NBA2021−22シーズンの個人的な注目9チーム
ついにNBAのシーズン開幕が10月19日(日本時間では20日)に迫ってきました!
昨季はプレーオフが個人的にはかなり楽しく、2010年以来初レブロンもカリーも不在となるNBAファイナルになったこともあり、NBAの世代交代の兆しを感じるシーズンでした。
大豊作と言われたドラフトも、(個人的に)大問題のはFAも終わり、開幕まで後10日のタイミングで自分の中で注目しているチームを整理しておこうと思います。9チームって半端な数になってますが気にせず笑
リーグ全体で見ると西高東低は続きつつも、東(イースト)もかなり力をつけてきているので試合が楽しみで仕方がない・・・!
それでは早速いきましょう!
1/快進撃が続くか アトランタ・ホークス(ATL)
昨シーズンのプレーオフのサプライズチーム。
大エースのトレイ・ヤングを筆頭にボグダノビッチ、ハーター、ハンター、レディッシュとシュートが得意なガードとウィングが並んでいます。
また、延長契約したコリンズ、カペラ、オコングを中心にした走れるビッグマン。ベテランのルー、ガリナリ、ソロモン・ヒルもいてバランスはかなり良いです。現代バスケっぽいチームでもあります。
コリンズに至ってはすでにDunk of the Yearっぽいダンクをかましていました。
ヤングの怪我がなければイーストを制していた可能性もあっただけに、戦力維持で新シーズンに臨めるのはプラス。モチベーションも高いでしょう。今シーズン終了後はハーターやハンターの契約延長も考えなくてはならないので、今シーズンで誰が活躍し、プレイタイムを勝ち取っていくのかも見どころです。
2/文句なしの優勝候補 ブルックリン・ネッツ(BKN)
LALと並ぶスーパーチームの一角です。
ハーデン、デュラント、カイリーだけでも凶悪なのに、グリフィン、ミルサップ、オルドリッチと旧オールスターが並びます。さらに、今オフにスパーズからミルズを獲得。気づいたら兄貴もいるし、シューターのハリスやブルース・ブラウンも相当いい選手です。なんだこのチーム。
昨シーズン同様、スター選手が健康でいることが優勝の条件ではありますが、もっとも優勝リングが近いチームなのは間違いないです。7試合ガチンコで殴り合いして勝てるチームが想像できない。
じゃあLALもじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、これからケミストリーを作りにいくチームと昨年カンファレンスセミファイナルまで行ったチーム、どちらの完成度が高いかは明らかかなと思います。出戻りも多いので、そんなことはない!ってなったらLALにはごめんなさいします。
3/イースト優勝の対抗馬 マイアミ・ヒート(MIA)
イーストで一番応援しているチームはマイアミです。
バブルでブレイクしたジミーのチームは、昨年の成績は振るわなかったです。相手が昨シーズンチャンピオンのMILだったのでしょうがない部分もありつつ、期待はずれだったのも間違いないです。
今季はFAでジミーの親友のラウリーを、チャンピオンのMILから守備職人のPJ・タッカーオラディポも獲得して補強に成功しました。1年契約で残留してくれています。地味にモリスも加え、ダンロビも延長契約して十分優勝が狙える布陣に。
プレシーズンを見るとラウリーはすでにフィットしているし、アデバヨが積極的に点を取るようになっており、アップグレードしたMIAが見られそうです。
4/ショータイム・ブルズ シカゴ・ブルズ(CHI)
今オフの勝ちチーム。
ザックラビーン+ブーチェビッチのアンセルフィッシュ・オールスターコンビに加え、新戦力のデローザン、カルーソ、デリック・ジョーンズJr.、ロンゾを加えて一気に戦力upしました。
いや変わりすぎ、、、
プレシーズンゲームを観ていると、
・アスレチック能力を生かしたオールコートでの速攻
・高い決定力をもつ多彩な1on1オプション
・ショータイムさながらのダンク祭り
とオフェンスを見ていて楽しいチームです。
中でもロンゾ・ボールはそのパス能力を遺憾なく発揮しています。これだけ決定力の多いターゲットがいると楽しそうな気はします。そして、3Pのフォームを変えたようで、成功率が上がっています。この感じでシーズン過ごせたらMIP獲れるレベルかも。
昨シーズン11位のチームは、大幅な補強によってプレーオフに舞い戻るのは必達条件になりました。
5/総合力を武器に再チャレンジ フェニックス・サンズ(PHX)
バランスの良さはリーグでも頭ひとつ抜けています。
昨シーズンファイナルではモンスター・アデトクンポの前に屈しましたが、チャンスは十分にあったと思います。フロントもそう考えたためか、選手の大幅な入れ替えはしませんでした。
ただし、マギーやシャメット、ペイトンといったリーグでも経験のあるメンバーを加え、ロスターをupdateしています。
クリス・ポール大明神の年齢が年齢なだけに、コンディション管理が鍵になりそうです。(昨シーズンのプレーオフでケガのジンクスから解き放たれたと信じたい)
ブッカーやエイトンが経験を積んで臨む今シーズンは、Back to Backでファイナルに行くことは必須条件のように思います。クリス・ポールがリングを掴み取ってくれたら、泣くと思います。。。
6/ ダークホース? サクラメント・キングス(SAC)
地味にヤングコアが揃ってきているチームです。
坊主になっちゃったフォックスを中心に、昨年のオールルーキー1stチームのハリバートン、サマーリーグMVPのデイビオン・ミッチェル、そしてハリソン・バーンズ、ヒルード、ハークレス、バグリー三世、トリスタントンプソンといった実力者が並びます。
この記事で挙げている他のチームに比べると層の薄さはありますが、もしかしたらプレーオフ争いに食い込んでくるチームになるかもしれません。
(昨シーズンあんまりみていなかったので、どんなバスケをするチームなのかあんまりわかっていないので、それを知るのも楽しみです)
7/スーパースター候補の華やかなプレー メンフィス・グリズリーズ(MEM)
ハイライトメイカーのジャ・モラントがスーパースターとして躍進するシーズンになる予感です。オールスター入りしたら面白いですね。
昨シーズンのプレイイントーナメントでウォリアーズを打ち負かしたパフォーマンスは圧巻でした。そこからプレーオフの大舞台を経験して個人としてもチームとしても数段レベルアップしているはずです。
そもそも誰がこんなに早くプレーオフに返り咲くチームになると予想できたでしょう?
モラントだけでなくディロン・ブルックス、モーモー、JJJ、アダムスとスタメンも結構バランスが良く強そうなメンバー。もう少しベテランの補強ができるといいんですが、LALとBKNが吸い込んでいくから厳しいか。。。
モラントのプレーは華がある
8/早くクレイが見たい! ゴールデンステート・ウォリアーズ(GSW)
王朝復活になる可能性があるシーズンです。
クレイ・トンプソンを2シーズン欠き、カリーも1年近く骨折で不在の内に、戦力図が様変わりしてしまいました。
しかし、フルメンバーが揃えばまだまだNBAでもトップクラスのチームです。
スプラッシュブラザーズをはじめとした高確率の3P、オフボールマンが動きまくる連動性のあるオフェンスシステム、ローテーションを駆使して守りまくるディフェンス。乗ったら止められなくなる勢いとテンションが魅力のチームです。
まずはクレイの復帰が絶対条件なので、復帰からオールスターウィークエンドあたりまでは慣らし運転できれば十分だと思います。なによりクレイのTシャツを買うくらいにファンなので、ケガなくシーズン終えられればそれだけで十分。待っているぞーー!
そしてオフには良い補強ができています。オット・ポーターJr.はチームにジャストフィットしそうですし、攻守に安定して活躍できるブラッドリーの獲得は間違いなくプラスです。
そしてどこまでプラスできるかは分かりませんが、イグダーラが復帰したことでベテラン陣の負担も減るでしょう。(地味にジョーダン・ベルも復帰してました)
プレシーズンを観ていると、ジョーダン・プールがスプラッシュ・ブラザーズ並み/MIPレベルのプレイを続けているので、クレイの負担も減らせそうです。前述のロンゾとMIPレースを争うかもしれませんね。
このプールのムーブはエグすぎでした。
あ、ウィギンスはワクチン接種拒否の関係でホームゲームしか出場できないみたいなので、それがプレーオフ争いに響かないといいな。。。
9/オールスターデュオの誕生に期待 ダラス・マーベリックス(DAL)
さてさて我らがマブスです。
昨シーズンとの大きな差分はフロントの大改造でした。
GM、ヘッドコーチの変更(リック・カーライルからOBのジェイソン・キッドに)、影のGMと噂されたボルガリスを解雇して、フロントを一新しました。また、レジェンドのノビツキーがアドバイザーに就任しました。
この変更が功を奏したのか、プレシーズンではこれまでと見違えるようなチームの雰囲気です。見てるこっちまで楽しくなるようなチームに仕上がりました。
ドンチッチもこの笑顔(グリーンがアリウープパスをホームランしてしまうミスをみた時の顔)
もちろんムードがいいだけでなく、戦力はそこまでupdateしていないにも関わらず、強いです。
被3Pは多い印象ですが、リム周りに関してはかなり守れており、タフショットを打たせてきちんとディフェンスリバウンドが獲れている印象です。
オフェンスでは3Pが奮っていないのですが、ドライブからの連携やポストアップが増えています。センターがよく走り(ボバン除く)、オールコートでのバスケットボールができています。
特に変化を感じたのがポルジンギスでした。スティールから自分も走って最後はダンクするシーンや、リムプロテクト、意識の高いディフェンスリバウンドから今シーズンへの気合の入り方を感じます。外からの謎3P砲台も減りました。
大エースのルカ・ドンチッチはすでにMVPレースのpickされるレベルですのでさておき、ポルジンギスがかつてのユニコーン🦄レベルになってくると、ウェストでも上位に食い込めるレベルで”止められない”チームになりそうです!その頃には2人揃ってオールスター選出される未来が見えますね。楽しみ!
その他にも、延長してくれたTHJや新戦力のニリキナ、レジー・ブロック(あれ?なんてNYK?)、モーゼス・ブラウン、スターリング・ブラウンと地味に補強を進めています。フロントの一心の方が優先度が高かったので、ビッグネームはトレードあたりで狙うのかも。ただ、プレシーズン見ている限り、全然悪くないです。オモルイのような掘り出しプレイヤーもいますし。
少し気になるのは、プレーオフの課題だった「ドンチッチの負担を減らすハンドラー」と「ドンチッチの負担を減らせるレベルの得点力のあるウィング」ではない路線で進んでいることです。これはシーズンを通してみていこうと思います。ポルジンギスが覚醒したら、実はそんなに課題ではなくなるのかも。
優勝まではもう少し戦力アップしたいですが、今シーズンウエスト4位以内でシーズンを終えられたら、来年相当期待できます。もちろん、優勝めざして頑張って欲しい&応援していく。
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以上が今シーズン注目している9チームです。いかがだったでしょうか?
いやはや、どんなシーズンになるのか想像がつかないです。
怒涛のシーズンになりそうなので、しっかりウォッチしていこうと思います!🏆
皆さんのおすすめチームも教えてください!