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【196回】道中いろいろ、研修旅行!ドイツ・オランダ 2023(3)

昨年の話になるが、ドイツとオランダに行ってきた。ちょっと前の話になるが、道中いろいろあったので書いていこう。

前月号の続きになる。従業員2名、十勝の生産者1名と私は香港経由でフランクフルトに到着した。レンタカーは、ハーツよりも8日間で500ユーロも安かった8人乗りアラモにした。

なぜ今回4名参加なのに8人乗りにしたのか。オランダから電車に乗ってドイツに来る3名も合流して、合計7名になる。そうなると最低でも8人乗りは必要だ。アメリカだと12人乗りとか15人乗りのバスもあるが、ヨーロッパにはその選択はないようだ。指定された場所に向かい、ベンツのVITOに乗り込んだ。

最初の目的地はあのポルシェ工場だ。工場ツアーで一緒になったのは金髪・ブルーアイのオーストラリア人夫婦と、コスタリカ人夫婦だった。彼らはゴールデンキー・カスタマーだ。つまり、ポルシェを購入して工場で車を引き取り、港まで乗って行く。

工場ツアーのガイドは我われ日本人を完全無視だ。最初に案内されたシート工場で「皆さんこの皮はどのように切断するか知ってますか?」となった。まず金髪・ブルーアイのオーストラリア人は「ハサミ」、続いてコスタリカ人は「レーザー」と答えた。私は答えを知っていたが、アウェーなので黙っていた。だが、ガイドは私にも聞いてきたので、アメリカなまり全開でRを強調してtの発音を抑えて、こう答えた。
「ワーラ(r)~」

その1秒後に「ハイプレッシャーワーラ(r)」(=高圧水)と付け加えると、なぜか参加していた皆さんの視線が私に向けられた。不思議なのは、その後ツアーガイドの対応が豹変したことだ。移動の際に工場のドアまで開けてくれた。

さすが戦争を2回仕掛けて2回負けた国だけあって、身の振り方がわかっていますね。ちなみに、同盟国でヒトラーが生まれたオーストリアは1966年11月に日本に16万7000ドル(601万2000円)を請求したよな、な、オイ間違っているか?

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