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<名言風シリーズ56> ラブレターか遺言か

ラブレターか遺言か分からないが、これがこの時の父である。

Nb氏 2023.2.9

【解説】
「誰に、何を、どう言うか」

言うまでもなく、メッセージを伝える上での鉄則。
ここがブレると伝わらないし、何を言えば良いのかわからなくなる。

そう、ブレてきた。
何を言えばいいのかわからなくなってきたのである。

そもそも、誰に向けて書いてるんだっけ?

なんとなくイメージがあるけど、誰って言われると、よくわからない。
だから、改めて考えてみた。

答えは、意外だった。

たぶん、息子だ。
大きくなった時の息子だ。

父として、なんとなく大切に思ったことを、回りくどく伝えたいのだ。

ひとりの人間として、こんなことを思って生きた証を、お前に伝えたいのだ。


息子よ。

お前は、気づけるのだろうか。
お前は、出会えるのだろうか。

今の俺に。

息子よ。

もし、これに出会うことができて、
もし、俺が生きていたら、感想を聞かせてほしい。
このラブレターの。

息子よ。

もし、これに出会うことができて、
もし、俺がいなかったら、誰かに伝えてほしい。
こんな遺言があったことを。

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