【速報】Marqeta 2024年度Q3決算 詳細分析レポート
Disaster.
日本時間2024年11月5日(火)朝、Marqetaが2024年度のQ3決算を発表した。
<主要数値>
収益【評価:▲(-0.01億ドル)】
実績:1.28億ドル コンセンサス予想:1.281億ドル
EPS【評価:×(-0.01ドル)】
実績:-0.06ドル コンセンサス予想:-0.05ドル
決算発表直後の株価は時間外取引で31.76%の急落。
今期の数値以上に、今後の見通しに関するネガティブな内容で株価が惨憺たる状況になっている。
各項目について深く考察してみよう。
Agenda
1."TPVの成長と収益成長率との乖離要因
2.株価急落評価の要因となった想定外のインシデント
3.コアビジネスを危機に晒す「内製化」の脅威
4.試練のMarqeta、ここが正念場(ガイダンス考察)
1."TPVの成長と収益成長率との乖離要因
今期の取扱高(TPV)は前年比+30%の740億ドル。
これまでの決算同様、30%台の前年比取扱高成長率をキープした。
FY2023
Q1:37%(550億ドル) Q2:33%(540億ドル)
Q3:33%(570億ドル) Q4:33%(620億ドル)
FY2024
Q1:33%(670億ドル) Q2:32%(710億ドル)
Q3:30%(740億ドル)
前期の決算分析レポートにて、"この実績を「安定した高成長」と取るか、「サプライズのない横一線の成長」と取るかは、評価の分かれるところだ。"と記載したが、どうやら投資家たちは後者の印象で受け止めているようだ。
TPVはコアビジネスの生命線であるが、前年比+30%台の成長が既定路線となったいま、成長を劇的に加速させるカンフル剤が欲しいところ。
この状況をどう打破して右肩あがりの成長曲線を描いていけるかが見どころだが、残念ながら、現在のMarqetaは「それどころでは」ない。
銀行関連の規制に悩まされ、TPV成長の鍵をにぎる新規案件ローンチのスケジュールが大幅に遅延する事態となっているのだ。
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