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自宅の排水管を洗浄してみた

  @2024.03.10

先月の浄化槽点検後に担当者から、『そろそろ浄化槽清掃(汲み取り)時期ですね』と告げられた。以前の浄化槽清掃が2020年1月と2022年の4月なので、ほぼ2年周期ということか。料金は¥19,800-、汚泥引抜量1.7㎥程だった。

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[余談]

いきなり余談ではあるが、鹿嶋市の水道料金は高い。これまで、賃貸アパートを東京、埼玉、群馬、宮城などなど渡り歩いたが、上下水道完備でどこでも¥2,000/2月程度。年間約¥120,000-程度だった。@一人暮らし

ちなみに、鹿嶋市の水道料金は、¥2,310/月(Φ20 <10㎥)であるので、年間約¥28,000-。しかし、これは上水道のみ。現在の住居は下水道が通っておらず個別処理で合併浄化槽が設置されている。このため、先の様に二年毎に浄化槽清掃で約2万円。さらに年間4回の法定点検費用として年2万円…。つまり、上下水道で年間約58,000-程度かかっている。今までの4.8倍…。下水道があれば安いかといえば、市街地は下水道が整備されていて、¥1,320-/月(Φ20 <10㎥)なので、年間¥54,360-。大して変わらない…。

田舎は人口が少ないから、負担母数が小さく、公共費は高くなるのは仕方ないねぇ。しかし、隣接する鉾田市は同一条件で¥1,950-/月、神栖市はなんと¥1,000-/月。鹿嶋市はほぼ台地だし川がないから取水が難しいんだろうか?
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さて、youtubeで排水管が詰まった時の高圧洗浄機での清掃動画を見て、”うちの排水管はどうなっているのかしら?”、”詰まりモンは浄化槽清掃前に流しちまえばいいのでは…”と思い立ち、アマゾンで ケルヒャー用 パイプクリーナーホース 配管洗浄 10M(¥2,830-)を購入した。


本体は、ケルヒャーK2クラッシック カーキット(@2020年 ¥9,510-)を使用。


業者はケルヒャー等の一般家庭用の数倍の水圧で清掃するらしいが、点検清掃程度であれば、ケルヒャーでも問題ないのでは?


まず、浄化槽の第1室の蓋、排水管の点検口の蓋を開ける。

点検口5つ

点検口は、上流から台所、トイレ、洗面所&洗濯機、浴室で、手前は最終的に浄化槽に入れるための直角部。


ちなみに、浄化槽の第1室の蓋を開けても、汚泥は沈殿しているので特に匂いません。全て液下に沈んでいるので、何も見えません。


点検口を開けて確認すると、確かに汚れが付着していることがわかる。カーキ色のものが油化した油系の汚れ。これ、固くなっていない様子なので容易に洗浄できそう。写真は上側が台所からの流路、右側がトイレからの流路。合流して下側に流れていく合流点検口。


前述のように、台所が一番浄化槽から遠いのはいいんだけど、その場合、最上流が台所という、汚れが最も貯まる構造になる。それでも、それほど汚れてはいない気がする。


で、浄化槽第1室への流入口からどんどん上流側に、分岐部ではそれぞれ上流と屋内側(風呂、洗面所、トイレ、台所)のL字構造部分までをどんどん洗浄していく。下流からやるのは、万が一汚れが多くて詰まってしまうのを少しでも避けるため。

購入した排水管ホースはかなり固い。万が一引っかかった場合は、素人では手に負えなくなるので、無理せず軽くゴリゴリ押し込み、無理ならそこまでとした。作業時間は準備開始から後片付け完了まで1時間半程度。


台所の排水管が最も油化したどろどろの汚れが多く、トイレからは途中で滞留していたトイレットペーパーらしきものが少し流れてきた。ケルヒャー程度の水圧でも、かなりきれいにすることができ、隔年この時期の恒例行事になりそう。ちなみに、現在の住居に越してきて4年、初めての排水管洗浄。前のオーナーは別荘利用だったらしいし、新築してからもしかして清掃していない?いずれにせよ、隔年の浄化槽清掃前に実施すれば、殆ど気にならない程度で済みそうかな?


その気になったら、屋内側からやってみるのもありかもしれない。


後日

浄化槽清掃のために業者さんが来たので、作業前にパシャリ。

排水口洗浄後の、浄化槽第1室の状態。汚泥や数時間前のペーパーは沈殿しており、浮いて見えるものが今回清掃で流した排水管にこびりついていた汚れ(油なので沈まない)。業者さんが、『排水管清掃されたのですね、ありがとうございます』 との話。どうやら、排水管が詰まると、まわりまわって浄化槽清掃業者に話が来る模様。緊急案件の予定外作業は計画もずれるし困惑するそうで、こういった作業は助かるらしい。


清掃後は汚泥から水からすべてを綺麗に汲み取ってくれた(底が見えている)。


天婦羅やフライといった揚げ物の油は固めて廃棄というのは勿論、炒め物の油も極力キッチンペーパーでふき取って極力流さないようにしているが、それでも皿や調理器具の洗浄やしゃぶしゃぶの水に溶けたもの等、結構流れて行ってしまうものである。その汚れを実際に目にすることで、改めてしっかりしないとと思うとともに、”定期的に排水管の掃除しよっ”って思う。

作業完了後は、先日貯めていた風呂の残り湯(水を追加して浴槽満タンにしていた)を流してすべて終了。そうじゃないと、上水を百数十リットルも流され続ける…。

溜め水もあったので、業者さんの作業時間は23分の早業でした。作業後、もう一軒まわってタンクを満タンにしてから処理施設に回るとのこと。ご苦労様です。

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