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コンピュータと人の違いは「繰り返しの数」で、だからこそ知っておくと良いコトがある

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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2022年6月1日配信の書き起こしです。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ

読書と編集の千葉直樹です。

このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。

今回のタイトルは、

コンピューターと人の違いは繰り返しの数で、だからこそ知っておくと良いことがある。

というものです。

ヒトとコンピュータの違い

コンピューターを知る第一歩は、ヒトのモノゴトの考え方との違いを知ることだと思います。

コンピューターがやっていることは、人が普通はやれないことです。

分かったような分からないような感じがするでしょう?

比較するにはあまりにも違っていて、共通点があるように思えないので、人がやれないことをやっていると言っても、

「それはそうだろう」

と思うかもしれません。

ここで言った「人がやらないこと」というのはズバリ同じことを繰り返す回数がとんでもなく多いということです。

繰り返し回数がとても多いから

信じられないかもしれませんが、僕たちがスマホのアイコンをタップする時に一瞬で何百万回もの同じようなことを繰り返し実行しているのです。

回数がとんでもなく多いということは、その 1 回の処理の中に 1 つ余計な処理があるだけで、一瞬で何百万回も余計なことをやってしまうということにもなります。

では、そんな余計なことをしなければじゃないかと思いますよね?

その通りなのですが、これがそう簡単ではありません。

人がやることはコンピューターと比較して繰り返す数が少ないので、普通に考えるやり方が常に効率が良いとは限りません。

繰り返す回数が少ないので、効率の悪さが目立たないだけなのです。

人間は状況に適応して動けるように、多少効率が悪くても臨機応変な対応ができるようになっているわけですね。

コンピューターは新しい状況に対応するのがとても苦手ですが、代わりにどんなことでもプログラムされたことは、人間よりも何百万倍も早く繰り返すことができます。

でも、そのプログラムを作るのは人間です。

普通には少ない回数しか繰り返さない、効率の悪いやり方をプログラミングしたら、何百万回も繰り返すとなんだか遅いということになるのです。

アルゴリズムを工夫するための数学

そうならないためには、もっと人間が頭を使って、いつもはやらないような違う発想のやり方を見つけ、それを元にプログラミングする必要があるわけです。

こういう違う発想として数学を上げることができます。

例えば、数学の方程式をノートに書いて筆算すると、むちゃくちゃ面倒でそれで挫折したという人が割といると思います。

プログラミングを覚えてプログラムの中に方程式をうまく埋め込んだら、具体的な値を使った計算が立ちどころにできるし、それは何億回でも繰り返し計算できます。

そういう便利な方程式のような数学の考え方は、何世紀も前からたくさんの数学者が見つけ出しているので、それを使わない手はないし、これからももっと便利で効率の良い考え方は生まれてくるでしょう。

ざっくりまとめると、コンピューターに効率良く仕事をさせるためには効率の良い考え方を知っておくのが良いということで、それは人が普通に考えていることとはちょっと違うよということになります。

そういうことを学ぶにはまず数学を学ぶのがいいかもしれません。

数学にアレルギーを持つ方は多いでしょうけど、きちんと学ぶとコンピューターを使わなくても効率よく仕事ができるようになるので、機会があったら学び直してみるといいと思いますよ。

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今後配信の中で参考にしていきたいと思います。

おわりに

読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。

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この配信の書き起こしをnoteで連載しています。

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今日もワクワクする日でありますように。

千葉直樹でした。

ではまた。

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