最終節をフォトサポシートで観戦してみた - 準備編(FC東京 2024年最終節 vs セレッソ大阪戦)
今回の記事は3記事で一括りとして、全部作り終えてから一度に出そうと思ってたんですが… とてもそんな時間がない! 気づけばもう2025年のキャンプが始まる直前になってる!! ということで出来てるとこから投稿していきます笑
今回は、いつも見てる場所ではなく、「ピッチサイドフォトサポシート」で観戦してきました。ごく簡単に説明すると、写真を撮るために特化した座席ということになります。今シーズンはこの試合含めて二回開催されたと記憶していますが、一回目は真夏だったので自分の体調・体力を考えて購入を見送りましたが、今回は12月だし寒い方が比較的対処のしようはあるな、ということで購入を決定。
この記事では試合の写真というよりも撮影が始まるまでの話をまとめようと思いますので、カメラに興味はないけど試合の写真を早く見せろと思う方はこっちの記事から見てね。 ↓
チケット購入とリセール
チケットの発売日が試合日の一か月以上前だったのだけど、SOCIO会員向けの発売日が夫の誕生日その日だったので「これをプレゼントにしよう」と勝手に決めました。だいたい誕生日の周辺で旅行に行くのが我が家の通例なんだけど、今年は行先とかを検討するもなんとなく決まらずにいたので決めちゃいました。二人分のチケットと駐車場のチケットも併せてとると小旅行くらいはいける金額になるけれど、カメラとレンズ借りられる可能性があるから(先着10名)Nikonの新しいカメラを借りられるなら夫は喜んでくれるだろうという算段で。
→ この日のピッチサイドフォトサポシートの概要はこちら
チケットのほうはカメラ貸し出しありという区分で無事買えたので、そもそも所持しているSOCIOの席の方をリセールに出しました。このへんのことは流れで説明しようかな。
フォトサポシートのチケットを購入して(ちなみにカメラ貸し出し有りと無しでは価格の差はありませんでした)、Jリーグチケットのアカウントで自分の所持しているチケット欄を見ると、今回買ったチケットとSOCIOで所持している席が両方表示されていて、SOCIOの方をリセール出品って項目を押すだけなんですけど、リセールに出すことが初めてだったので若干戸惑いました。リセール出品すると、あらかじめ設定されている価格の範囲内で出品する金額をこちらで設定することになるのですがここでどうしようと思い、他に同じエリアで出品されているチケットの価格を参考に、だいたい定価より1000円程度安い価格に設定。というか同じエリアで出品されているみなさんの価格設定が多くの人がその金額だったので合わせました。設定できる金額の中では安い方に近い人が大半だったからみんな良心的なんだな…
夫と金額も相談しながら同時にそれぞれのスマホで操作していったのですが、最終節だし、わりと試合は見やすい席だし、とにかく席が埋まってほしいからこれでいいね、ということで同時に出品ボタンを押しました。二席並びの出品になるので買いやすいかなと思って。まあ、リセールから買えることを知ってる人は見に行くことに慣れてる人かなあとは思うけど。リセール出品でこちらがやることに関しては思ってたより単純で早く終わったかんじ。
ちなみにリセールが成立した場合は該当の試合が終わってからこちらに金額が振り込まれる旨のメールが来て、手数料分が引かれて(だいたい1000円くらいかな)今回の場合は定価より2000円程度低い金額が振り込まれるようです。今回は出品してから一週間程度、試合開催日よりも一か月はやいくらいのタイミングでリセールが成立したので安心しました。
今までは体調不良等で行けないことが試合直前に確定するケースばかりだったからリセール出品はしたことがありませんでしたが、やってみると簡単でした。来年からSOCIO向けに座席変更サービスというのが始まるみたいだから、違う席で見るのがもう少し面倒じゃなくなりそう。今回もそのサービスはトライアル実施されていたのは知ってたのですが、まずフォトサポシートの方を確保せねば、っていうのが先だったのでチケット確保→リセールという形になりました。トライアル実施の期間がチケット発売よりあとだったので。
試合当日
試合日はいつもより早めに準備。カメラを借りたり説明を受けるために集合もキックオフの2時間近く前。(集合場所や説明が明記してあるメールが試合の3日くらい前に届きました)
チケットを購入したときには発表されていませんでしたが、ディエゴ・オリヴェイラ選手が引退するということで… このチームにとっては大きな存在の選手。引退するという発表を目にしたときは驚いてしまいました。まだまだ全然やれる年齢だから今年それが来るなんて想定してなかった。引退セレモニーもあるということで、当初想定していたよりは時間が長く、日が落ちてからしばらくはピッチサイドにいることになるので防寒対策はきちんとしないと、という状態。
この日は最終節で試合前にいろんなイベント目白押しだったのですけど、今回ばっかりはいろいろスルー。スタジアムの北側駐車場のチケットもとっていたから飛田給駅はつかわない。なので飛田給駅での森重選手のアナウンスとか聞いてないー 青赤ストリートも行けていないし青赤パークもあんまり時間なかったので見てない。(ピッチサイドは水以外とれないのでごはん持ち込んで食べられません)買うともらえるカードほしかった!! トラスバナーも見てない!! ドローナッツのオレンジのやつ、食べたかった!!
…とりあえずSOCIO開門の時間に近くなっちゃったので正面でその時間を待ち、SOCIOの時間にSOCIOカード提示しなくても入れるのかわかんないのでリセールしたけどSOCIOですって一応説明してフォトサポシートのQRコードで入場。入場したら今期でチームを去る児玉剛選手と、この日はメンバー入りしてないバングーナガンデ佳史扶選手とOBのアマラオさんがいたので並んで握手してもらいました、ってか少しお話できたんだけど急なことで急激に緊張して、もう最終的に自分が何言ってるのかわかんなくなっちゃった。そんな意味不明テンションのファンにもちゃんと笑顔で対応してくれるのだから選手ってすごいですね。カシーフ君には「また代表入ってください」って言って「頑張ります」ってあのキレイな笑顔で返してもらった。
あとは集合場所に向かいがてらオフィシャルメンバーシップのブースに寄ったら木本選手がシール配っていて。あれっ、ヤス君出ないの?と思ったけどそうだった、出場停止だったんだ今日って思い出して。この時、木本選手の横についてるスタッフさんがすごく笑顔で迎えてくれてる感じだったので、ファンの人たちが楽しめるようにっていう思いが強い方なのかもしれないなと、そのスタッフの方の表情にほっこりしてしまいました。少しでも多く楽しんで、って考えてくれて動いてくれる方がいるのってありがたいことだよね。
そのまま歩いていくと入場者を迎える原川力選手と小林将天選手の姿が。セレッソ戦なのに古巣対戦になる人たちは今日試合に出ないのねー、って思いながら。
飲食売店のあたりがすごい人だかりだったので「売れてんなー」と通り過ぎようとしたら、森重真人選手がいました。それは人だかりになるよね。おでんくんコラボのおでん、食べてみたかったなー。もちろん並んでる時間なくって通り過ぎました。
受付時間まで少しあったので、夕方まで何も食べないのもな、と、軽くコンコースで食べられるものはないかなと選んだのがこちら。
つきぢ松露さんのたまごやき。一口サイズでちょうどよく、夫と分けました。
近くで有志の方がディエゴさんにメッセージ書きませんか??を展開していたので参加させていただくことに。大きな布を用意してくれてあったんだけど、ただの白い布じゃなくてこの日のために用意したデザイン?でしたよね。わざわざこのために制作されたのだと思う。そこにメッセージ書かせてもらえるのがありがたかった。ペンも何本も用意してくれてあって使わせてもらえるのありがたいことだよなーと。たくさん用意して持ってくるのだって大変だもん。オブリガードってどういうつづりなんだ?とか言って夫に調べてもらって、何回も間違えてないか確認しながら書きました笑
↓あとから知ったけどつきぢ松露さんの方たちだったのね、寄せ書き用意してくださってたの。
受付の時間になり担当の方がいらして、我々は早い順番で受付を済ませることができました。夫と二人一緒に受付に行ったので、「お二人は並びの席が良いですか?」と担当のスタッフさんから聞いてもらえたので「はい」と答えると、実際座る場所の抽選のためのアプリを一回(一組一回ということみたい)やってね、と提示されて夫がやることに。そこで出た数字とその隣が我々の席に決まったようです。
↑そのとき手渡された、座席番号入りのカード。これ、嬉しかった。この日いろいろなところでイベントやってて、この日のトラスバナーも見てないしカードとかももらいたかったーとか思ってたくらいだから、この日しかないデザインをつけてくれてたことが嬉しかった。(画像には三枚写っていますが、写真つきの二枚は同じものの裏表です。夫のものを借りました。)
そのあとはスタッフの方に先導してもらい、いつも入らないような通路を通ってバックスタンドの座席のあるエリアの下側に入ってカメラを借りるための書類に記入しました。
ちなみに、この日カメラを借りる予定の自分が自前で持ってくるものの中で撮影に関して忘れちゃいけないものとしては CFXpress/XQD/SDカード、書類記入するための身分証明になるもの、という感じでしたかね。ピッチサイドは水以外とれない(ごはんとかは食べれないから青赤パークで買い込んでお昼ごはんはできないよ)とかはべつに書かなくてもいい?ごはんの話は大事かと思って。あ、ちなみにバッテリーは予備も借りられるので安心でした。
事前に受け取ったメールには「ボディはNikon Z8もしくはZ6Ⅲ」と明記されていて、夫は「そんないいカメラ貸してくれると思わなかった」って言ってたんだけど、私は机の上に並ぶ貸し出し用のカメラ+レンズを見て、率直に「あ、これ、私には無理かも」と思いました、どちらのカメラも想定してたサイズ感より大きいから笑
我々は案内された順番が早かったので、どちらのカメラも選べますという状況で、もう自分は小さいほう一択。Z6Ⅲと100-400ですけど、普段使ってるカメラのサイズで考えると、小さいったって、なあ?みたいな感じです。 →Z6IIIとは
書類には名前、住所、連絡先を記入して、身分証明になるものを提示。カメラ貸し出しサービス付きを申し込んだ人は、身分証明になるものが必要って事前のメールにもあったので免許証を提示しました。通常使用の範囲とみなされる使い方であれば万が一ぶつけちゃったみたいなことがあっても弁償してみたいなことにはならないので安心してくださいとニコンの担当者さんに言ってもらえて少し安心したけど…。カメラ価格とレンズ価格を考えると気軽にポンと出せる金額じゃないので大事に扱わねばと既に及び腰。この時点で一脚も借りました。一脚は使ったことがないけど、無いとこのカメラは支えるの大変そうだと思ったので。
そのあとはカメラを借りた人は軽く使い方の説明があり(といってもカメラを使ったことがある人でニコンとかこのカメラとか初めての人用という説明がまずあった、という感じで)あとは個別にわからないところに詳しく答えてもらえる、という流れでした。周りの方の質問内容をなんとなく聞こえる範囲で聞いていると、「RAWで撮りたいけど設定はどこですか?」というのが複数聞こえましたので、普段からカメラには慣れている方が多いんだろうなという印象でした。カメラ触らない人はRAWって発想ないと思うんで。
私はといえば、ニコンのカメラは初めてなので「SDカードってどこに入れるんでしょう」というレベルです。ニコンのカメラに慣れてる夫と一緒でよかったなと心から思った。すいませんSDカード入れるとこもバッテリー交換もできませんとかで毎回恥ずかしいんだけどと思いながら担当者の方を呼びに行くいうことになるとこだった。そもそも一脚ってどうやって装着すんの?ってレベルの知識量、経験量ですからね。担当者の方的にたぶん赤子を見るような目で重点的に心配しなきゃいけないようなお客だという自覚はある。必死でなんともないフリをしていますけどおそらく伝わってます。
あ、そのときに撮った写真、これ。
味スタに通う人はどこから撮ったかこれでわかるのかな。私、ここから見ても自分が一体どこにいるのかよくわかりませんでした笑
なんか外からキッズマッチの入場してるっぽいBGMが聴こえるぞ、とかそれくらい。
…その後、試合撮影をしているプロカメラマンの三浦さん父娘のお二人と、クラブ広報の島田さんのお話、FC東京フォトサポアンバサダー廣川奈々聖さんのお話がありました。
この時のキーワードって「被写体へのリスペクト、愛情」だったり、「よく観察しておくことの大事さ」だったり、心があったかくなるようなお話だったな。うまく言えないんだけど、聞いてよかったと思えるようなお話の数々。というか、カメラマンというお仕事のイメージ的にイコールにならないんですけど、人前で話す機会が多いのかなあと思ってしまうような、なんていったらいいんだろ、短い時間で端的になるほどと思ったりこちらの気持ちに明るい色がほんのりつくかのようなお話をされることに長けていることがすごいなと思いました。気さくに話しかけていただけるようなコミュニケーション能力の高さも併せてお持ちで… という話を夫にしたら、「対・人の仕事してる人達だからだよ」という答えが返ってきた。
夫はもともと演劇を撮影したりだとか、写真を撮ることでお金をいただく、ということをしてた人なのでわかることなんだと思うんですけど、「コミュニケーションが苦手だというカメラマンの場合は対・物の方へ行くと思うんだよね」と。ああそうか。そもそもコミュニケーションに長けてるから人を撮れるのか、と。例えばだけど、FC東京の広報さんの撮られた選手の写真は、みんな他では見られないようないい表情してます。たぶん選手が安心して接しているからだろうと思う。
そしてコミュニケーションが必要ではないものを撮るときは、ここがこうだということは、こっちはこうなのかもしれない、こっちの方はどうなのだろう、という目線があると撮れる写真って確かにありますね。写真を見る側の立場で考えても、この人の写真は独自目線があって面白いなと思うような方がいて、そういう感性を持っている方が撮った写真が自分は好き。誰かが撮ったものに似たものを自分のカメラならもっといい感じに撮れるぜってことが言いたいだけなのかなって撮影スタイルの方の写真には、自分は惹かれないので。その人の感じ方って、撮った写真を何枚も見ているうちに伝わってきますよね。
さて、いよいよピッチレベルに出ます。
つづきはこちら↓で!
↓私がフォトサポサイトに投稿した、この試合の写真たち