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ウェストブルック、デンバーでの充実した日々 ―ヨキッチとの抜群のケミストリーと感謝の気持ち―


1.ヨキッチのミラクルショット

インタビュアー:
「ラス、数年前にスティーブン・アダムスがフットボールのように投げて3ポイントを決めたよね。あのことを思い出さない?あれ以外にそんなショットを見たことある?」

ラッセル・ウェストブルック:
「ないね。でもヨキッチが今シーズン何回か似たようなの打ってる。左手で放って、バーンって。最高なのは、あいつが全く反応しないところ。そこが好きなんだ」

インタビュアー:
「パスした選手にアシストつくの?」

ラッセル・ウェストブルック:
「ミスだと思ってたけど、違うの?マジか。そりゃアシストつけないとな。ちゃんと記録に残してもらわないと。確認してみよう... うん、1アシストついてる!」

(会場笑い)

2.デンバー・ナゲッツでの新天地

インタビュアー:
「先日、ニコラ(ヨキッチ)がジャックに『他のチームではラスが誤解されていたかもしれないが、彼は常にボールを受けるポジションを完璧に理解している』と話していました。他のチームのことは置いておいて、ヨキッチとこのチームについて聞きたいんです。彼らはあなたのプレースタイルをどう理解し、それがあなたのプレーにどう影響していますか?」

ラッセル・ウェストブルック
「まず第一に、このチームが俺を必要としてくれたことに感謝してる。そして、ここに来て、キャリアを通じて築き上げてきた自分らしいプレーをさせてもらえることにも感謝してる。ニコラは、チームをより良くするために、俺のプレースタイルを強く支持してくれてるんだ。前にも言ったけど、世界最高の選手とコートをシェアできる機会を得られて本当に感謝してるよ。この機会を決して当たり前だと思わないようにしてるね。」

3.17年目のバスケットボールの楽しさ

インタビュアー:
「ラス、あなたは相手に関係なく、第1試合も第82試合も同じように戦うと話していましたが、今シーズンのバスケットボールは、リーグ17年目のキャリアの中で、楽しさという点でどのくらいのランクになりますか?」

ラッセル・ウェストブルック:
「マジで言うと、コートに立つたびに楽しいんだ。笑顔でいたいし、ファンとの交流も大好き。ただ純粋にバスケをプレーすることが好きなんだ。神様が俺にこの機会を与えてくれて、見てる人たちに喜びを届けられる立場にいることに感謝してる。今、チームは良い状態にあって、正しいバスケットボールをプレーできてる。全てが上手く回ってるんだ」

4.ヨキッチとの抜群の相性

インタビュアー:
「なぜヨキッチとそんなに相性がいいんですか?」

ラッセル・ウェストブルック:
「彼が俺のプレーを楽にしてくれるんだ。俺も彼のためにゲームを楽にしようと努めてる。オープンスペースにいる彼を見つけることが俺の仕事。コート上で最高の選手がいれば、どうやってボールを渡すかを考えるのが俺の仕事だからね。チャンスがあれば必ずね」

インタビュアー:
「最後のプレーで、レイアップモーションに入りかけてからの背後へのパス。彼のハンドリングの良さも助けになってますよね。ドライブの際の判断や、どれだけ遅いタイミングでパスを出せるかという意識は変わりましたか?」

ラッセル・ウェストブルック:
「間違いなくね。面白いのは、俺たちは特に話し合わなくても分かってるんだ。ペイントに攻め込んで、彼のディフェンダーが跳んできた時、俺がドロップパスを出すかレイアップを狙うか。これが俺たちの強みだよ。俺自身もフィニッシュできるけど、彼はリーグ随一のフィニッシャーだからね。状況を読んで正しい選択をするだけさ」

5.ヨキッチの偉業について

インタビュアー
「ラス、君はリーグの歴史の中でも、今夜のヨキッチのような数字を達成する選手の気持ちを知っている数少ないプレイヤーの一人だ。今夜の彼のプレーは本当に特別だったけど、こういうパフォーマンスを毎晩続けることができるのは並大抵のことじゃない。メンタリティ的には、そういう高いレベルを維持し続けるためにどんなことが必要なのか教えてくれないか?」

ラッセル・ウェストブルック
「そうだね、本当にすごいことだと思うよ。自分の心と体を、他の誰も到達できないような特別な状態に持っていく必要があるんだ。ニコラ(ヨキッチ)は今、そのゾーンにいるんだと思う。彼が今やっていることを続けられるように願っているし、彼がその状態にいられることを祈ってるよ。そして、そんな彼と同じコートに立てることに本当に感謝しているんだ。」

6.サクラメント戦とヨキッチとの学び

インタビュアー
「サクラメントは最近いいバスケットをしていますが、序盤でリードを築けた要因は何でしたか?」

ラッセル・ウェストブルック
「テンポを上げて、正しいバスケットをプレーできたことかな。第4クォーターでいくつかミスはあったけど、彼らは本当に強いチームで、多くの試合で逆転勝ちしてきた。昨夜もそうだった。でも、終盤で良い形で試合を運べたし、必要な場面でストップを取れた。勝利で締めくくれて良かった」

インタビュアー
「シーズン開始からこれまでに、どんなことを学びましたか?」

ラッセル・ウェストブルック
「二コラ(ヨキッチ)とプレーして、たくさんのことを学んでるよ。シーズンが進むにつれて、彼のポジションや考え方、彼が好きなことや嫌いなことを理解してきたよ。それもリーダーシップの一部であり、俺の役割でもあるからね。彼を見ているだけでも多くを学べる。彼のゲーム、ポストプレー、様々な動きから効率的なプレーにつながるものを吸収しようとしてる。このゲームを続けていく中で大切なことだと思ってる」

7.長期ロードトリップへの心構え

インタビュアー
「この後、5試合のロードトリップに出ますよね。以前、ロサンゼルスでも長いロードトリップを経験していたと思いますが、こういう旅で一貫性を保ち、チームとしてまとまるには何が必要だと思いますか?」

ラッセル・ウェストブルック
「まず、一試合一試合に集中すること。先のことを考えすぎるとダメになる。だから、次の試合に全力を注ぐ。それが一番重要だと思う。それと、ロードに出ると、チームメイトと一緒に過ごす時間が増えるから、そこで絆を深めるのも大事だ。

「試合中にアウェーで厳しい状況になったら、チームとしてどう乗り越えるかが試される。その時にお互い支え合って、正しいプレーを続けるのが鍵だと思う。俺たちはそれができる準備ができてるし、いい感じで挑めると思うよ。」

8.娘たちへのメッセージ

ラッセル・ウェストブルック
「それから、最後に一つだけ。これを言わなかったら娘たちに怒られるんだよ(笑)。昨日家に帰ったら、娘たちが俺のネイルをやってくれてさ、めっちゃ頑張ってたんだよ。仕上がりも最高だったし、これで試合に勝てた。だから、娘たちに一言、ありがとう!愛してる!」


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