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連絡船の思い出。

聴いてみよう

この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2022年5月5日配信の書き起こしです。

読んでみよう

にゃおのリテラシーを考えるラジオ

読書と編集の千葉直樹です。

このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。

今回のタイトルは、

「連絡船の思い出。」

というものです。

青函連絡船

連絡船という言葉は随分昔のものになってしまいました。

ここで言う連絡船は主に青函連絡船のことです。

僕は道産子なので(笑)

まだ国鉄がある時代、青森と函館の間は国鉄が運用する船が人や貨物を運んでいました。

国鉄が JR に変わったのは僕が 21 歳の頃ですから、青函連絡船に乗ったのは、ほとんどが十代の頃でした。

当時は北海道から東京などに行くメインルートは鉄道でした。

飛行機はちょっと贅沢な感じだったのです。

初めて連絡船に乗ったのは小学 4 年の頃です。

朝から特急列車で函館に向かって、夕方くらいの連絡船に乗りました。

乗った船は津軽丸でした。

道内の移動が結構長くて疲れていたこともあり、船酔いが辛く感じたものでした。

船内の印象

初めて乗った連絡船で印象に残っていることがあります。

一般の乗船口から乗り込むと正面にカウンターがあって、その後ろに事務室がありました。

その事務室の前の壁のところに船の概要説明の掲示がありました。

その中に緊急時に鳴らす汽笛のリズムが書かれていました。

海の上にいるということを痛感して、もしも何か起きたらどうしようと真剣に思いました。

僕が乗ったところはカーペットの船室でしたが、部屋の周りにある棚のところにある救命胴衣をいつも目の端に置いたりしていました。

就職してからやたらと飛行機に乗る機会が多かったのですが、乗り慣れても最初の安全ビデオや安全のしおりをきっちり見る癖はこの時に身についた気がします。

もうひとつ印象にあるのは船室の中に婦人席というのがあったことです。

入り口にのれんのようなものがかかっていて、小さい子供が出たり入ったりしていたのを覚えています。

船酔いの影響は大きくて、帰りにまた乗らなければならないのが、とても恐ろしい感じがしたものでした。

グリーン船室

中学生の頃に乗った時にはだいぶ船酔いには強くなっていて、船の中を色々歩き回ったものでした。

普通船室の 1 つ上のフロアにはグリーン船室がありました。

グリーン船室指定席の座席はとても広いのですが、料金が案外安かったので、連絡船に乗る時にはグリーン船室指定席を使うことにしていました。

グリーン船室の入り口ロビーにはソファーなどもあって、ちょっとだけ優越感を感じたりもしたものでした。

グリーン船室の前には寝台船室もありましたが、青森函館間は 4 時間弱なので、中途半端な感じがして乗らなかったんですね。

今となっては失敗だったなあと思います。

夏の混雑

当時は夏休みなどに移動することが多く、大体繁忙期だったので、連絡船も前後の列車もむちゃくちゃ混み合っていたという印象があります。

北海道から東京への移動では連絡船に乗る時間は深夜になることも多かったのですが、それでもたくさんの人が乗っていたと思います。

青森のねぶた祭りの時期にはねぶたの衣装を着て、函館から青森に向かう女性たちもたくさんいて、青森と函館はひとつの文化圏などだなあと感じたものでした。

出港する時に鳴るドラの音や、流れる「蛍の光」が独特のムードを作っていて、「津軽海峡・冬景色」に出てくるような、ちょっと裏悲しい感じを実感として感じたものでした。

社会人になって、ちょうど飛行機での移動が普通になって、札幌から東京は函館に行くよりも近いような感じになり、便利にはなりましたが、連絡船で感じた独特の旅情みたいなものは感じられなくなったなあと思うのですよね。

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今後配信の中で参考にしていきたいと思います。

おわりに

読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。

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この配信の書き起こしをnoteで連載しています。

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今日もワクワクする日でありますように。

千葉直樹でした。

ではまた。

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