車のFuse予防交換 -切れないだろうけど、もし…-
Amazonで手配したIACV Unitが、配送予定日を過ぎても納品されない。税関で問題があったと連絡があったが、それからも早1週間。いつ届くんだろう? ポチってからもう1ケ月経ってるんだけど…。
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電気製品には使用されているFuse。過電流が検出された際に、回路への入力最前線で自己を犠牲にして過電流の流入を防ぐにくい奴。
勿論自動車にも沢山の多種のFuseが使われている。
NBでは、メインの100AからA/CやTURNの7.5AまでのFuseが車内外に設置されています。このFuse、本来は消耗品。とはいっても、車に使われている金属板Fuseらはそれほど神経質になる必要はないんですけど。
高密度実装される回路基板に使用される表面実装Fuseは、パターン印刷された抵抗体が焼き切れる仕様。しかしこれ、電流が流れたときの発熱と周囲の化学物質との反応で、だんだん抵抗体が焼失し、破断に至ることが多々報告されていました。在職時代にこの問題に直面し、部品選定の導入試験でかなり難儀しました。
というわけではないが、NBもMH34SもFuse交換なんかしていないんだろう。大した金額でもないし、全交換するかと腰を上げた。
NB6CのFuse
NB6Cには、ボンネット運転席側、社内運転席右下にFuse Boxがある。
Fuse Box @ボンネット内
諸先輩方の整備記録や動画にもあるが、100Aを外すのはちょっと大変。ねじ止めされているんで。
Fuse Box @車内
交換したFuseは、端子部が酸化して黒ずんだりしていたものの内部はまったく変化なし。もしかすると端子を磨くだけでもいいのかもしれない。まあ、20年近く働いた部品なので、お疲れさまでしたということで。
ただ、入手の簡単ではないものについては、予備として保管しておく。
リアフォグのFuseは海外仕様、シートヒーターはオプション使用なのね。
交換したミニ平型ヒューズはこんな状態。
モールドされた内部はまったく変化なし。きれいなものです。大して、Fuse Boxとの接点からFuseのモールド際まではやや黒く変色していることがわかる。よく見ればモールド内部にも侵食しているが、これはモールドが完全ではないから。
よく、この状態は抵抗値が上昇しているのだという記事を見るが、これは単に表面状態が変化しているだけ。Fuseの抵抗は断面積と長さで決まるため、仮に表面が劣化していたとしても、その太い脚の部分では、Fuse性能に大した変化はない。もちろん劣悪環境下で浸食が進めば別だけど、車内のミニ平型でそんなこと…。
MH34SのFuse
まだまだ若い(初登録2015年)なので、セットで買って余りまくっているミニ平型のみ交換。
NB6Cで外したFuseと同様、交換したFuseは、端子部が酸化して黒ずんだりしていたものの内部はまったく変化なし。
部材
Fuseは、ヒューズリンクなどの特殊品はモノタロウ。平型やミニ平型は、モノタロウやアマゾンで手配。
ヒューズリンク 100A FC01-67-099 ¥679-
ヒューズリンク 60A FB01-67-099 ¥489-
ヒューズリンク 40A H116-67-099 ¥569-
ヒューズリンク 30A H115-67-099 ¥519-
ヒューズリンク 20A C100-67-S99 ¥219-
平型セット エーモン 3674 ¥299-
ミニ平型セット YFFSFDC 100セット ¥749-
車のFuse交換は、精神的安寧を得るための予防交換でしかないと思う。とはいえ、切れると大ダメージの部品。出先で飛んでしまうとえらいことに…。交換した旧部品を予備としてトランクに確保しておくことで、突発的なErrorであれば対応できる。保安予備部品を手に入れたって感じで考えておこう。因みに、トランクにはプラグの予備やバルブの予備も入ってます…。