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みんなに届け! ぼくの“推し本” 10月推し本はナナオ著『新潟銭湯ずかん2』です!

まちの本屋さんの店主である“ぼく”が、みんなに推したい本を一冊選び、その魅力を熱く、深く、面白く伝えます。作家さんの対談や、オリジナルの特典など、とにかく「推し本」を推しまくります。

一冊の本を深く読み込むことで、本の楽しさを再発見するきっかけになれば、ぼくはとってもうれしいです。

「みんなに届け!ぼくの推し本」開催にあたって

SANJO PUBLISHIGでは、10月14日から10月30日まで「みんなに届け!ぼくの推し本」キャンペーンを行います。店主が推して推してやまない一冊、今回はナナオさん著の「新潟銭湯ずかん2」をピックアップして推します。

今回はそんな推し本についての思いと、関連本をご紹介します。

「新潟銭湯ずかん2」は、SANJOPUBLISHING1階本屋店頭、またはオンラインストアで絶賛取り扱いを開始しました。

ぼくの“推し本”『新潟銭湯ずかん2』

家風呂が普及し個人化もすすむ今の時代
この本は銭湯と人、わたし、新潟浴場組合をも「銭湯」に目を向けさせる。
三条市にも残りつづける銭湯、あと2軒の灯火を消さないように。
著者は自身で組合の協力を得て、製作し、届けつづける、
その姿をわたしと重ねて、
本屋さんとしてこの本を届けたい。そう思えたのだ。

「銭湯」に魅せられたナナオさんと“ぼく”

著者のナナオさんは、刊行にあたって新潟市内11の銭湯を巡り、浴室を描いた「新潟銭湯ずかん1」という本を自費出版しました。製作は、建築の作図技法を使いつつ、それを水彩のかわいらしいタッチで描いています。

もともと、製作を志したのはとある番頭さんのひと言。

「新潟の銭湯の数が減っている」

そして、10月に「新潟銭湯ずかん2」を刊行されたタイミングで、10月推し本キャンペーンと開始しました。「新潟銭湯ずかん2」では、ページ数がぐぐっと増え、より銭湯を楽しめるようになったほか、カランや湯屋錠など銭湯にまつわる細かなグッズの紹介もされていて必見です。

家風呂が普及し個人化もすすむ今の時代。あらためて「銭湯」に目をむけ、その魅力を、まだ銭湯が2件も残っている三条の地から考えていきたい。

『新潟銭湯ずかん2』関連本について

SANJO PUBLISHINGでは、推し本キャンペーンの始まりとして銭湯の関連本を展示と販売を行っています。

懐かしくて新しい「銭湯学」 お風呂屋さんを愉しむとっておき案内

出版:メイツ出版
著者:町田忍
出版年月日:2021年9月
サイズ:単行本サイズ
ページ数:112ページ
<内容紹介>
暖簾をくぐれば、笑顔が出迎えてくれる。「いらっしゃい」の声が「おかえり」のように聞こえるのはなぜだろう。それはきっと銭湯が、1日の終わりに汗を流し、ほっとできる場所だから。
この本は、銭湯に懐かしさを覚えるという世代から、レトロなものに魅力を感じるという若者まで、銭湯文化に興味を持つ皆さんに贈る、銭湯の楽しみ方ガイドブックです。
現在、東京の銭湯の数は493軒(2021年8月現在)。最盛期の昭和43年は2687軒ですから、2割を切るほどになってしまいました。全国でも同じように、年々減少しています。そのような中でも、家庭の風呂には無い開放感や近所の人たちとのおしゃべりを楽しみに来る人々や、銭湯の文化的価値に魅力を感じている人など、多くの銭湯ファンがいます。
そして、施設や設備を清潔・快適に維持したり、利用者のニーズに合わせて改築したりするなど、営業努力を重ねている銭湯経営者の方々がいます。本書は銭湯がこれからも人々に愛され、そして一人でも多くの銭湯ファンが増えるようにとの思いから刊行しました。

わたしは銭湯ペンキ絵師

出版:秀明大学出版会
著者:田中みずき
出版年月日:2021年5月
サイズ:四六
ページ数:170ページ
<内容紹介>
現在、日本で3人しかいない銭湯ペンキ絵師。その中で唯一の若手として活躍している著者は、どのような思いからこの道を進むことを選んだのだろうか。銭湯ペンキ絵師という職業の魅力、伝統を背負うことの重圧、印象に残っている作品などについて語り尽く。

銭湯図解

出版:中央公論新社
著者:塩谷歩波
出版年月日:2019年2月
サイズ:四六判
ページ数:123ページ
<内容紹介>
小杉湯番頭兼イラストレーターで設計事務所出身の著者が、建築の図法(アイソメトリック)を用い、銭湯の建物内部を精密な俯瞰図で描く「銭湯図解」。Twitter上で発表されて話題となり、新聞、テレビ、ラジオなどでも取り上げられたシリーズが待望の描き下ろし書籍化。
本書では、「露天の王様」「銭湯建築のニューウェーブ」「泣きに行く銭湯」など、都内を中心に24軒の銭湯の図解をカラーで掲載するとともに、見どころ、味わいどころをエッセイで紹介。銭湯初心者から上級者まで楽しめ、心もほかほかになるイラストエッセイ集。小山薫堂さん、南沢奈央さん、向井秀徳さん(Zazen Boys)、推薦!

銭湯からひろげるまちづくり

出版:学芸出版社
著者:加藤優一
装丁:美馬智
出版年月日:2023年7月
サイズ:四六判
ページ数:224ページ
<内容紹介>
銭湯の常連たちがつくったシェアスペース「小杉湯となり」。銭湯のようにほどよい距離感で多様な暮らしが持ち寄られ、関わる人の主体性で居心地が保たれている。20~80歳の約50人による世代を越えた運営から、エリアの空き家を活用した拠点づくりまで、半径500m圏内の地域資源をつなぐ空間・組織・事業のヒント。

銭湯

出版:書肆侃侃房
著者:福田節郎
装丁:加藤賢策(LABORATORIES)
出版年月日:2021年8月
サイズ:四六判上製
ページ数:224ページ
<内容紹介>
読者を巻き込む世界観。銭湯をテーマに近くて遠い世界に引き寄せることばは失われていた輝きを思い出させる。バカバカしくも、ダラダラで。でもすごく誠実にまとめた一冊は読み手の想像力をかき立てるものだ。

お問合せ先

SANJO PUBLISHING 担当:町田
メール[infoアットマークsanjopublishing.com]※アットマークを@に変換して入力してください
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