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【第99回】熱中スイッチは切らないで 地域活性化も遊びから

始まりは石包丁だった その熱中がレストランを営む今も引き継がれている たとえ食事や睡眠まで削ったとしても 子供が無我夢中になっていることに水を差すのは……

限界集落という過疎地にありながら
包丁の切れ味が
すごいレストランとして
情報がいよいよ
すごい勢いで拡散しており
全国だけでなく海外からの来客も増加しています。

遡ると息子たち3人が
ナイフや包丁も持っていなかった幼い頃
河原で石と石をすり合わせ
石包丁を作っていたのが
研ぐということに興味を持った始まりです。

当時(今も)
3人は家にテレビがなく退屈だったせいか
自分たちが面白いと思ったことは
完成するまで何時間でもやり続けるという傾向にあり
一旦そういうスイッチが入ってしまうと
夕方「おーい、ご飯ができたぞー」といくら呼んでも帰ってきません。

困ったことですが
そういう時
ちょっと落ち着いて考えてみると
今の世の中ご飯を一食くらい食べなくても
生死に関わるわけではないし
本当にお腹が空いたら
自分から帰ってきて食べるだろうと思ったので
「決まった時間にご飯を食べる」というルールより
「今したいことに熱中する」ということの方を優先してきました。

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