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NB6C アイドリング不調

これまでに乗車中に経験した不具合は、
 O2センサー故障 x2(エンジンチェックランプ点灯) (2010年/2017年)
 ドリブンギア故障(スピードメーターがゼロ固定) (2010年)
 幌破れ (2011年)
 バキュームセンサ―故障(エンジンチェックランプ点灯) (2017年)
 窓下がり(2018年) 
 バッテリー上がり(JAF呼びも会員なので無料)  (2020年)

予備交換したセンサー/補器類は、最新年で
 タイミングベルト(2014年)
 クランクアングルセンサ(2014年)
 カムポジションセンサ(2014年)
 ウォーターポンプ(2014年)
 サーモスタット(2014年)
 クラッチ(2014年)
 キャリパO/H(2023年)
 クラッチレリーズ/マスタO/H(2023年) 

重大な不良?は特に経験なし。購入して18年、壊れない、手がかからない車車だったんだけど…。

それが突然、本当にいきなりアイドリング不調になってしまいました。


1. どんな症状になったのか

アイドリング不調といっても色々あります。私の車が陥ったのは、

安定すべきであろうエンジン回転数から、回転数が落ちるというもの。これは、冷間時アイドリング(1200rpm)、暖気後アイドリング(850rpm)においても同じ現象。所謂、エンジン回転が落ちる方にハンチングする状態。発生すると周期的に変動し、冷間時は700rpm付近まで息つき戻るというもの。暖気後はエンスト一歩手前まで下降し、もしくはエンスト。まれに、落ちてから上がって戻るといったこともある。

その状態で走行した場合、回転数は問題なく(アクセルの動きに普通に連動して)上がるが、なんとなくアイドリングのハンチングの周期で回転数が落ちているような感覚を受ける。

初めての症状でびっくりしたが、退職後、マイカー2台体制になったこともあり、最低限の足は確保できていることから、楽しんで整備してみることとした。車検とったばっかだし…。

ディーラー持って行ってコンピューター診断受けるのは最後の手段!!有料だし、高いし…。以前舘林のディーラーで聞いたら、診断¥5,000-って聞いて、ありえんと思ってしまった。以来ディーラーはトラウマ。転居前にお世話になっていたショップははるか遠く180kmも離れてるし…。

そういえば、車検時にOBD2検査が来月から適用されるなぁ。国産車は2021年10月1日以降の新型車が対象らしいので、当方には無関係だが、追加費用(¥400-)だけはきっちり取られるらしい!!

車検検査証票の位置変更と言い、OBD2検査費用の全車徴収といい、相変わらずふざけた制度決めてきやがる…。

2. ODB2スキャナで状態確認

うちのNB6Cは、後期型(3000000~)とはいえ2002年車であり、OBD2の国際規格に順守する2008年以降の国産車ではない。それでも、測定できる項目が少ないながらも、OBD2検査は自体はできる。

私はこのOBS2スキャナを有していたので、まずは車の状態を見てみた(2017年購入 ¥5.480-)。なお、現象発生から現時点まで、エンジンチェックランプは点灯していない。

スキャンしたところ、Errorはなし。また、Live Dataも見たが、数値はそれらしい値を吐き出している気がする。っていうか、変化しているということしかわからないので、それが正しいのかどうか…。

以下に、スロットル開度の違いによる、OBD2のLive Dataを示す。iOSのアプリの保存機能がPoorで、保存機能が表示画面分しか保存しないので、下表の2重枠線の上下で厳密には状態は違うが、大体そんな感じということで。なお、冷間スタートの状態。

OBD2 LIVE Dataの数値比較

スロットルオフ0(1000rpm)/1800rpm/2800rpmを狙ったが、大幅にずれてしまっている。が、まあ、比較自体はできるだろう。参考までに、列が右に行くほど、スキャンした時系列が進んでいる。

・負荷計算値
  エンジン負荷のことらしい。だんだん低くなっていく?
・冷却水温度
  温まっているはずだから上昇していOK。水温センサは大丈夫?
・短絡的な燃料補正
  
何のことかよくわからない
・エンジン回転数

  スロットル開度に従ってきちんと上がっている。
・点火進角
  これっていいの?9~16°が適正って聞いたことあるけど?
・吸気温度
  外気こんなもんじゃね?
・吸気流量
  スロットル開度に応じて流量増えると思ったけど?
・スロットル位置
  きちんと変わっている
・O2センサの出力電圧
  エンジン回転数に従って、出力電圧が変化はしている。

なんか、点火進角が全然違うんですけど…。これっていいんだろうか?この数値ってタイミングライトで読み取る数値と一緒なんだろうか?

さて、どうしよう・・・・・

3. 疑わしき項目を抽出すべし

今は便利な世の中。Web検索でサイトを徘徊して、不調原因につながる項目を系統別に抽出していく

(点火系不良)
・プラグ/プラグコード不良
・イグナイター不良

(燃料系不良)
・燃料フィルタ不良
・燃料ポンプ不良
・インマニ汚れ
・インジェクター不良

(吸/排気系不良)
・スロットル/スロットルセンサ不良
・IACV/IACVセンサ不良
・エアフローセンサー不良
・バキュームセンサ不良
・E.G.R.バルブ不良
・P.C.V.バルブ不良
・O2センサー不良

(機械系不良)
・圧縮不良

(その他)
点火タイミング不良
・ECU不良
・クランクアングルセンサー不良
・カムポジションセンサー不良
・水温センサー不良
・ニュートラル・スイッチ不良
・クラッチ・スイッチ不良

とまあ、全部ではないだろうが、こんなにも原因はあるわけだ。

就業時には通勤に使っていたため、ほぼ毎日運転していた。お世話になっているショップからは、『この車、全然壊れないねぇ』と言われるほど。そのせい?で、22年間もの間、一度も交換してこなかった部品もかなりある。整備に手を抜いていたツケが一気に来た感じだ。

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