ポンコツ営業マンの飛び込み日記〜プロローグ〜

これからはうちの会社にも、どんどん飛び込み営業などにも辞さない人間が必要だ！と新しく就任した雇われ社長の一言により誕生した新規営業部署にいる。

最初は嫌で嫌で仕方なかったが、低賃金で役は貰えなくても、金をもらって人生勉強（という名の人生のネタ集め）をさせてもらっているという気持ちで、雨の日も風の日も一日一善、一日一飛び込みを目標に、飛び込み営業とかいう非効率かつ全時代的な無理ゲーをいかに面白くするかといつう人生をあげた企画をやってみることにした。

この貴重なネタ作り時間生かし、自分の振り返りのためにここに記すことにした。もし今仕事で悩むことがある方は、こんな底辺営業マンもいるのか、と心の平穏につなげていただけるといい。自分の恥部を面白おかしく晒すこと、それだけが唯一わたしにできる社会貢献だ。

これはオフホワイト系広告会社の営業部のお話である。

〜上司プロフィール〜

①独り言で全てを解決させようとする底辺コミュ力だけどほっとけない不思議ちゃん系おじさん

②ザ・バブル　金の匂いに目がない水商売系自分大好き中間管理職おばさん

この2人の個性的な上司に振り回されることで、ポンコツはポンコツなりに自分の仕事の泥舟感に気づいてしまうのであった。そして、会社にすがらない人生を決意する。

最終目標はこの無理ゲーを楽しんで勝ち得た武器を持って、何かしら会社にすがらない生き方へ舵を切ること。それが一体なんなのか、仮説すらまだないが、遠くにぼんやりと見える何かしらに向かって進んでいくことにした。