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【103回】得意の技が通用しない!? 難しい材料に向き合う

高価なので二の足を踏んでいた一枚板の調理テーブル 地元の大工さんのところに掘り出し物があった 「カンナが研げるなら自分たちで仕上げてみたら安いよ」 二つ返事で商談成立とはなったものの……

猛暑の夏でもそこそこ涼しい限界集落ですが
お昼過ぎると
今年は50度近くに上がります。
温度計の故障や記事の誤植ではなく実際の温度です。

実は今
地元の大工さんの工場にいて
屋根がスレートなので熱が通りやすい上に熱がこもりやすく
今年のように日差しが強いと内部はすぐそのくらいの温度になってしまいます。

なぜそんなところにいるのかというと
レストランで使う調理テーブルの天板を作らせてもらっています。

息子たちの料理は
ライブで行なうため
調理テーブルはいわばステージ。

技術の向上にともなって
そのステージをより魅力的に整える時期が来ており
いろいろ考えてはいたのですが
一枚板のテーブルは良いものを買うとなるととても高価で
二の足を踏んでいました。

ところが先日
地元の大工さんから
「節はあるけど格安の良い松の板があるよ」とお声がけいただき
さっそく見学に行きました。

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