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<名言風シリーズ38> 霧と風
五里霧中は、後漢の張楷が、五里(約19.6km)にわたる霧を起こし、自分の姿をくらます道教の秘術「五里霧」を好んで使ったという、中国の『後漢書(張楷伝)』の故事に由来する。
五里四方にわたる霧の中に入ると、方向を見失い、物事の様子が全くわからなる。
そこから、方向を見失うことや、物事の判断がつかずに迷うことを「五里霧中」と言うようになった。
【解説】
へぇ〜、そうなんだ。
「五里霧」っていう技が語源だったのね。
自分の姿をくらますために、霧を発生させるなんて、なんかカッコいい。
むかし憧れた「神風の術」と匹敵するくらい、習得してみたい技だ。
1人になりたい時、そっとしておいて欲しい時に、霧を発生してみる。
半径20キロは、誰も近づいて来れない。
何にも見えないし、どこにいるのかもわからない。
たまには、そうやって、何も見ないで、ぼやっと考えるのもいいかもしれない。見えすぎて疲れることだってある。
ただ、あんまり長い間、霧を発生し続けるのも、他の人にも申し訳ないから神風の術もセットで覚えておこう。
「五里霧」と「神風の術」は、セットで習得するべし。
そして、乱用は避けるべし。