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あの飛行機、まだありますか?【第200回 北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信】

2024年の元旦は暖かく、ダイヤモンドダストが見れたかもしれないマイナス12.3度だった。朝からバスクリンの入った風呂に入り心と体を清める。その後もマイナス20度を超えたのは数回だったので、暖冬だったと言えるのだろうか。

1月は東京に行ったり、岡山や親戚がいる香川をめぐる旅になったりした。2月はミシガン、シカゴ、ケンタッキーを周った。3月に入り、農場の機械整備、主にエンジオイル交換とグリースアップをする。中旬に春小麦播種のために融雪剤散布をした。

4月にアメリカからコンテナが来た。本当は3月下旬に来る予定だったが、しっかり騙されたのだ。普段はシアトルから苫小牧に直接向かう船を使うが、中国の何とかっていう船はプサン経由で少し遠回りになるが15万円くらい安い、と言うので挑戦してみた。ま~確かにコンテナは着いたが、予定よりも2週間遅れだった。中国話を信じた私がバカだった。

そして4月にある航空関係者から興味深い電話があった。「ミヤイさん、あの飛行機、まだありますか?」というものだった。あの飛行機とは、17年10月に札幌の北東15 kmの石狩浜にセスナ172がガス欠で不時着した機体のことだ。

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