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燕三条 工場の祭典 2023 ブックセレクトのご紹介

SANJO PUBLISHNGでは、10月26日から29日まで開催される、燕三条地域及びその周辺地域の企業がKOUBAを開放し、ものづくりのまちの現場を見学・体験できる大型イベント「燕三条 工場の祭典 2023」に合わせて、ブックセレクトを行なっています。

「燕三条 工場の祭典 2023」では、金属製品や木工製品、布製品、食品、金属加工、金属材料、布加工、包装資材、リサイクルなど、さまざまな形でつくられるものづくりのまち、燕三条地域。その魅力を本を起点にご紹介したいと考えました。

ものづくりをまちを訪れ、製品を知り、工場を廻り、道具と出会い、書籍からアイデアや思想を深めてみる、そんな楽しみ方もオススメです。

ブックセレクトの一覧

タイトル:地場伝統企業のものづくりブランディング―玉川堂、勝沼醸造、白鳳堂、能作はなぜ成長し続けるのか
出版社:晃洋書房
著者:長沢伸也、 川村亮太
内容紹介:
衰退の一途を辿る地場伝統ものづくり企業の中で例外的に成長し続ける鎚起銅器の玉川堂(新潟県燕市)、甲州ワインの勝沼醸造(山梨県甲府市)、化粧筆の白鳳堂(広島県熊野町)、錫鋳物の能作(富山県高岡市)という注目すべき4社の事例を分析。高くても売れる「伝統知に基づく古くて新しい日本的経営」のポイントとして
1 「限定流通チャネル」
2 「マス広告忌避」
3 「製品文化創り込み」
4 「聖地化」
5 「独自性」
の5つの仮説構築・検証する。新たな「日本」発ブランド創造の道筋とものづくり自体をブランド化する「ものづくりブランディング」を提案する。

タイトル:星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書
出版社:日経BP
著者:小野田鶴
内容紹介:星野リゾート率いる現役経営者・星野佳路による、世界最先端の経営学の研究報告――
◎ データが証明。 ホントは強い! 同族経営
◎ ビジネス理論で解析すれば、課題と対策が見えてくる
ジャスティン・クレイグ教授が解析
「4つのフレームワーク」による「星野リゾート研究」
          ×
注目経営者から引き出した「同族経営、ここだけの話」
「理論」×「ケーススタディ」で構成する新しいファミリービジネスの教科書!

タイトル:ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かす
出版社:祥伝社
著者:山口周、 中川淳
内容紹介:ビジョンを掲げ、創業300年の奈良の小さな老舗を全国規模に成長させた中川政七商店。いかに「取り組むべき問題」を明確にし、浸透させ、実践すればいいのか?「意味がある」をどうつくるか?
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◎なぜ、ビジョンが大切なのか?
ビジョンは経営資源であり、自分を守る武器にもなる
●社員にビジョンを理解してもらうために何が必要か
●マーケット・インからビジョン・アウトの時代へ
●ビジョンは時代や社会への違和感から生まれる
●長い時間軸のなかでブレないビジョンをつくるには
●なぜビジョンが建前になってしまうのか
●「ビジョン型」リーダーが少ない日本企業
●ビジョンを定める、ビジョンを磨く その方法
●一人ひとりがビジョンとともに働くということ

タイトル:民具のデザイン図鑑: くらしの道具から読み解く造形の発想
出版社:武蔵野美術大学 民俗資料室
著者:誠文堂新光社
内容紹介:■民具からデザインのヒントを見つける
特定の設計者がいない、人々の暮らしから生まれる民具の造形には、身体性や生活の現場において理にかなった造形やデザインのアイデアが秘められています。民具の分類としては衣・食・住など「用途別」による分類・整理が一般的ですが、本書では形態、機能、素材、意味などに注目し、民具がもつ豊かなデザインの世界をあらためて問い直します。
「小さな森で身を包む」「つくろいの造形」「布で情景を描く」などのトピックを立て、ビジュアルを豊富に用いながら、用途の枠を超えて民具の魅力を横断的に読み解きます。収録する民具は、武蔵野美術大学民俗資料室が収蔵するおよそ9万点のコレクションから精選。本コレクションは、民俗学者・宮本常一の指導により収集が始まり、生活用具、郷土玩具、信仰資料など、国内有数の収蔵品を誇ります。

タイトル:TRAVEL UNA (トラベルユーナ) 第3号 (特別編集号) さあ、九州のアートとクラフトの旅へ
出版社:株式会社UNAラボラトリーズ
著者:.UNAラボラトリーズ
内容紹介:United Native Acumenの頭文字を冠したTRAVEL UNA(トラベルユーナ)は、毎号テーマを決めて九州という土地の叡智を探究し、更なる九州の魅力を生み出すトラベルガイドです。 特別編集号と銘打ったNo.3は、九州各地の様々なアートとクラフトの旅の入口となる一冊です。本号で取り上げたデスティネーションやクラフトピープルは、すべて私たちUNAラボラトリーズのツアーで訪れることができます。世界的な感染症の流行により、旅に求めることが大きく変わりつつある今。TRAVEL UNAは次なる旅への扉を開きます。 さあ、UNAとともに新しい旅へ。

ものづくりと歴史特集はこちら

ものづくりに必要な力、 知識を得ること、想像すること、問いを立てること、 アイデアを出すこと、自分でつくること、改善すること、鍛錬すること、続けること、を育むことができる、そんな本たちをご紹介しています。

  「西山カートン」でのオープンファクトリーと出会い

「燕三条 工場の祭典 2023」では、燕三条地域にある企業87社が工場を開くオープンファクトリーのほか、この地域を熟知したガイドと共に巡るKOUBAツアー、オフィシャルのトークショーを開催。

他にも、「任意団体 KOUBA」が新しく発足され、KOUBAを"知ってもらう"から"使ってもらう”へ。”参加する”から”作る・学ぶ”へ大きな変化する年。10周年を迎える今年、祭典で株式会社西山カートン(以後、西山カートン)にお邪魔しました。

西山カートン
ダンボール箱の製函を行っており、オリジナルのパッケージから通用箱まで幅広く対応している。

オープンファクトリーでは、さまざまなダンボール箱の製函の工程を知り、体験できるプログラムを展開。当日は、スタッフが同席のもと、普段から利用する大型機械や手足を使いながら裁断するワークショップを行いました。

目を凝らすと、オリジナル箱をつくるにあたって、折り目ひとつひとつに型番が用意され、サイズごとにカスタマイズされた機械を自在に操っていました。一際、目を引いたのがサンプルでつくれたオリジナルダンボール箱。

担当者から「サンプルの用途は異なりますが、書籍用に箱づくりを行ったことがあります」とのことでした。書籍をインテリアとして、持ち運びでもよいオリジナルダンボール箱、西山カートンで実物をご覧ください。


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