見出し画像

プログラミングを学ぶ前に知っておく必要があること。

聴いてみよう

この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2022年3月5日配信の書き起こしです。

読んでみよう

00:01

にゃおのリテラシーを考えるラジオ

読書と編集の千葉直樹です。

このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。

今回のタイトルは、

「プログラミングを学ぶ前に知っておく必要があること。」

というものです。

00:23

プログラミングは誰でもできる。

プログラミングができると仕事がたくさんある。

どちらも間違っていません。

むしろこれからはプログラミングは基本的な素養になっていくでしょう。

でも一念発起して学び始める時に、プログラミングに行き着く前に挫折する人がいます。

00:48

そんな人を見て残念だなと思うことが度々あります。

プログラミングはパソコンがあればできます。

でも、プログラミングを学ぶ前に、基本的なパソコン操作ができないと話になりません。

電源を入れてアイコンをクリックする表示されたアプリケーション画面をマウスで操作する。

01:13

Web ブラウザで検索する。

画面に出てきた入力項目を埋める。

ワープロや表計算を何とか使える。

というようなことができても、プログラミングに入るには全く不十分です。

01:35

すでにプログラミングを始めている人にとっては当たり前のパソコンの基本操作があります。

それは、第一にパソコンの中のファイルの構造を把握するためのツールが使えること、第二にテキストエディタを選び操作ができることです。

01:56

パソコンの中には最初からどちらも入ってはいるのですが、

02:15

情報を消費する使い方しかしていない人は、この 2 つのツールを触ったこともないということがあります。

Windows マシンならエクスプローラー、Macならファインダー

まずはこれを立ち上げてその機能を知ることが必要です。

02:33

パソコンの中のファイルがどのように分類されているのか、ファイルにはどんな種類があるのか、自分が必要とするファイルを探すにはどうしたらいいのか、わからないことがあったらググりながら触ってみてください。

02:50

デスクトップにあるアイコンや画面下に並んでいるタスクバーを使わずに、エクスプローラーやファインダーを使い、エクスプローラーやファインダーから使いたいアプリケーションを起動できるようになりましょう。

こっちが基本で、デスクトップやタスクバーのアイコンは簡単に起動するための近道を用意してあるだけなどということを理解してください。

03:15

次にテキストエディタを知りましょう。

まず、プレーンテキストについて理解する必要があります。プレーンテキストとは文字だけが並んだものです。

03:35

「文字だけ?」

と、ピンとこない方がいるでしょう。

例えばワープロの文章を考えます。

罫線などは文字ではないので、除外するとして、

文字だけを打ち込んだらプレーンテキストになるのでしょうか?

わざわざこんなことを言っているくらいですから、そうはならないのです。

04:00

見た目は文字でも、ワープロの場合は文字自体の他に字体とか文字の大きさとか紙の大きさなどのパッと見は見えない情報がデータとして書き込まれています。

プレーンテキストにはこれらのパッと見て見えないデータはありません。

04:17

というか、全てのデータが見えてしまうとも言えます。

データと見た目が一致しているのがプレーンテストです。

プレーンテキストでできたファイルを使うにはテキストエディタが必要です。

Windows や Macにはプレーンテキストが使えるアプリがありますが、最近は余計な機能がついていて、プレーンテキストは使いにくい場合があります。

04:49

プログラミングをするには、プログラミングに便利な機能のついたテキストエディタを使うのが慣例です。

ただ、これはたくさん種類があります。

「Windows 定番テキストエディタ」

とか

「Mac 定番テキストエディタ」

などのキーワードで検索してどれかを選んで使ってみる必要があります。

05:13

Windows でもMacでも使えるテキストエディタには「Atom」というものがあります。

普通にインストールすると大抵は英語版です。

テキストエディタになれてしまうとメニューなどが英語でも特に不自由はしないのですが、最初は日本語パッケージを導入する必要があるかもしれません。

05:36

プログラミングを支援するプラグインを追加することもできる人気のテキストエディタです。

プログラミングをする上で、さらに便利で最近人気なのがVisual Studio Codeというものです。

テキストエディタというよりは IDE(統合開発環境)に分類されるものですが、最近の新しいプログラミング言語を学ぶなら準備しておいた方が良さそうです。

06:06

インターネット上にたくさんの使い方の情報があるので検索してみましょう。

もっとシンプルなテキストエディタもたくさんあります。

どのテキストエディタでも、

  • 新規のファイルを作ること

  • テキストを打ち込むこと

  • ファイルをディスクに書き込むこと

が最低限の機能としてあります。

06:29

まずはこの機能を確認することで、ひとまずプレーンテキストファイルを作ることができるようになります。

プログラムを打ち込む前に、テキストエディタで自分の思った文字列をファイルにして、パソコンの中の好きな場所に置けるようになりましょう。

06:48

これができるようになってから、プログラミング言語を学び始めるのが良いです。

初めてプログラミングを学ぶという人は、

  • エクスプローラーやファインダーを使えるようになる

  • 好みのテキストエディターを使えるようになる

先にこの 2 つをやりましょう。

うーん^^;

その前に,

  • キーボードが自由に打てること

07:11

  • キーボードのアルファベット以外の文字の呼び方を知る

必要もあります。

これらは慣れてしまえば当たり前になってしまうものですが、一番最初に迷子になって心が折れるハードルです。

07:35

心して覚えてくださいね。

読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。

詳しい内容については、概要欄のリンクから、または「読書と編集」と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。

07:56

この配信の書き起こしをnoteで連載しています。

概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。

今日もワクワクする日でありますように。

千葉直樹でした。

ではまた。

Podcastの聴き方

Podcastの聴き方は以下のnoteをお読みください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?