【第341回】令和7年に日本農業の未来を夢見る
あけましておめでとうございますと型通りにご挨拶したものの、少なからぬ読者の皆様にとっては頭の痛い年明けかもしれない。
かねて批判してきた飼料米に対する法外な交付金支給に関して財務省が本格的な批判を始めた。
この記事を作成している段階ではまだ情報が無いが、農水省もそのまま放置するわけにはいかないだろう。
くれるというなら貰ったらよいとは言いながらも、僕は「お前ら生活保護を貰いながらベンツに乗っているヤクザと同じだ」と悪態を付いてきたのはご承知の通り。
僕の思いはその天から降る金は、高級車を買うのではなく、農機具や施設あるいは未来への投資に使ってほしいというものだ。
子実トウモロコシを本誌が叫んでいたころ、飼料米の交付金を減らしたら必ずトウモロコシが増えると言っていたことが実現するだろう。
すでに多くの人々も語るところだが、改めて水田での子実トウモロコシ生産が持つ経営上の価値を考えてみたい。
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