NBA All star game 2020
いよいよ今週末にオールスターゲームが開催される。
まず日本時間、土曜日午前中にライジングスターゲームが行われる。これはNBA1年目のルーキーと2年目の選手達によるゲームで、チーム分けはアメリカ出身のプレーヤーで構成される「チームUSA」と、世界各国出身のプレーヤーで構成される「チームWORLD」となっており、それぞれの若手選手代表が選出され、これに八村塁もチームWORLDで選出されてます。今、NBAは世界中の選手がいるのでこういうチーム分けでもやってます。
そして日曜日にはスキルズチャレンジとスリーポイントコンテストとスラムダンクコンテストが行われ
日本時間では月曜日になりますが、メインイベントのNBAオールスターゲームが行われます。
イースタンカンファレンスとウェスタンカンファレンスからそれぞれ12人ずつがファン投票などで選出され、イースタンとウェスタンそれぞれのファン投票1位選手がキャプテンとなり、他の22名の選手たちをドラフトしてチームを作ります。ここ2年この方式でやってます。
正直に言うと僕はオールスターゲームにはそんなに興味がありません。もちろんシーズン中の真剣な顔の選手達とは違う楽しそうな穏やかな表情が見られるのは貴重なので、そういう部分は楽しみですが、試合自体は実はさほど面白くない事が多いのです。シーズン終盤やプレイオフの真剣勝負を見慣れてくると、オールスターの遊び感覚のプレーには大して感動しません。シーズン中の選手達は怪我をしたくないし、そもそも真剣にやった所でチームの成績には一切関係無いオールスターを真剣にやる必要がないのです。そういう風潮が蔓延してきた為に、オールスターのチーム分けの方式を変えたり、賞金で選手のやる気を促したりと運営側も色々と試しているのですが、やはりゲーム自体の面白さは白熱したプレイオフには絶対に及ばない訳です。
僕はオールスターゲームのお祭りムードは好きですが、バスケとしての面白味はレギュラーシーズンの試合にすら遠く及ばないと思ってます。
もっとも、今年はコービーが亡くなって間もない事もあって、コービー追悼のオールスターになり、ルールもコービー追悼試合ルールが設定されていて、いつもより真剣な試合が行われる事は間違いないと思います。そもそも、コービーという人が常に真剣勝負の人だったので、彼のその精神(マンバメンタリティ)を引き継いだ本気の戦いが観られるでしょう。
今年は例年より色々な意味で盛り上がるオールスターゲームにはなると思います。
オールスターゲームのつまらなさを論いもしましたが、NBA初心者の方には絶対に面白く観られるものだというのは保証します。
NBAを代表するスター選手が一堂に会するので、NBAを見始めるゲームとしては最適と言えます。オールスターゲームは真剣勝負にならない代わりに、それぞれの選手が自分の持ち味を存分に発揮する「魅せるプレー」を沢山してくれるので、誰かしら好みの選手がいる筈です。
という訳で、オールスターゲームこそ楽天は誰でも見られる無料放送をするべきなのですが、どうもそれはやらないらしい。
一応、無料で観られるプランはあるようですが、一度は会員登録をしなければならないので、初心者には依然ハードルが高い状況と同じである。ネット環境さえ有れば見られるという状況にすべきだ。
昨シーズンから楽天がNBAの独占放送をしているが、日本人選手が誕生したこの時にあって彼らのプレーが気軽に無料で観られる環境に無いというのは実に嘆かわしい。日本人選手の試合全てを無料にしろとは言わないが、せめて日本人対決の時くらいは無料にしろよ、と思う。
僕らNBAファンがいくら盛り上がって熱くなっても、周囲の人にそれを見てもらう術がない。
NBAファンが抱えるジレンマは続く…
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