マスターデュエル(23.8月シーズン20マスター1ランク)海皇水精鱗

ハリファイバーがいた頃以来久々にマスターデュエルの最高ランク(マスター1)に行けたので構築とかを上げようと思います。
大体マスター4の途中からやりだして一回落ちたりしながらマスター1に上げました。
最終的な勝率は6割ちょっとでした。

1.構築

クシャトリラ海皇水精鱗

 クシャトリラを入れた海皇水精鱗です。
 水精鱗とは言いつつメガロアビスしか入っていないので、クシャトリラ海皇といった方がよいですかね。
 一応あまり海皇を知らない人用に各採用カードについての説明を軽く入れようと思います。
 後で展開とか戦い方でも触れます。
①深海のディーヴァ
 最も強い初動でネプトへつないでいきます。3投。展開は後述。
②海皇子ネプトアビス
 ディーヴァからリクルートして竜騎隊をコストに竜騎隊をサーチ、コストにした竜騎隊でさらにサーチを繋いでいきます。
 単体で強い初動にできないが手札に来てしまうとややこしい+展開によっては二回目の効果を使えるので2投。
③海皇の竜騎隊
 ネプトなど水属性の効果発動のためにコストで墓地へ送り各種海竜族のサーチを繋ぎます。1ターンに1度の制約もなく、ネプトアビスの効果を使うためにはデッキに海皇が2枚以上ないといけないのもあり当然の3投。
④海皇の重装兵
 前述のとおりネプトアビスの効果発動のためにはデッキにネプトアビス以外の海皇カードが2枚以上必要であることから素引きの影響などを考えて1枚採用です。OCGでも海皇を使っていますが、海皇スプライトのように海皇とディーヴァを軽く出張させるような型ではなく、海皇をメインで戦っていく形であれば竜騎隊3、重装兵1が標準でいいと考えています。狙撃兵ではなく重装兵の理由は単純にセットカードよりも表側のカードを割れる可能性の方が優先されるからです。
⑤深海のミンストレル
 竜騎隊と一緒に手札から投げてエンドフェイズまで相手の手札をピーピングして一枚除外します。竜騎隊とセットで引けていればうららに引っかからずディーヴァを引っ張ってきて動けるが単体ではなにもできないこと、しかしディーヴァ無しの時クシャトリラと一緒ならば最低限10シンクロへつなげられることから2投。
⑥氷霊神ムーラングレイス
 ディーヴァ1枚からランダム2枚ハンデスを行えます。細かい動きは後述。竜騎隊でサーチするし持っておきたいカードではないので1投。
⑦水精鱗メガロアビス
 ムーラングレイスやミンストレルを素引きしているとき、クシャトリラがおらずレベル7が供給できてないときに竜騎隊から持ってきます。手札で竜騎隊などがだぶついていたり後攻で火力を出したりするためにも使えるので採用。サーチするので1投。

ここからは所謂汎用系です。
⑧クシャトリラフェンリル
 単体パワカ。後続のフェンリルやユニコーンを持ってきます。古投入で2投。
⑨クシャトリラユニコーン(+クシャトリラバース)
 単体パワカその2。クシャトリラバースを引っ張ってくることで、レベル7を2回供給できる。また、先出しすることで、相手の誘発に対しての牽制ができます。
⑩深淵の獣ドルイドヴルム+マグナムート
 主にティアラメンツなどの光闇系へのメタの誘発枠として採用。後攻時に出すとクシャトリラと噛み合いが悪いが、ティアラメンツへの有効札として最低限採用。ディーヴァとシンクロすることでアクセルシンクロスターダストドラゴンへつなげ10シンクロすることができるためある程度展開は問題なく行える。
⑪スモールワールド(+シンクロオーバーテイク)
 基本的にディーヴァを絶対持ってきたいので疑似サーチとしてスモールワールドを3投。基本的にシンクロで展開するのでシンクロオーバーテイクも採用。シンクロオーバーテイクはディーヴァしか持ってこれないが、スモールワールドは他にもつながるので3-1での採用。スモールワールドのつながりは下記。
中継役として超量士ブルーレイヤーを使用しております。こいつの役目はそれだけです。
遊戯王スモールワールド検索ツール様を使用しております。


スモールワールド

2.展開方法(戦い方)

基本的な動きはクシャトリラ+ディーヴァかディーヴァ単体です。
①ディーヴァ+クシャトリラユニコーン
 ユニコーンを出してバースをサーチ。
 ディーヴァを召喚してネプトをリクルート。
 ネプト効果で竜騎隊コスト竜騎隊サーチ、竜騎隊の効果でミンストレルをサーチ。
 竜騎隊コストにミンストレルを発動し、手札を除外。竜騎隊効果でムーラングレイスをサーチ。
 ディーヴァ+ネプトで武力の軍奏をシンクロ召喚、効果でミンストレルを吊り上げ。
 ミンストレル+ユニコーンでエジルギュミルをシンクロ召喚。
 バースを発動してユニコーンを蘇生して、武力とバロネスをシンクロ召喚。
 墓地水5体なのでムーラングレイスを特殊召喚して2ハンデス。

ディーヴァ+ユニコーン

 基本的にはこの10シンクロ2体と誘発で戦う形です。 このnoteを書いている最中に気づいたのですが、ブラックフェザーアサルトドラゴンも武力+ユニコーンで出せるので採用ありだったと思います。やってるときは気づきませんでした。②ディーヴァ+フェンリル ①と似た展開ですが、10シンクロが一枚足りなくなりますが、代わりに最終盤面にフェンリルが残ります。 フェンリルを出してユニコーンをサーチ(フェンリルでもいいですが公開領域に両方用意して起きたいのでユニコーンを優先) ディーヴァからムーラングレイスをサーチするまでの流れは同じです。 ディーヴァとネプトでタツノコをシンクロ召喚し、ここで墓地水5体なのでムーラングレイスを特殊召喚し、ハンデス。 たつのこと手札のユニコーンでバロネスをシンクロ召喚します。

ディーヴァ+フェンリル

③ディーヴァのみ
 ディーヴァのみとは言いますが、他に何を持っているかで変わります。
 ミンストレル、ムーラン、メガロのいずれかをセットで持っている場合、②のような展開をしてたつのこを立てにいったところでムーラン、メガロを手札に揃えられるので、ムーラン+バロネスで返します。
 深淵の獣を持っていてかつ相手に刺さらなそうであればたつのこと深淵の獣でアーケティスを出しに行きます。ここの9シンクロ枠は正直微妙なところなので仙々やウォルフライエなどでもいいと思います。深淵の獣を使いたい場合はムーランを使ってサイコエンドパニッシャーを使うこともあります。
 竜騎隊を握っているときはプリマドーナをシンクロし、ネプトやブルーレイヤーを引っ張ってきてドラガイトやバロネスなどにつなげる、といった流れやネプト効果時にメガロ+竜騎隊2枚になるためそこからムーランにつなげることもできます。

その他話題に出てきていないEXデッキですが、
 ブリューナクはたつのこブルーレイヤーくらいでしか出ませんが、数回出したいときがあったので入れました。優先度はだいぶ低いです。金満で謙虚な壺を採用できるデッキですが、その場合に除外してもよいと思います。
 グラディエールは対ティアラの時にユニコーン+レベル7しか展開できないときに出します。
 コーラルアネモネやエルフはディーヴァなどを吊るようで、誘発を引けず展開札が多いときに出していったり、ターンが返ってきたときに追加展開用に使います。

3.上記プランの採用理由について

海皇水精鱗はディニクアビスやアビスパイク、アビスオーパーや白闘気一角など、あるいは展開最後にスプライトにつなげたりなど、大きく展開する型を取れるのですが、今回海皇ギミックは可能な限りコンパクトにしています。
僕自身がOCGで使っている氷水も混ぜた海皇水精鱗を参考に下記に出します。

①展開力高めの海皇水精鱗
②展開はコンパクトな氷水海皇

①は展開の最大値がかなり高く設定していますが、ムーラングレイスをかました上で多数の妨害を構えてもオーバーキルであることも多く、事故率も決して高くはならないようにしてはいますが、ディニクしかなくて海皇に触れないときなど実質0妨害になってしまう手札になるパターンが多数あります。
 これはアウローラドンを使った展開も同じでそれだけではどうしようもないようなカードを多数採用しなければならないことが多いです。②の場合氷水だけしか引けてなくても、エジルギュミル+エジル+氷水の浸蝕のような盤面が引けるため、それ+誘発があれば何とかなることも多いです。
 今回海皇以外がクシャトリラ+深淵の獣+各種誘発であるのは海皇のギミックが引けてない場合、つまり展開札としての最低値の手札の時に、それはそれでグッドスタッフのような手札となるためある程度戦えると思ったからです。もちろん例えばティアラメンツやスプライトなどの最大展開とかでは全然貫通され得る手札でもありますが、相手が下ブレている可能性もあります。
 逆に最大値も例えばムーラン2ハンデスと後攻ドローで相手手札は4枚です。それに対してこちらは確定妨害はバロネス、エジルギュミルや承影は刺さらない可能性があります。また、初動は手札2枚で動いているため、残り3枚が誘発などの妨害札であるかどうかの運も込みで1~5妨害となります。実際のところ、深淵の獣や指名者をカウントすれば16枚誘発、汎用妨害を採用していますので、バロネス込みで3妨害くらいは期待できます。
 この場合相手が4枚すべて有効手札でなければ勝ちを拾える可能性がそれなりにあることになります。
 ただ例えば超融合を食らってしまう可能性や、誘発や汎用妨害をあまり引けず先攻展開しきればほぼほぼ勝てるというような状態ではなくないパターンもそれなりにあるのは事実です。
 ほぼほぼ先攻展開しきれば勝てるような構築もありますが、前述したとおり成立しないときの下ブレ値が激しいことから今回はそのプランを見送りました。またそのような先攻展開全振りのような構築だと後攻で捲りにくいというのも一つあります。ディーヴァが通るかどうかがかなり大きいデッキなので、展開され切った後で捲り返すには拮抗勝負や冥王結界破などで盤面を無力化してディーヴァ展開できればよいですがそう都合よくいかないというのもあります。
 ハリファイバーやVFDが生きていた頃も海皇を使って最高ランク(ダイヤ1)に行っていましたがその時の構築は最大値は先攻フルハン+VFD+サベージのような展開で、捲り用には禁じられた一滴などを採用していました。
 これはディーヴァではなくネプトが通ればフルハンかVFDが成立することから初動確率が8割以上あり、先攻展開が通ればほぼ100%勝てたことなどがあります。後手捲りもハリファイバーが通せれば何とかなるというところや、先攻勝率からある程度後手をあきらめてもいいという考えがあったからです。
 現状ではそこまでの安定性が取れてないし、ティアラメンツやスプライトなどの後手を捲ることを考えたときに手札に展開札だけを抱えて絶対捲れないとの思いからです。
 そろそろ六世壊パライゾスなどの追加のクシャトリラや氷水帝エジルラーン、ヴィサスアムリターラが来ることが考えられるので、その辺の採用によって構築が変わってくるかと思います。
 特にクシャトリラの追加が来る場合最大の天敵クシャトリラアライズハートが来ることになりますので、対クシャトリラが無視できなくなるので構築は大きく変わるかと思います。
 ただ今期の結果や来期のリミット改定を見るにチャンスもあるかと思うので、今後も考えていきたいと思います。
 もし何かあれば、質問などしていただければ可能な限りは対応したいと思いますのでどうぞ。
 長々と拙いnoteでしたが参考になれば幸いです。

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