…
05. 月曜日の朝、スカートを切られた
06. Student Dance
07. カレイドスコープ
08. 渋谷川
09. I'm out
10. Nobody
11. 東京タワーはどこから見える?
12. 避雷針
13. 不協和音
14. キミガイナイ
15. 君をもう探さない
16. もう森へ帰ろうか?
17. 黒い羊
土生瑞穂の成長
個人的にはこのグループで1番躍進したのは土生瑞穂だと思っている。グループ1の高身長で現在はモデルとしても活躍しており、天然を超越した異次元なトーク、欅でなくても活躍できる逸材だ。デビュー当時は髪も長く、ゲーム大好きなオタク気質な雰囲気を醸していたが、番組でフューチャーされるようになり、どんどん才能が開花されていった印象だ。そんな彼女が欅の中でも人気の高い「エキセントリック」のセンターに任されたのだ。髪もショートになり、表現のバリエーションが増えた彼女がセンターになったこの楽曲は最高にカッコよく仕上がっていた。数少ない平手時代よりも好きなパフォーマンスだ。
小林由依の悲劇
小林由依がギターを弾きながら歌うなかなかレアな曲「渋谷川」を披露。元々は今泉佑唯とのデュエット曲だったが、今回はソロで披露。個人的には武元唯衣が引き継ぐと思ってた。歌って欲しかった。
それは初日の中盤、それぞれの楽曲披露でこの曲に回ってきた時に起きた。彼女が歌い出すと同時に鳴らしたギターのチューニングが全く合っていなかったのだ。弾いてる本人も音程とるのに戸惑っていたのも見てとれたし、フルで弾き語りだったら大変な事になっていただろう。ネットでは「チューニング」(これも小林今泉の楽曲)の布石と書かれていて笑ってしまった。しかしあれは酷かった…今後映像化がされるならカットされるレベルの事故だ(個人的には小林の名誉にかけてカットしてほしい)
上村莉菜の覚醒
「もう森に帰ろうか」でセンターの上村莉菜がワイヤーアクションを披露(といっても上を見上げてただけど)引っ込み思案の彼女がこの演出を許諾したのは、大きなステップアップな気がする。本当によく頑張ったと思う。これから櫻坂になったらもっと前に出るようになってほしい。
グループが黒い羊の群れになってしまった
メンバーの脱退、報道により、いつの間にか大人への反逆しすぎたグループになってしまった。グループ全体のイメージも悪くなり、他の坂道グループに比べれば印象があまり良くないし、世間からも黒い羊扱いされてしまう危惧もあったと思う。活動を続けていくには、改名して生まれ変わるしかなかったのだろう。今回披露された「黒い羊」は小林がセンターで披露されたが、現状からの脱却(卒業)を感じさせる見事なパフォーマンスだった。
思いの外、長くなった…2日目の感想は近日中にまとめます…