U-18 Premier East 第14節 流経大付属柏
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ East 。鹿島アントラーズユースが今年参戦しているリーグだ。今年下位リーグから昇格し、初戦で躓いたものの、暫定ながら首位で後半戦に折り返した。
第13節終了時点で、鹿島は勝点26の首位。今日の相手の流通経済大付属柏は、勝点22の4位。上位対決だ。
今日の会場は、昨日熱戦が繰り広げられたカシマスタジアムであり、連荘でのカシマスタジアム入りとなった。
スタメンには、現在トップチームの2種登録選手である、松本遥翔、大川祐悟、佐藤海宏、吉田湊海が名を連ねている。もう一人のユースの2種登録選手は、先日J1リーグ初得点(クラブ最年少得点)を記録した徳田誉。当然今日はリカバリーのため不在。
カシマスタジアムで行われる試合は観戦するようにしているが、今日はいまだかつてない人の数。F駐車場(J1開催日はVIPや関係者用)が満車で停められなかったほど。首位の期待の表れ?
飲食店も出店していて、ハラミ丼の美味しそうな臭いが漂っていた。
試合は、鹿島が先制するものの、追いつかれて同点で折り返す。得点も相手GKのミスがらみだし、失点も鹿島のミスから。締らない試合の様相となっていた。
個人的な視点ではあるが、遥翔とウデンバがよくなく映った。双方、トップチームの公開練習で見ていることもあり、辛めな評価になっているかもしれないけど。
遥翔はマーク相手を捕まえられず、ほぼ主導権を握られていたし、持ち出したドリブルはことごとく奪われてカウンターを食らっていた。これでは、トップでは厳しい。覇気がないようにも感じられたが、途中交代したのは、最初から何か懸念があったんだろうか?
ウデンバは1年生ではあるがU-16日本代表(湊海と同じ)。だが、ボールを受ける時に周りを全然見ていないし、毎回警戒もしていないので、後ろから来た選手にことごとくボールを奪われていた。ポジション的に自陣での保持時に奪われては、バックス陣はたまらない。また、ボランチとして相手の選手へのマークが遠すぎて簡単にキープされている。フリーで自在にボールを持たれるシーンが多すぎた。
遥翔とウデンバで奪われたために喰らったカウンターは、片手では足りない。双方ともいい選手で期待大なだけに、早急に修正して欲しい。
終了間際になると、双方とも疲れからかオープンな打ち合いの展開になり、双方に点が入っていく。しかし、鹿島の3/4点目の失点に関しては、明らかにCBの連係ミス。中途半端なクリアやパスを拾われて、そのままカウンター喰らって失点。同じようなミスを立て続けにしては、ちょっと呆れてしまう。
そんな試合状況でも、湊海と海宏はちょっと別格だった。周囲との連携が前回の柏レイソルユースの時よりも悪い気がしたが、それでも個人技で周囲を圧倒していた。
また途中出場の島田は、DFをしっかり背負ってボールキープやポイントになる動きもできていた。今日の動きからするとかなりの戦力だと思うが、調べたら、05/23以来のベンチ入り。怪我でもしていたんだろうか?
後半途中から湊海が中盤に降りて、間延びした戦列を立て直すようになった。が、周りが対応できていない。おそらくまだ連携不足なのだろう。湊海は個人的には一番いい動きをしていたと思う。
折角最後尾まで戻って守備をして奪い取って、預けたボールを簡単に奪われて失点とか、ピッチに倒れこんでも当然のリアクション。もしかしたら優磨にスタイルが似てくるかもしれない。
結果は3-4(1-1/2-3)での敗戦となった。
前回の柏レイソルU-18との対戦では、アカデミーの小さな子たちが懸命に応援していたが、今回は? 残念だったのは、応援のスネアとバスドラが全然あっていないし、しかも声援ともずれまくっていた。はっきり言ってしまえば聞き苦しいの一言。応援の要のリズム隊があれでは、懸命な声援が報われない。
横浜FCが勝点2差で首位となり、鹿島は2位に落ちた。3位には勝点差1で、今日の対戦相手の流通経済大付属柏が追ってきている。次回はアウェイで青森山田高校。
※未消化試合のあるチームもあるが、上位の順位に影響なし。
しかし、プレミアEastで、青森山田高校(青森)と尚志高校(福島)が関東以外のチーム。アウェイ試合の移動大変だよなぁ。
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