見出し画像

登別の観光客推移


国内からの観光客数の推移

・平成元年から23年まで減少傾向。
・平成24年頃から突如、最も観光客数が多かった平成4年に迫るほどに回復。
・令和元年に、「対韓国情勢悪化」や「新型コロナウイルス」の影響により大きく減少。
・令和2年から4年まで、「新型コロナウイルス」の影響は及ぶ。
・令和5年には、令和元年とほぼ同程度に回復。

観光入込み年度別推移

道外・道内からの観光客数はほぼ同じ。

参考データ:登別市全体の観光客入込|登別市


平成24年度の大回復

北海道全体的に観光客数が平成24年に増加へ転じていることから、主に「北海道デスティネーションキャンペーン」が理由と考えられる。また、東日本大震災の影響により落ち込んだ観光需要が回復したことも重なる。

平成24年度の観光入込客数は、5,098万人となりました(前年度比110.5%)。 平成23年3月の東日本大震災の影響などにより落ち込んだ観光需要が回復基調に転じ たことに加え、観光関係団体等の協力のもと北海道デスティネーションキャンペーンが全 国展開されたことや、11月の道央自動車道森・大沼公園間及び前年10月の道東自動車 道夕張・占冠間の開通による交通アクセスの向上、国内外の新規路線の就航などにより、 5月のゴールデンウィーク後半や冬の悪天候などの影響はありましたが、前年度に比べ1 0.5%の増加となりました。

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/1/0/4/2/6/9/7/9/_/H24_irikomi_honpen.pdf

参考データ:北海道観光入込客数の推移|北海道
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/irikominosuii.html

外国人宿泊延べ数推移

アジア圏の観光客がほとんどを占めており、特に中国・香港・台湾で6割、韓国を含めると9割を超える。

参考データ:国別・年度別外国人宿泊延べ人数|登別市
https://www.city.noboribetsu.lg.jp/docs/2013042600105/

登別駅の利用者数

年間で約10~15万人程度が利用しており、登別温泉の最寄り駅のためほとんどを観光客が占める。登別駅がある登別地区は人口が約4千人で市の人口の1割程度のため、地元住民の駅利用は割合が少ない。

登別駅~登別温泉のバス旅客数

登別駅から温泉まで徒歩2時間(高低差200m、距離7km)かかるため、電車を利用している観光客は、バスかタクシーを利用する。

バス旅客数は、令和元年まで約15万人。令和2年~4年はコロナの影響により減少しているが、全国的に令和5年の観光客数は令和元年とほぼ同等まで戻しているため、令和5年も15万人ほどと推測される。

参考データ:登別市統計書令和5年版
https://www.city.noboribetsu.lg.jp/docs/2024031900014/file_contents/R5.pdf

月別の観光客数(加筆予定)

登別は春節の時期が最も混み合う。

春節は旧暦の1月1日にあたり、中国では国定祝日となっている。この時期には約7日間の連休があり、中国政府が前年の年末に連休の日程を発表する。それを受けて、多くの人が帰省や国内外の旅行を計画する。春節の国定連休は7日間程度だが、連休に合わせて長期休暇を取る人も多い。
そのため、春節の前15日から後25日までの合計40日間は「春運」と呼ばれ、世界最大の人口移動が起きる時期とされている。特に、春節期間の海外旅行先として日本は上位。

・「WeChat」のアンケートによると、春節期間の海外旅行先1位は日本。(2025年春節)
・馬蜂窩のビッグデータによると、2024年の春節連休で最も中国人に人気のあった海外旅行先はタイで、次が日本。

春節休暇があるのは、中国の他、台湾、香港、韓国、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、インドネシアなどで、登別の外国人観光客の国籍と重なるため、春節が混み合う。

いいなと思ったら応援しよう!