00【コーディネーターインタビュー】_森田優子&石山紗希
今までの活動を振り返りながら、コーディネーターのおふたりにお話を伺いました。
NextComonsLab弘前が動き出したのは2018年春。まずコーディネーターの石山さんが着任しメンバーの採用活動をしながら、パートナーだけでなく地域の方々にNext Commons Labを知ってもらうところから始まりました。
石山:ネクストコモンズラボって名前だけでは何をしているか分からないし、すこし怪しそうですよね(笑)。まずは自分が何者か、そして弘前で何をやりたいか、なぜやりたいかを会う方々に伝え続けました。
石山さんの明るく親しみやすいキャラクターと熱意で、気にかけてくれる方が徐々に増えてきたなか、2019年から続々とメンバーが着任し、事業立ち上げに向けて動き出したんですよね。コーディネーターとしてはどうでしたか。
石山:コーディネーターはメンバーの伴走役として、一緒に考え、人とつなぎ、サポートする役割を担ってます。弘前はNCLの拠点の中でも一番人口規模も大きく、既に様々なテーマで動いている人が多いです。その分メンバーの立ち位置や役割、動き方、そしてゼロからイチを生み出すことのハードルは高いように感じます。
森田:地域資源を活かして課題を解決するための事業立ち上げは、試行錯誤の繰り返しです。でもメンバーが地域の方々とどんどん動いていく姿や実現しようとしている未来にはとても希望があるので、実現に向けてサポートしていきたいです。
2019年はメンバーの拠点かつ地域に開かれた場所としてHIROSAKI ORANDOという場所をオープンし、様々なイベントを開催してきたんですね。
石山:日常生活で出会わない人同士がつながり、小さなチャレンジができる場所になるように企画したのですが、イベントでは毎回集まる参加者が全然違うのが面白いですね。そして実際に新しい出会いに繋がるのを見たり、チャレンジした人が喜ぶのを見るのはとても嬉しいです。
森田:2020年になってからはコロナにもなり、オランドでのイベント開催が難しくなったりメンバーも私たちも計画通りに進まないことがたくさんありました。ですがオンラインを活用したり、アプローチを変えたり、今できることを考えてそれぞれ前を向いて動いています。
そんな弘前でお二人やメンバーはどういう役割になっていきたいと思っていますか?
石山:私は変わらず地域の人材コーディネーターという役割で動いていきたいです。外と中の人を繋ぐための土壌や環境づくり、機会を色々なアプローチでつくっていきたいです。そしてもっと多様な生き方、働き方、関わり方を弘前からつくっていけるように動いていきたいと思います。
森田:弘前から新しいチャレンジを増やしていける仕組みづくりを進めたいと思っています。ひとりでは難しいことも一緒にする人がいることで進んだり、新しいアイデアが浮かんだり。年齢や職業関係なく、そして遠くから弘前を応援したいという人も多いので場所も関係なく参加できるようにしていきたいです。
【プロフィール】
森田 優子(左)
群馬県前橋市出身。東京での都市銀行のITシステム開発・プロジェクトマネジメントの仕事を経て、地域で新しい仕事を創り出す現場に関わりたいとの思いからNCL弘前に着任。弘前という街や人の面白さを多くの人に伝えたいと活動中。
石山 紗希(右)
青森市出身。弘前大学農学生命科学部卒業後、JICA青年海外協力隊に。ガボン共和国にて2年間農業普及員として働く。帰国後は青森を盛り上げたいとの想いが強くなり、東京のNPOにて地域と人を繋ぐプログラムやイベントの企画運営のノウハウを積み、Uターン。
(記事は2020年10月のもの)
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