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アニメ『Nier:Automata』 / 暗号解読 Chapter.10
当記事は
アニメ『Nier:Automata』の暗号解読結果について扱っています。
ネタバレを多分に含みますので、
ご了承の上お進みくださいませ。
Chapter.9の解読結果は下記をご参照ください。
< 解読結果:Chapter.10 >
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【報告】
人類は常に外部に問題の原因を求めていた事が判っている。
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【報告】
機械生命体群体内に宗教に似た現象が発生したのは、
そうした人類記録の模倣だろう。
所感
宗教について
人間の祖先のホモサピエンスは
他の類人猿より
身体能力が劣っていたにもかかわらず
淘汰を免れて唯一の残存種となりました。
その理由は、
形のないものを信じ団結することで
大きな力を得たからだと
聞いたことがあります。
宗教を、神のもとに人々が団結し
生存確率を上げるためのものだとすると
それを模倣した機械生命体が
集団自決に至ったのはなんだか皮肉に思えます。
この宗教のカミであるイヴさんはもう存在しません。
寄り集まらないと生きられない
弱い個体である人間を模倣して
形作られた機械達の精神もまた
何か信じるものが必要という
脆弱さを持ってしまったのかもしれません。
信じるものや生きる意味を失ったとき求めるのは
死の救済ではないでしょうか。
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