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NB6C アイドリング不調 整備記録5

エアフロメーターを交換することで、アイドリング回転数以上での、エンジンもモタツキは解消されたが、アイドリング時に低回転方向に時々ハンチングすることが発覚した。


とりあえず、手配した部品が配送されたので、ボチボチと取り付ける。交換することで、現在のアイドリングの問題が解消すればいいんだけど…。



吸気温センサ―交換

安かったのでとりあえず交換してみただけ。

エアー テンプ. センサー : BP4W-18-845  ¥3,490-
                 代替品  ¥1,160-

当然何も変わるわけがない。


カムポジションセンサー交換

最も簡単と思われるエンジンの部品交換。NB3(1600CC)の場合、エンジンの前方にちょこんと鎮座している。カプラー外してから、ボルト一つで交換可能。

正規品でも価格的に大したことはないし、大きく値が上がった製品でもない。ただ、内部構造もそれほど精密ではないようだし、中華部品で対応した。

 カムシャフト ポジション センサー : BP4W-18-230 ¥6,842-
                                           代替品 ¥2,800-

図中18-230Bがカム位置センサー

が、交換後にアイドリング不調が改善することはなかった。


O2センサー交換

これまで7年毎の周期でエンジンチェックランプを点灯させていた問題児。今年はその7年目に当たるため、エラーは出ていないが交換しよう。

が、やはり高い。前回¥6,000-しなかったのに、倍って…。探したところ、国内のO2センサー専業企業が発売していたので、そちらを使おう。国内生産品で1/4の価格って、神過ぎる。
 O2センサー : BP6L-18-861 ¥15,800-
         KEA: 2Z0-207 ¥  4,400-

ケーブルカバー黒が旧品、青が新(代替)品

O2センサーの配線カバーには、2か所エキマニカバーと固定するための場所がある。インシュロックタイの間に旧品で使用していたものを移設すれば、位置は合うようになっている。KEAのインシュロックタイ位置は、より精度が高かった。あと、途中で接続するコネクタがなくなった。

なお、O2センサを外すのはちょっと苦労した。フロントをジャッキアップして、左前タイヤを外せば、O2センサーは確認できる。

左前タイヤハウジングから見たO2センサー

が、中々外れない。専用レンチをKEAで購入したが、エンジンマウントの台とExパイプが邪魔でソケットをきちんとかけることができない。KEAのソケット頭が3/8であればロングスピナが使えたんだが…。

また、完全に外すには、ケーブルの固定を外さないとケーブルがねじ切れちゃうので、先にそちらを外す必要あり。ケーブルの固定は、カプラx1と、ボルトでエキマニの熱遮蔽カバーとx2。カプラに近いボルトは、エンジン上部から簡単にアクセス可能。

中央のケーブルを保持しているのが保持具(上) ボルトで留まっている


問題だったのは下側の方。写真は既に交換済みになっているが、エンジンマウントの陰に隠れて、殆ど目視できないし、工具は全然はいらないし・・・。大変だった。

交換した後の写真


なんとかケーブルを完全にフリーにした後、最終的には、潤滑スプレー吹いて、モンキーレンチ(大)をひっかけて何とか回すことができ、無事交換することができた。


外した直後のO2センサーの状態。真っ黒…。酷すぎる…。

外した直後のO2センサー


煤を落としたら、いい感じになったかもしれないけど、交換しよう。

煤落としたらこんな感じ


交換品はこちら。動作確認できちんと綺麗に焼けている。

交換品


が、交換後にアイドリング不調が改善することはなかった。O2センサーに関しては、専用工具も買ったことだし、車検ごとに掃除するか…。


水温センサー交換

NB3(1600cc)は、この部品交換が非常に面倒

設置場所は、エンジン後方の車体との隙間。それだけなら他と一緒なんだけど、問題はイグナイターがその上に鎮座していて、イグナイターを外さないと、水温センサーにはたどり着けないことが問題。そもそも、そのイグナイター外すのが面倒なんだけど…。

イグナイター外して(上によけて)、水温センサー登場(黄矢印)

前回水温センサーの掃除のため一度外すことを経験しているため、比較的スムーズにはできたが、使える工具が限定される(入らないし場所がない)し、見えないし…。

交換したのはこちら。因みに、水温センサを脱着するにはロングソケットみたいなものが必要。狭くてメガネレンチやソケットレンチは入らない!!

水温センサ


が、交換後にアイドリング不調が改善することはなかった。


それどころか…。



テスト走行時に、水温計が異常値を示す!!!殆ど信号で停車しない田舎道。ラジエターには十分に風は当たってたし、うちのNBは1600ccだけど、NR-Aだから1800ccのラジエター積んでる。過去水温計が真ん中から上行ったことなんかないんだけど…。もう、オーバーヒート寸前の値じゃない?

水温計が異常値


もしかしたら、スロットルや水温センサ外した時に、エアを噛んだのかもしれないと思い、エンジンが冷えてからエア抜き作業。

漏れた分を補充&エア抜き


が、その後走行すると同じ現象に・・・。


くそっ、水温センサーはやっぱ中華品質かぁ? って思ったけど、水温センサってそんなに複雑な構造かなぁ? 単なる感温抵抗(NTCサーミスタ)じゃなかったっけ? もちろん内部素子が腐ってたら意味ないけど…。とりあえず手間だけなんで、水温センサーを元に戻してみるか。金かからんし。

さて、もしそうじゃなかった場合、温度があんなに上がるってことは、ラジエター液がないか、ラジエター詰まってるか、サーモスタットがONしないか、ウォーターポンプが回ってないかだよねぇ。ラジエター液入っているし、漏れてない。また特にウォーターポンプ周りで異音もしていない。ということはサーモスタット? 


後日
サーモスタットも交換してもいいんだけど、お金かからないし、まずは水温センサーを戻してみた。試走すると水温計は半分以上には上がらない。50km休みなしで走っても問題ない。う~ん、やはり中華センサがおかしい様子。くそぉ、やられたぁ!!単なるNTCサーミスタが壊れるか?抵抗値とかB定数が違うんじゃねえか?やはり中華品質ってか?


さて残すは・・・

結局、ここまでの部品交換でも何も変わらない。試走時にブラインドカーブ曲がっているときにエンストもしたし…。う~ん、わからん。結局アイドリング時に問題が発生しているというのは変わらない。

以前記載したが、なにも操作していないのにアイドル回転数が変化するということは、上記のエアフローメーター/クランクアングルセンサ/水温センサ/O2センサ/スロットルセンサ/吸気温センサの数値が変動してECUに入っているかECUが壊れているということ。

しかし、クランクアングルセンサー以外は、一応交換したり掃除した入りしていて、アイドリング時を除く運転中全般の点火時期制御と照らし合わせても、何かそれ以外の影響がありそう。となると、アイドリング時固有の経路が怪しいと思われ、それは、IACV(他社ではISCV)ではないのだろうか?

IACVセンサーは清掃をしているものの、NB3ではボディ一体型のため、センサー部が本当に洗浄できていたかは微妙。現在IACVボディを手配/納品待ちなので、それ交換してどうなるかだなぁ。

あとは、クランクアングルセンサーもあるけど、折角ならVベルト交換も一緒にやりたいし、だったら同時にフォグランプの曇り除去とかもやりたいし…。とりあえず動いてはいるし、エンストしても即再始動できてはいるのでこれは後回しで・・・。

最終的に、それでだめなら、一応走行自体には問題なくなったので、片道170kmの遠出にはなるけど、秩父のショップまで持っていって判断を仰ぐか…(NB入手時からお世話になってるし、お久しぶりの挨拶もしたいし)。

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