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SaaSエンジニアのキャリアの話

これはTOWN Advent Calendar 2022の21日目のエントリーになります。

TOWNの別府です。こんにちは。

クリスマスも間近ですが、いかがお過ごしでしょうか。我が家ではクリスマスプレゼント交換大会と称して、自分以外の家族(妻と娘)にそれぞれ予算1,000円以内で用意する、という企画をやっているのですが、予算1,000円以内というのが中々悩ましく、今こうしてエントリーを書いている間も用意するプレゼントが決まっておりません。。ヒントいただける方、DM などでお待ちしております(切実)。

はじめに

さて、本題へ。今回のエントリーは先日開催された TOWN BEER BASH で発表した内容で、SaaS 企業で働く(働きたい)、若手エンジニア向けのエントリーとなります。せっかくなので、話しきれなかった内容も少し肉付けして書いていきますね。

エンジニア=プログラムを書く人、といったイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、実は色んな働き方がありますよ。という話。

昨今の SaaS 企業に備わっているエンジニアの職務内容を色々紹介していきますので、

「将来めざしたい姿は?」
「自分に向いている仕事は?」

イメージするキッカケになればと思います。

EM(エンジニアリングマネージャー)

EMの役割

文字どおりエンジニアリングに纏わるマネジメントを行うポジションになります。マネジメントの対象は広範囲に及ぶのですが、実際に担当する範囲は組織によって異なります。傾向としては軸としてピープルマネジメント中心の業務を行っていることが多く、特に、人事評価権限を持っているのが特徴です。

しかしながら、全部こなそうとすると大変すぎますし、すべて兼ね備えた方を採用でとっていくのは中々難しいかもしれません。。こういった課題がある場合は、後述する役割を上手く組み合わせてチームを構築しています。

PdM(プロダクトマネージャー)

プロダクトマネージャー
PdMの役割

プロダクトマネジメントは事業の成否をわける重要な役割になります。プロダクト戦略に専念してもらうため、EM のプロダクトマネジメントの業務を切り出して、 PdM と EM で分業するチームも増えてきました。PdM のみの体制もよくありますが、その場合前述の EM の業務とほぼ同じような形になります。

プロダクトマネジメントは学ぶ事が沢山で様々な書籍がありますが、以下の書籍が全般網羅されていて、とっつきやすかったかなと思います。

TL(テックリード)

テックリード
TLの役割

技術力でメンバーを牽引するリーダー的存在。EMよりもマネジメント部分薄くなっていて、その分、専門スキルが活かしやすいポジションです。例えば、事業領域として機械学習やWeb3.0など、一朝一夕では習得が困難な専門スキルが必要な環境下では、これらのスキルに精通しているだけで非常に貴重な存在になります。自分のスキルをチームにインストールできるようになると良いです。また、将来 EM や PdM を目指している方の登竜門として、TL として経験つんでもらうケースもあります。

SRE(サイトリアリビティエンジニアリング)

SREの役割

Google が提唱している役割になりますが、IT業界内にも大分浸透してきました。通常のインフラエンジニアとは違い、障害対応やサービスの維持を担当するだけでなく、プロアクティブにサービスの改善に務めるのが特徴です。インフラ系の業務ながら、AWSなどソフトウェアのスキルを活用して仕事を行います。クラウド全盛時代なので、機器やネットワークの知見はあまり活きなくなってきました・・。

CRE(カスタマーリアビリティエンジニアリング)

CREの役割

こちらも Google が提唱している役割になるのですが、ここ数年で定義された比較的新しい役割となります。SREと異なり、エンジニアリングの対象が顧客になっているのが特徴。つまり顧客の体験価値の向上がミッションになります。一般的にはCSチームに所属してCSMと協調して業務します。当然コミュニケーションスキルも重要視されると思います。

CRE 目指したい場合は、まずはカスタマーサクセスについて学びましょう。以下の書籍読んだ時、エンジニアが近くにいないと厳しくないか?と感じた記憶があります。

まとめ

ざっと紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。勿論、すべての事業者に全く同じポジションがあるわけではなく、名称や業務範囲なども様々です。一例としてイメージを膨らませるきっかけとなればと思います。

SaaS 事業の場合は特にですが、サービスの成長に合わせてエンジニア組織は大きくなっていきます。それに伴い、製品、サービス、顧客、チーム等、技術力を向ける対象によって多様な働き方が生まれてきます。専門性を高めるも良し、多様な経験をつむも良し。活躍できるポジションは必ずありますので、将来めざしたい姿から目標をたて、必要なスキルを習得していきましょう。

TOWN でも SaaS エンジニアを募集していますので、興味がある方は是非チェックしてみてください!

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