百里基地航空祭 2023
※別サイトからの引っ越し記事
往復はがきで百里基地航空祭(特別公開:基地近隣11市町対象)に申し込んだら当選!!
前々職就業時にはF2(当時FS-X)の開発に携わっていたので、現在、我家の上空を訓練飛行しているF2には、いつも郷愁を覚えている。まあ、25年も前の話だし、既に私の設計部分なんて跡形もないんだろうけど。
FS-Xの木型実寸模型は間近で見たことあるけど、実機、しかも実際に動いているのを間近で見るのは初めて。とても楽しみ。
当日、僅かに雨模様の中、送迎バス駐車場に向かう。カシマスタジアム B駐車場には、8台の観光バス。先頭が10号車表示になっていたので、気の早い人はもう出発した模様。それとも集合時間が違うのだろうか? 基地まで片道40km。50分程度のバス旅。
基地に到着すると、霧のためにTake Offして数秒で期待が見えなくなるような状態(後で民間機で確認)。嫌な予感が・・・。すぐにアナウンスで、『本日の航空機の行動展示は、陸上走行のみとなり、また、F16/F18・・・・などの機体が参集できておりません』だと。
いきなり詰んだ。
とはいえ、念願のF2。ついでにF15/F35も駐機していて、それだけでテンションは上がる。特にF15/F2/SH-60はレーダー設計やデバイス/モジュール設計/製造にかかわったため、勝手に我が子認定しているんで。
とはいえ、設計/製造した部品は機体の中部なのでまったく見えないけど。かろうじて同僚の設計したアンテナが見えるくらい。
すぐ前をタキシングしていった際、向きを変えてジェット排出口がこっち向いた時には、暴風が吹き荒れた如く、暖かい風で帽子が飛ばされそうになった。う~ん、いい経験。いい場所に陣取ってたなぁ。
残念ながら、F-35は一切動くことのない展示のみだった。
そういえばF-35ってフェイズドアレイ積んでるのね。あとVTOL(垂直離着陸)見てみたかった・・・。ところで方探アンテナどこにあるんだろう?
百里基地の西側には、北茨城空港があり、飛行場を共用しているだけあって、こんな風に戦闘機の向こうに民間飛行機が離発着している。
しかし、会場は基本座るとこない(格納庫へのシートを敷いたりはできる)んで、ずぅ~と立ちっぱなし。さすがに疲れた。ちなみに、持ち込みの椅子類はGateで取り上げられます。椅子付きカバンとかも微妙・・・。明日の一般公開日は、どうやら晴れのようなので、動態展示ができそうで羨ましいです。
動態展示(地上滑走のみ、ヘリは滑空展示もあった)が終了したところで撤収。14:00のバスで朝の出発場所へ戻る。帰路、バスの経路沿いの民間駐車場では、明日の一般公開を待つ人たちが待機していた。恐るべし、航空Fan。
特別公開日という、百里基地近隣11市町村向けの、一般公開日前日のイベントの最大のメリットは、入場人員に制限があるということ。滑走路に面した最善列など、一般公開日では入ることなどできないだろう。しかも、離れれば場所を取られて終わり。でも、特別公開日では、いくら混んでも3列にはならない。圧倒的人数の少なさ。最大で最高のメリットです。
お弁当とお茶持って行ったので食事代かからなかったし、F2関連の商品で欲しい物がなかったので、基地に落としたお金がゼロ。来年は売上貢献します。なのでまた当選するといいなぁ。